さな
(更新)
英語では、名詞の前に to〜 をつけると、動詞になるケースがたくさんあります。
そう考えると、名詞と動詞のどちらかさえ覚えておけば、同時に2つの単語を覚えたということになりますね!
今回は、名詞としても動詞としても働き、関連する意味を持つ言葉をご紹介していきます!
たくさんあるため全部解説できませんが、一般的によく使うものを厳選してみました。
名詞として使用する場合は、どのような動詞と組み合わせるかに注目してみてくださいね。迷った場合は動詞形を使うと良いですよ。
名詞としての answer は「答え」「回答」「返答」などを指します。名詞として使う場合、give〜 などの動詞と合わせることが一般的です。
一方で、動詞としての answer は「答える」「返答する」という意味に変わります。では、上記の例文を、動詞としての answer を使って言い換えてみましょう。
命令のようにも聞こえる直接的な表現ですね。
Crash は「衝突」や「激突」を指す単語です。「交通事故」は car accident の他にも、car crash と表すことができます。
そして動詞の crash を用いた例文を見てみましょう。
名詞の delay は「遅延」や「遅れ」そのものを指します。
そして動詞の delay には他動詞と自動詞の2種類があります。1つ目は「(意図して)遅らせる」という意味の自動詞。
そして他動詞としての delay は以下のように使われます。
Email は、名詞としても動詞としても使用可能です! 名詞の場合は、to send an email(メールを送信する)や to receive an email(メールを受信する)のように使います。
「終わり」を意味する end に to を付け足すと、「終わる」になります。これは簡単ですね!
この例文の end は名詞です。Come to and end は「終わりを迎える」という意味ですが、これはフレーズごと覚えておきましょう!
2つ目の例文は to が入っているため、動詞ですね! 別の例文も見てみましょう。
2つ目の例文は to が入っていませんが、動詞としての役割を果たしていますね。
「推測」や「推理」を意味する guess という単語。そして動詞になると、「推測する」「推理する」の意味になります。
「関心」や「興味」という意味を持つ interest は、使い方が複数あります。
1つ目は、to have interest で「興味を持つ」を指す表現です。この interest は名詞ですね。
次に、to be interested/is interested のように使うときは、interest は形容詞に変わります。
そして最後の interest は動詞です。この場合は、興味の対象が文頭にきます。
「冗談」を意味する名詞の joke は、動詞にすると「冗談を言う」という意味になります。これもわかりやすいですね!
また、-ing形を使わなくても、joke は動詞として用いることができます。
「キス」も名詞と動詞で同じ意味を持つ英単語です! 名詞として使う場合は、このように表現できます。
直訳すると「キスをください」ですが、英語ではこのように言うことが一般的ですよ。
これはわかりやすいですね。映画や歌でも聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。
ちなみに、hug(ハグ)も使い方が一緒で、名詞としても動詞としても働きます。あわせて覚えておいてくださいね!
「名前」を意味する name は、動詞に変わると「名付ける」という意味になります! では例文を見てみましょう。
Give 〇〇 a name で「名前をつける」という意味になります。赤ちゃんやペットなどに対して使うことが多く、〇〇には「名付けの対象」が入ります。
そして動詞の name を使うときは以下のようになります。
Order には主に2つの意味合いがあります。1つ目は、「注文」「注文をする」を指す order。
現代はオンラインショッピングをする人も多いかと思いますが、「注文をする」は to place an order と表現します。
一方で、動詞としての order は以下の通りです。
そして2つ目の意味は、「命令」「命令をする」の方の order。
2つ目の意味の order には、command(指図)や instruct(指示)などの類義語があります。
「香り」「匂い」を指す smell は日常的に使う言葉の1つです。名詞としての smell、そして動詞としての smell の用法をしっかり覚えましょう!
Support を和訳すると「援助」や「支援」、「応援」など複数の意味合いがありますが、英語では support の一言でさまざまなことを伝えることができます。
この例文の support は名詞です。To need support というフレーズはよく見聞きするので、ぜひ覚えてくださいね。
ここでは、「応援」「支持」を意味する動詞として用いています。
最後の support は、文脈からも読み取れるかと思いますが、動詞の「支える」を意味しています。
日本語でも、「話」という漢字は名詞ですが、「す」を付け足した「話す」は動詞ですよね。
Talk という英単語は、動詞だけでなく、名詞として用いることも可能なんです! 「話」や「会話」を指します。
「掃除機」を意味する vacuum は、掃除機本体を指すこともあれば、「掃除機をかける」という意味で使われることがあります。
正式には vacuum cleaner ですが、省略して vacuum(s) と言うのが一般的ですよ。
名詞の visit は「訪問」や「来訪」を指します。
ここでは「会いに行く」と訳していますが、to pay 〇〇 a visit というフレーズで「会いに行く」「訪ねる」という意味になるのです。この visit は名詞として用いていますね。〇〇には、会いに行く対象の人を入れます。
To visit〜 はそのまま「会いに行く」「訪問する」という意味です。
最後にご紹介する単語は walk です! 名詞の walk は「散歩」を指し、動詞の場合は「歩く」を意味します。
英語には、文字を少し付け足したり削ったりすると、品詞が変わることが多々あります。日本語でも同じですよね。
今回ご紹介した英単語のなかで、「これ動詞としても使えるんだ!」や「これって名詞にもなるんだ!」というものはありましたか?
単語は17選ご紹介しましたが、実は34個の単語を覚えたことになりますね。
ぜひこのような言葉をどんどん覚えて、実際の会話に役立ててみてくださいね!