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Tea=ゴシップ?実は意外な意味を持つ基礎英単語20選

Tea=ゴシップ?実は意外な意味を持つ基礎英単語20選

みなさんは「tea」「nuts」「lemon」「mint」と聞いて何を思い浮かべますか?

「お茶の時間?」「おやつ?」と思った人もいることでしょう。

みなさんがよく知っているこれらの単語には、他にも意外な意味があるんです。

今日は「tea」や「nuts」のように、実は意外な意味を持つ基礎英単語を紹介したいと思います!

意外な意味を持つ基礎英単語20選

Tea

Tea は「お茶」という意味の他に、「ゴシップ」「面白いうわさ話」という意味があります。

「ゴシップ」という意味の tea は、もともとドラァグクイーンが使っていたのが始まりだという説もありますが、現在ではティーンエイジャーからヤングアダルトまで多くの若者が使っています。

I heard some tea about Jane!
「ジェーンの面白いウワサ話聞いちゃった!」
What’s the latest tea??
「何かゴシップない??」

tea と言えばイギリスでよく飲まれているイメージがありますが、イギリスで tea と言うと「お茶」の他に「夕食」のことを指すこともあるんです! 通常は午後遅めの軽食を指すことが多いですが、普通にがっつり食べる夕食を指すこともあります。

どちらにしても飲み物として紅茶が付いてくるのが一般的だそうで、ややこしいですよね。

Dinner

「夕食」と言えば、dinner という単語を思い浮かべる日本人が多いと思いますが、北米、特にカナダの大西洋州の多くでは dinner は「お昼ご飯」を指します。そして「夜ご飯」は supper と言うのが一般的です。

Would you like to come over for dinner tomorrow?
「明日、うちにお昼ご飯を食べに来ませんか?」

Roast

Roast と聞くと、美味しそうなお肉を思い浮かべるのは私だけでしょうか?

Roast は「(お肉などをオーブンで)焼く」「(豆などを)炒る」という意味で使われることが多いですね。

しかしこの roast はスラングで「からかう」という意味があります。「からかわれる」場合は、to get roasted のように言います。

Guys, stop roasting me!
「みんな、からかわないでよ!」
You just got roasted!
「おまえ、からかわれてやんの!」

Nuts

Nuts と言えばピーナッツなどのナッツ類をまず思い浮かべますよね。この nuts には「気が狂った」「頭のおかしい」という形容詞の意味があります。この場合、常に nuts と s が付くので覚えておきましょう。

Are you nuts?
「あなた頭おかしいの?」

To go nuts という表現もあり、これは「気がふれる」「怒り狂う」という意味になります。

My dad will go nuts when he finds out I crashed his new car!
「お父さんは、私がお父さんの新車を壊したのを知ったら、怒り狂うだろうな」

Lemon

みなさんご存じの lemon「レモン」ですが、「欠陥車」「不良品」という意味もあるんです。

レモンの見た目は美味しそうだけど、実際食べてみるととても酸っぱいですよね。このことから、外観からは欠陥があるのがわからないけど、実際運転してみると次々に故障するような車のことを lemon と言います。

This car is a complete lemon; it broke down almost immediately after I bought it.
「この車は完全な欠陥車だ。買ってすぐに故障してしまった」

Juice

Juice と聞いて「ジュース」以外を思い浮かべる人の方が少ないのではないでしょうか。Juice には「元気」「活力」という意味もあるんですよ。

The athletes seem to be running out of juice. They should take a break.
「選手たちは力尽きたようだ。休憩を取るべきだ」

Mint

Mint と言えば「ミント」や「ハッカ」という意味ですが、それ以外に「造幣局」という意味もあるんです!

Canada has two mints, one in Ottawa and another in Winnipeg.
「カナダには造幣局が2つあり、1つはオタワ、もう1つはウィニペグにあります」

また、スラングで「mint condition」というフレーズは、物が新品同様で非常に良い状態であることを意味します。直訳すると「ミントのような状態」となりますが、これは物が使用されていない、または非常に慎重に扱われてきたという意味合いを持ちます。

例えば、中古車市場や収集品の取引においてよく使われる表現です。

Formula

Formula と聞くと「(数学などの)公式」や「(レーシングカーの)フォーミュラ」かなと思いますが、乳幼児を持つ親だと「粉ミルク」をまず思い浮かべることでしょう。

The price of baby formula has been rising in Canada.
「カナダでは粉ミルクの値段が上がり続けている」

Game

Game には「ゲーム」や「競技」という意味があるのはよく知られていますが、「(狩猟の)獲物」や「(狩猟で狩った)鳥獣の肉」という意味もあります。

Are there any restaurants in town that serve wild game dishes?
「町にジビエ料理(狩られた鳥獣を使った料理)を出すレストランはありますか?」

また、Are you game? というフレーズもあり、これは「参加する意欲があるか?」や「やる気はあるか?」という意味です。

この表現は、ある活動や計画に対して相手が興味を持っているか、参加を望んでいるかを尋ねる際に使用されます。日常的な会話の中で軽い提案や誘いをする際によく使われるフレーズです。

