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【決定版】英語のリスニング力を爆上げする9つのコツと学習のポイント

【決定版】英語のリスニング力を爆上げする9つのコツと学習のポイント

「リスニング力を上げようと思って英語をたくさん聞いているのに、なかなか聞き取れるようにならなくて困っている」という方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

単語暗記や文法学習と違い、勉強さえすれば覚えたり理解できるようになったりするわけではないリスニングは、英語学習者の方にとってどう対応すればいいのか分からない大きなハードルの一つです。

今回は、そんな英語のリスニング力を上げるためのコツ学習のポイントをまとめてお伝えします。

ただ漠然と聞くのではなく、コツを押さえることでリスニング力は飛躍的に向上させることができます。

ぜひ参考にして今日から取り組んでみてください。
 

英語のリスニング力を爆上げする9つのコツと学習のポイント

英語のリスニング力を爆上げする9つのコツと学習のポイント

英語リスニングのコツ①:日本語訳がなければ理解できないと思い込まない

リスニングに限ったことでもないのですが、そもそも外国語としての英語技能を高めるために大切なことは、いつまでも日本語訳に頼ろうとしないことです。

日本語訳ができてこそ英語が理解できた証だと思われるかもしれません。

しかし英語と日本語はまったく語順が異なる言語ですから、瞬時に理解が求められるリスニングでは、日本語訳はほとんど役に立たないのが現実です。

たとえば次の英文を見てください。

I met① him② at the restaurant③ in Kobe④.

これを日本語訳すると、

私は 神戸の④ レストランで③ 彼に② 会いました①

となりますが、日本語訳では主語以外の部分(下線部)が、英文をちょうど真逆から遡るように訳した形になっていますね。

英語を日本語を並べてみると、まるで鏡に映したような形になります。

これでは、英文を最後まで聞いてからでないと日本語訳が完成させられません。

でもそんなことをしていては、相手はどんどん次の言葉を発していくので、あっという間に置いてけぼりにされてしまいます。

こちらが日本語訳をしている時間など待ってはくれないのです。

さらに長い英文の場合には、全文を暗記してからでないと訳せないという問題もあります。

聞いてほとんど同時に日本語訳をするのは同時通訳のような高度なもので、あまりにも難しく、現実的ではありません。

ですから、日本語訳を考えながら聞こう、という姿勢そのものを最初に捨ててしまいましょう

正確な日本語訳は、あくまで英文の構造や内容を理解するための学習プロセスで参考にすることであって、現実の使用時には必要ないのです。
 

英語リスニングのコツ②:英語の語順にしたがって理解していく

では、日本語訳に頼らずにリスニングをするにはどうすればいいのでしょうか。

そのコツは、英語を語順の通りに英語のまま理解していくことです。

これは先ほども述べたように、「英語→日本語訳→理解」ではなく「英語→理解」という意識が持てなければできません。

日本語を間に挟まないなんてできないと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

たとえば「dog」という単語を理解するとき、「犬」という日本語訳が必要でしょうか?

おそらく dog を知っている方であれば、瞬時に犬を日本語ではなく「動物のイメージ」として頭に思い浮かべることができるのではないでしょうか。

それと同じことを、他のフレーズ(語句)やセンテンス(文)でもできるようにするのです。

最大のポイントは、単語一つ一つではなく、意味のかたまりごとに理解することです。

初級者の方はどうしても単語ごとの音を拾い上げていくことに終始しがちです。

そうではなく、フレーズやセンテンスという大きな意味のまとまりでとらえることを目指します。

たとえば先ほどの例であれば、

I met him

というフレーズを聞いたとき、「私は彼に会った」と日本語で考えるのではなく、「私が彼に会った情景」をイメージとして受け取るのです。

そして、

at the restaurant in Kobe.

