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子ども一人で飛行機って大丈夫? チケット予約から出国、現地スタッフへの引き渡しまでの流れを解説【子ども単独留学《準備編》vol.1】

子ども一人で飛行機って大丈夫? チケット予約から出国、現地スタッフへの引き渡しまでの流れを解説【子ども単独留学《準備編》vol.1】

出国から帰国まで、保護者の同伴なしに子どもが単独で留学生活を送るスタイルが人気となってきています。

しかし「一人で飛行機に乗ったこともないけど大丈夫?」「特別なビザや書類は必要?」と自分で留学するよりも不安や心配事が多く、お悩みの親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。出発前にできることはしっかりと済ませて、安心して子どもを送り出してあげたいですよね。

そこで今回は、実際に小学6年生のお子様を1ヶ月の単独留学に送り出したSさんにお話を伺いました! 留学前に必要なビザや申請方法、単独渡航ならではの子ども向けサービスとその費用など、詳しいお話をたっぷりと聞いてきたので参考にしてみてください。

本記事では「航空券選び」「空港での子供向けサービス」「現地空港での送迎」についてご紹介します。

【渡航者】S ハナ さん
年齢:小学校6年生(11歳)
英語レベル:英検3級
留学先:フィリピン・セブ
留学先の学校:IDEA CEBU
留学期間:1ヶ月

 

単独渡航も安心の「アナカンサービス」って?

Q. 航空券はどこの航空会社を選びましたか? またその理由を教えてください。

私はフィリピン航空を選びました。
今回は子ども一人で海外に行くので、航空会社選びの絶対条件は「直行便」「アナカンサービス」のふたつ。LCC にも直行便はあるんですが、アナカンサービスには対応していなかったので、消去法で決めました。

 

【アナカンサービスとは】
英語の「Unaccompanied Minor Service(アンアカンパニード マイナー サービス)」のことで、大人の付き添いのないお子様が海外に渡航する際に、無事に渡航できるようフライトアテンダントがサポートをしてくれるサービスのこと。

 

Q. アナカンサービスはどのお子さんでも受けられるんですか? また費用はいくらくらいかかるんでしょう?

対象年齢が限られていて、今回使ったフィリピン航空の場合は12歳未満まででした。費用は片道6,000円で、往復だと12,000円ですね。娘は小学校6年生なんですけど、まだ誕生日が来ていないのでこのサービスをギリギリ受けられた感じです。


別の航空会社だと17歳まで受けられるところもあったり、対象年齢や費用はそれぞれ違うみたいなので、詳細は各航空会社のHPをチェックしてみてください。

 

アナカンサービスお申し込み手続き

Q. アナカンサービスにはどのようにお申し込みされましたか?

フライト当日、チェックインカウンターでのアナカンサービス申し込みはできないので、支払いまでの手続きを必ず出発の48時間前までに済ませておかないといけません。


航空会社に電話で申請すると書類データがメールで届きます。それをプリントアウトしたものにフライト情報などを記入してFAXを送るだけ(※下記画像参照)。あとは支払いをして申し込み完了という流れでした。書類は英語なのですが、英語と言っても書くことはとても簡単なことだけなので、英語が苦手な親御さんでも問題ないかと思います。電話の対応は全て日本語なのでご安心を!


▼アナカンサービス申込フォーム(フィリピン航空)
 

Q. 支払い手続きの流れも詳しく教えてください。

私の場合はFAXを送った後に電話をして、そのままクレジットカード情報を口頭で伝えました。申し込み自体はこれで完了なのですが、一点注意点があって、日本から出国する際にチェックインカウンターでクレジットカードの提示を求められます。


支払い方法はクレジットカード払い銀行振込の二種類。どうしても空港の見送りに行けないという方は振り込みを選ぶのがいいでしょう。



 

【注意】航空券は大人料金で!

Q. アナカンサービスについて、何か注意点などはありますか?

アナカンサービスをつける場合は必ず大人料金の航空券を購入してください。ちなみにこれはどこの航空会社も共通です。間違って子供料金の航空券を買ってしまわないように!

それと、私は普段は比較サイトを使って航空券を購入することが多いのですが、情報入力のときに子供の生年月日を入力すると自動的に子供料金が反映されてしまって、大人料金の航空券を買うことができないんですよね。他にもいくつか別のサイトを試してみましたが、結果は同じでした…

フライト金額はそこまで大差ないので、最初から窓口や電話でお申し込みをするのがスムーズでおすすめですよ。



 

空港でのお見送り現地空港での引き渡し


▼アナカンサービス担当スタッフに引き渡すときの様子

Q. 出発当日の空港でのお見送りの流れはどうでしたか?

チェックイン手続きの列に並んでいる途中で、アナカンサービスを利用する旨をグランドスタッフの方に伝えると、別のカウンターに誘導してもらえました。

チェックインを済ませてすぐアナカンサービス担当のスタッフに引き渡すこともできましたが、搭乗時間の45分前まで一緒に過ごしても問題ないとのことだったので、WEG申請に必要な現金の両替などをして時間まで娘と空港で過ごしましたよ。

あとは、時間になったらチェックインカウンターに戻ってアナカンサービス専用のバッジをもらい、保安検査ゲートの専用入口でお見送りをしました。



【ポイント】
WEG申請料(3,120ペソ)は入国審査の際に、必ず現地通貨の現金で支払います。
最低1万円分は出発前に両替するようにしましょう!

WEG申請についての詳細はこちらから。

 

現地空港での引き渡し

留学先の語学学校があるセブ・マクタン空港に着くと、学校スタッフが温かくお出迎え。

 

スタッフと合流後は、車で学校まで送迎してくれるので安心ですね!

 

まとめ

以上、お子さまが単独で留学に行く際の、航空チケットの購入方法や便利なアナカンサービス、渡航当日の空港でのお見送りの流れまでを紹介しました。

子ども一人で飛行機に乗せるのが不安という親御さんも、こういったサービスを使えば不安が和らぎますよね。

次回は子ども単独留学の際に必要なWEG申請についてご紹介します!

■フィリピンへの15歳未満の単独渡航に必要な「WEG申請」を解説【子ども単独留学準備編 vol.2】
https://eikaiwa.dmm.com/blog/53054/