Are you game for a hike this weekend?
「今週末ハイキングに行く気はある?」

Sick

もし誰かが sick と言っていたら「病気なのかな?」「気持ち悪いのかな?」と思いますよね。Sick は「病気の」「吐きそうで」という意味で習ったのを覚えている方も多いのではないでしょうか。

でも実はこの sick には「やばい」「かっこいい」という意味があるんです! この sick はスラングで、若者がよく使います。

Bro, that’s totally sick!
「おい、めちゃくちゃヤバいぜ!」
This song is sick!
「この曲かっこいい!」

Plastic

ここで紹介する plastic は「プラスチック(製)の」という意味ではありません。ですがプラスチック製の物です。

Plastic money 「プラスチック製のお金」と言うとおわかりになる方もいるでしょう。そうです、plastic は「クレジットカード」という意味もあるんです。クレジットカードだけでなく、デビットカードも plastic と言えます。

John borrowed his rich dad’s plastic and bought everyone a drink at the bar.
「ジョンは金持ちのお父さんのクレジットカードを借りて、バーでみんなにお酒をおごってたよ」

Plastic が人に対して使われる場合は、「偽の」「見せかけの」という意味になります。これは人を軽蔑するときに使うことが多いです。(英語で「整形手術」を plastic surgery と呼びます。)

She seems so plastic. You’ve seen her fake smiles, haven’t you?
「彼女ってすごい作ってそう。彼女の偽の笑顔見たでしょ?」

Fly

動詞だと「飛ぶ」や、名詞だと「ハエ」として覚えていると思いますが、別の名詞の意味で「(ズボンの)チャック」を意味します。

Did you see Jack’s fly was open during the presentation?
「プレゼンのとき、ジャックの社会の窓が開いてたの見た?」

Ball

ball「ボール」という意味を知らない人はいないと思いますが、この ball には「(公式な)舞踏会」という意味もあります。「ボール」の意味だけしか知らないと、一体なんのことを言っているかわからないですよね。

My friend and I were invited to a masked ball last Saturday.
「先週の土曜、友達と私は仮面舞踏会に招待された」

また、to have a ball は「とても楽しむ」や「大いに楽しむ」という意味のフレーズです。この表現は、パーティー、イベント、あるいは他の楽しい活動に参加しているときの楽しみ方を表すのによく使われます。

We had a ball at the beach yesterday.
「昨日はビーチでめちゃくちゃ楽しんだよ」

Safe

「安全な」という意味でよく使う safe には「金庫」という意味もあります。確かに金庫に入れている物は安全なので、なんとなく理解できますよね。

Please put all your valuables in the safe in your room.
「貴重品はお部屋の金庫に入れてください」

Minutes

Minutes と聞くと「分」の複数形が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、minutes は「議事録」という意味もあります。

I usually take the minutes when we have meetings at work.
「職場で会議があるとき、私は通常議事録を取ります」

Labour/labor

「労働」という意味で知られる labour/labor には、「分娩」「陣痛」という意味もあります。イギリス英語だと labour で、アメリカ英語だと labor です。

My wife is in labour now.
「妻は分娩中です」

Diet

Diet と聞くと痩せるための「ダイエット」や「食事療法」などを思い浮かべますよね。The Diet と大文字の D で始まっている場合は「(デンマーク・スウェーデン・日本などの)国会」を意味します。

The Diet in Japan is composed of a lower house called the House of Representatives, and an upper house, the House of Councillors.
「日本の国会は、衆議院と呼ばれる下院と参議院と呼ばれる上院の2つから構成される」

Change

Change は動詞だと「変える」、名詞だと「変化」という意味で覚えている人が多いでしょう。しかし change には「小銭」「お釣り」という意味もあります。この場合は不可算名詞ですので気をつけましょう。

Sorry, I don’t have small change.
「ごめんなさい、小銭がなくて」
Here’s your change.
「お釣りです」

Fine

Fine と聞くと I’m fine. の fine がまず頭に浮かびますよね。この fine は「とても元気で」という意味ですが、fine には「罰金」という意味もあるんです。

I got a $200 fine for speeding last night.
「昨日スピード違反で200ドルの罰金を科された」

Will

Will と聞くと人の名前か未来形の will を思い浮かべますが、will には「遺言」という意味もあります。

My uncle drew up his will before he passed away last month.
「叔父は先月亡くなる前に遺言書を作成した」

さらに、「決意」という意味もあります。

"Where there's a will, there's a way" というフレーズは、決意さえ固めれば何でもできるという意味で、インスピレーションを刺激する一般的な表現です。

まとめ

今日は、実は意外な意味を持つ基礎英単語を紹介しましたがいかがでしたか?

本記事で紹介した単語のように、全く異なる意味を持つ単語はたくさんあります。

これらの単語を覚えることで、単語力はもちろん、英語力のアップにもつながりますので、どんどん覚えるようにしましょう!