という続きを聞いて、やはり「神戸のレストランで」などと日本語訳をせず、「景色として神戸のレストラン」を思い描くわけです。
 

音読が英語の語順理解力を高めてくれる

では日本語を介さずに、英語の理解力を高めるにはどうしたらよいのかというと、音読をすることです。

音読の詳しいやり方については、以下の記事で効果的な訓練法を段階的にまとめてありますのでご覧ください。

確実に英語の「発音力」を鍛える2種類の音読方法【英語音読トレーニング vol.1】

8月 23, 2019
サイトトランスレーション

英語感覚を養う音読練習法「サイトトランスレーション」とは【英語音読トレーニング vol.2】

9月 4, 2019
感情を意識した3つの総合的な訓練方法

英語音読の総仕上げ!「感情」を意識した3つの総合的な訓練方法【英語音読トレーニング vol.3】

10月 2, 2019

ちなみに、英語の構造パターンはシンプルなので、上級者レベルになると、相手が次にどのようなフレーズを投げかけてくるかを感覚的に推測できるようになります。

「I met him」のような行動情報を聞いたとき、その続きに「場所」や「時」といった補足情報が流れて来るな、ということがあらかじめ想定できるようになるのです。

こうした力も、音読訓練によって培うことができますから、絶対に実践したいところです。
 

英語リスニングのコツ③:カタカナで英語の音を想定してはいけない

カタカナで英語の音を想定してはいけない

リスニングを苦手とする人の原因の一つに、「実際の発音が思っていた音と違う」というものがあります。

単語は知っているしフレーズの意味も分かる。にもかかわらず、聞き取ることができないのは、発音そのものを間違って想定してしまっている、つまり勘違いしてしまっていることが挙げられます。
 

音節の勘違い

発音における勘違いの一つは「音節」です。

英語には「音節」と呼ばれる音の区切りがあります。これはおおむね、母音を中心とした音のまとまりのことで、日本語の場合は基本的に一文字が一つの音節を成します。

たとえば「つくえ」は「つ」「く」「え」という3つの音節で成り立ちます。それぞれの音に母音が含まれていますね。

カタカナ語も同様で、「デスク」は「デ」「ス」「ク」という3つの音節で成り立っていることになります。

ところが英語の場合、「desk」は一つの母音「e」を中心とした、たった1音節の単語です。

カタカナ「デ・ス・ク」のように「ポン・ポン・ポン」と3つの音が連続するのではなく、desk は「ポン」ッというたった一つのリズムで言い終えてしまうのです。

よく「英語は速くて聞き取れない」と言う人がいますが、この観点からすると、英語は速いのではなく、日本語に比べて音節が少ないがゆえに「短い」のです。

こうした音節の違いによる日本語と英語のリズムの違いを知らないがために生まれるのが、「自分が思っていた発音ではない」という勘違いです。

この問題を解決するためには、音節だらけのカタカナ発音(日本語発音)から離れ、正しい音節に意識を向ける必要があります。
 

発音の変化

発音におけるもう一つの勘違いは「発音の変化」です。

英語は語と語が連続するとき、いくつかのパターンで発音が変化することがあります。
※以下の発音については、便宜的にカタカナを使用しています。

■ パターン1:連結

これは前の語の末尾の子音と、次の語の頭の母音がくっついて連続した発音になることです。

例:an elephant→「アン エレファント」ではなく「アネレファント」のように聞こえる。
 

■ パターン2:同化
これは前の語の末尾と、次の語の頭の音が互いに影響し合うことで別の音になることです。

例:Could you→「クッド ユー」ではなく「クッジュー」のように聞こえる。
 

■ パターン3:脱落

これは同じ子音が連続する場合に前の子音を読まなかったり、特定の文字を発音しなかったり(聞こえにくくなったり)することです。

例:good driver→「グッド ドライバー」ではなく「グッドライバー」のように聞こえる。
 

■ パターン4:フラッピング

これは主にアメリカ英語で、ある条件のもとで[t]の音が[r]や[d]のような発音になることです。
※イギリス英語ではフラッピングは起こりません。

例:better→「ベター」ではなく「ベラー」のように聞こえる。
but I→「バット アイ」ではなく「バライ」のように聞こえる。
 

こうした音の変化も、単語を個々に発音した場合と音が異なるために「速くてついていけない」といった問題を引き起こします。

しかし実際には、音が繋がったり消えたりすることで短くなっているだけなのです。

カタカナで英語の発音を想定していると、音節の違いと音の変化による「リスニングが難しい」という壁に必ずぶつかります。

英語の意味を英語のまま受け取ることと同様に、英語の音も英語のまま受け取ることが大切なのです。
 

英語リスニングのコツ④:強形と弱形を知る

「音が消える」ということに関連しますが、「強形」と「弱形」の区別もリスニング上達に大切なコツです。

英語の文が発音されるとき、すべての単語が一律に同じ強さやイントネーションで発音されるわけではありません。

強く発音されるものもあれば、ほとんど聞こえないほど弱くしか発音されないものもあり、音の強弱が混在しながら音が流れていきます

強い発音を「強形」、弱い発音を「弱形」と呼びますが、この発音の強弱の目安となるのが、「内容語」「機能語」という2種類のことばです。

  • 内容語=実質的な意味と内容を伝えることば(名詞・形容詞・動詞・副詞など)
  • 機能語=文法的な関係や機能としてはたらくことば(代名詞・前置詞・接続詞・助動詞など)

英語では、しっかりと相手に意味内容を伝えたい内容語は強く発音され、逆に内容的には大きな意味を持たず、文法的な成り立ちとして必要な機能を果たす機能語は弱く、短く発音されます。

コミュニケーションで大切なことは、言いたい内容を相手に伝えることです。だからこそ内容語は強く、機能語は弱く発音されるわけですね。

このように、ことばとしての性質の差が発音の差となって表れることを知っておくことも重要です。特に弱形は、語と語の間でまったく聞こえないほど飲み込まれてしまうことがよくあります。

「and」が「アンド」と聞こえるはずだと思っていたのに「ン」程度にしか聞こえなかった、「it」が「イット」と聞こえるはずだと思っていたらほとんど何も聞こえなかった、みたいなことはよくあります。

機能語の発音は、「(ほとんど)聞こえなくて正解」くらいのつもりで受け入れることが大切だということです。
 

英語リスニングのコツ⑤:単語を一つ一つ聞き取ろうとしない

英語リスニングのコツ⑤:単語を一つ一つ聞き取ろうとしない

上述のような「自分が想定している音と違うから聞き取れない」という問題を解決するにはどうすればよいのでしょうか。

それは、単語を一つ一つ聞き取ろうとしないことです。

先述のように英語の発音は、文の中でいろいろな影響を受けてさまざまな音に変化します。

この現実の前では、個々の単語をカタカナ音で覚えたところで大した役に立ちそうにないことは容易に想像できるでしょう。

フレーズやセンテンスで頭から追いかけていくことが大事、ということについてすでに述べましたが、大きなまとまりとしての音を正確につかみ取るためにも、その意識はとても重要なのです。

まずは、単語個々の発音を知ることは大切です。

それができたら、フレーズや文というまとまった単位になったときにどのように発音されるかということに耳を傾け、ご自身でも言えるように繰り返し練習してください。
 

英語リスニングのコツ⑥:一言一句完璧に聞き取れなくてもOKという心構えを持つ

特に初級者の方へのアドバイスになります。

リスニングをするとき、全てを完璧に聞き取らなければならない、とカタくなる必要はありません。

少し乱暴な言い方になりますが、内容語を聞き取ることができればだいたい相手の言いたいことは分かるものです。

弱形となる機能語は聞きづらく、それどころかそもそも聞こえない(発音されていない)ことすらあります。

また、完璧であろうとすると、一度でも聞き逃した途端に「しまった、今何て言ったんだろう?」と考えてしまいやすくなります。そうして考えている間にも相手の話はどんどん進んで、あれよあれよと置いていかれてしまう…

ですから、「全てを完璧に聞き取ろう」と思うのではなく、リズムやイントネーションに注目し、特に内容語は強く発音されますから、このあたりをざっくりと聞き取ることができればとりあえずOK、くらいのつもりで最初は構いません。

あまり肩に力を入れ過ぎず、精神的に気楽に構えておくことも、リスニング上達に必要なカギとなるでしょう。
 

英語リスニングのコツ⑦:リスニングは思考よりも反応

読者の多くはリスニング力を高めるために、何か役立つ情報を手に入れたいと望んでおられることでしょう。

本記事はもちろん、ネット上や書籍などであらゆる知識や情報を手に入れられることは間違いありません。

しかし、絶対に気をつけなければならないことは、「知識や情報を得るだけではリスニング力は永遠に高まらない」ということです。

日本語と英語では音節が違うと知ったところで、今日から両者の音節の違いが突然聞き分けられるようにはなりません。

機能語の発音が弱いことを知ったところで、今からあらゆる機能語の弱形に反応できるようにはなりません。

リスニング力は、いわばスポーツにおける実技力のようなものです。

野球の効果的な打撃技術上達法に関する本を手にしたところで、読んだだけでバッティング力が上がったことにはならないのと同じなのです。

コツややり方を知ったら、それに則って繰り返し何度も練習してください

頭の中で「えっと、今のは3音節〜あの単語は弱形で〜さっきフラッピングが起こったから〜」などと一切考えず、反射的に音も意味内容もすんなりと受け取れるレベルを目指してください。

思考を超えて反応のレベルにまで到達させる意識で練習してこそ、リスニング力は向上するのです。
 

英語リスニングのコツ⑧:練習には音読とディクテーション

英語リスニングのコツ⑧:練習には音読とディクテーション

いろいろなポイントを挙げてきましたが、ここまでのコツを押さえて実際に何をすればいいのかというと、「音読」「ディクテーション」の2つの基本訓練です。
 

音読はテッパン

「自分で正しく言うことができるものは正しく聞き取ることができる」という「言う・聞く」の関係から、言う練習である「音読」はリスニング力向上のテッパントレーニングとして知られています。

音読と言ってもただ自分が勝手に声を出すだけではなく、正しく言うためには何度も模範音声を聞いてマネする必要がありますから、結果的に音読は聞き取りの作業も同時に行うことになります。

音読の詳しいやり方は、「英語リスニングのコツ②」の参考を記事をご覧ください。
 

ディクテーションで限界まで鍛える

「ディクテーション」と呼ばれる訓練があります。

これは聞いた音を、聞こえたままに書き取るというもの。聞いた音を書き起こして再現するわけですね。

やり方は簡単で、ある一定のまとまりの英語(フレーズや文)を聞き、いったん音声を止め、聞いたところまでを紙に書き取る。これだけです。

何度も挑戦して聞き取れない箇所がなくなるまで繰り返しましょう。

何度聞いてもどうしても分からないこともあると思います。その場合には前後の文脈から推測して考えてみるのも良いでしょう。

ディクテーションは自分のリスニング力を試すことはもちろん、どこに弱みがあるかをあぶり出すために大変有効なトレーニング法です。

聞けたら書ける、聞けなかったら書けない、というシンプルさもやり易いところですね。

何度聞いても書き出せない弱点の部分は、後ほど音読に繋げ、必ず自分でも言えるようになりましょう。

なお、紙に書くのが面倒だし疲れるという人は、PCでタイプするとかスマホに打ち込むなど、やり方を工夫しても問題ありません。ディクテーション用のアプリもありますから、活用してみるのもアリだと思います。
 

同じ素材を繰り返す

中級レベル以上の方へ、リスニング教材などを使って練習する際のアドバイスです。

たとえば最初のページの英文を何度か聞いて、付録の問題に答えるなどしたらすぐに次のページに進んで新しい英語を聞いて、そしてまた次へと進んでいくやり方でやっている、という方がいらっしゃるかもしれません。

ページがどんどん進んでいくことでなんだか勉強している気がしてくるのは間違いないと思いますが、実はそのやり方はとても非効率的であまり実力が身に付きません。

たとえそのやり方で教材1冊やり終えたとしても、大してリスニング力は上がらないでしょう。

なぜなら、そのやり方では「弱点を素通りしてしまっている」からです。

リスニング力向上のための練習では、「聞き取りことができる」部分に目を向けるよりも「聞き取ることができない」部分を徹底的につぶすことの方が重要です。

たとえば、1ページ目の英文を聞いて70%くらい理解できたとします。問題もほとんど正解しました。

それで「なかなかよくできたじゃないか」と納得して次のページに進んだとき、聞き取れていなかった30%が無視されたことになります。

70%は確かに合格点と言えるかもしれません。しかし本当に目を向けるべきは残りの30%なのです。

1ページ目から弱点を克服してこそ効果は上がります。リスニング学習ではとにかく弱点の克服に目を向けてください。

なお、初級者の方は最初は弱点だらけだと思いますので、「英語リスニングのコツ⑥」で述べたように最初から完璧を目指さなくても大丈夫です。

教材の最低50~60%以上を目標に、まずは聞き取ることができるようになりましょう。その後70%くらいに到達してから完璧を目指し始めてください。
 

英語リスニングのコツ⑨:それでもリスニングができないときは原因を探す

ここまで述べてきたコツを生かして繰り返し練習しても、なかなかリスニング力が上がらないと感じることもあるかもしれません。

そんなときは、主に次のような原因が考えられますので、ご自身で改めて探ってみましょう。
 

単語や文法的にそもそも文の意味が分からない

リスニングは、音をただ聞いているだけで意味まで分かるようにはなりません

そもそも自分が一体どんな意味内容の文を聞いているのか、を分かっていなければ練習にならないのです。

意味不明なものでも、たとえば100回聞いたらいずれ自動的に分かるようになる、というのなら良いのですが、残念ながら分からないものを何百回聞いたところで分かるようにはなりません。

その状態でのいわゆる「聞き流し」では、一定の音慣れは見込めても、肝心の内容理解レベルに到達できないため効率が悪く、かなりの時間を無駄にしてしまいます。

そうならないために、単語や文法といった基本の学習に立ち返り、自分が聞いている英文をそもそも読んで理解できるのか確認してください。

リスニングの練習のための事前準備を整えることが大切です。
 

読んだら分かるが音になると聞こえない

読んだら問題なく理解できる英文を使って練習しているのに聞き取りがうまくいかない方は、実際の発音を現象として認識できていない場合がほとんどです。

そのような方は、音節のリズムやいろいろな発音の変化を知り、文のどの箇所でどのように発音されているかを把握し直す必要があります。

まず文面を見ながら聞いてみましょう。そして自分が思っている音と実際の音の間にズレがないか、つまり「自分の発音理解と誤解が生じていなかったか」確認してください。

そこが分かれば、私の指導経験上、このタイプの悩みを抱えている方は比較的早く改善することができます。
 

読んでも分かるし音も聞こえるのになぜか理解できない

文面を読めば意味は分かるし、音も聞こえるがなぜか理解が追い付かない、という一見すると矛盾しているような問題を抱えている方は、英文を頭から理解できていない可能性が大きいです。

読んでも分かるというのは、頭から意味を拾い上げながら理解できているということでしょうか?

それとも、返り読みをしながら日本語訳ができるということでしょうか?

もし後者であれば、日本語訳をもって分かる、ということにはしないでください。

左から右へと流れていく語順のままに、意味を拾いながら理解していく練習を積んでください。

そこがクリアできればやはり改善は早いでしょう。
 

英語のリスニング力向上には練習あるのみ

いかがだったでしょうか。

「英語リスニングのコツ⑦」でも述べましたが、知識や情報を得たところで、突然リスニングができるようになるわけでは決してありません。

この記事を読み終えた今この瞬間に、リスニング力が向上して飛躍的に聞き取ることができるようになっている人など一人もいないはずです。

大切なのは結局のところ、知識や情報を生かして「聞き取れないものを聞き取ることができるようになるまで繰り返すこと」この一点に尽きるでしょう。

ただそこに至るまでの過程が長くつらく、そして面倒に思えるからこそ、コツや効率的なやり方を求めたくなるのも理解できます。

しかしそれでもどうか、信じて練習を重ねてください。

音読やディクテーションの努力は決して裏切りません。