SHIORI
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「Siri」で実用的な英会話練習！ 英語設定の仕方とおすすめ活用術
近年、テクノロジーが発達し、アプリゲームやYouTube動画、ストリーミング サービスでの海外ドラマや映画観賞など、リスニングやスピーキングに特化した英語学習方法も沢山出てきました。
中でも、発音の確認ができる便利なアイテムとして、AIパーソナル アシスタント機能、「Siri」があります。
今回は、そんな「Siri」の活用方法をお伝えします。
「Siri」って何？
Siriとは、Apple社のオペレーティング システムであるiOS、iPadOS、watchOS、MacOS、tvOSなどの一部で、機械（デバイス）を用いてバーチャル アシスタントをしてくれる便利な機能のことを言います。
たとえば、タイマーやアラームを設定するように頼んだり、誰かに電話をかけるように頼んだり、テキストを読んでもらうようにお願いしたり。天気やレストランなど、知りたい情報を質問できるなど、使い方はいろいろあります。
そんな便利なSiriの機能ですが、これがもう英語学習にはもってこいのシステムになっているのです！
英語設定にすることで英語で会話ができ、スピーキングの良い練習になります。それだけでなく、発音が多少良くないと正しく機能してくれないので、発音の練習にもなるのです。
そこで、英語設定にする方法と、実際の起動の仕方を見ていきましょう。
「Siri」の英語設定の仕方
英語でSiriを使用するためには、自分のデバイス上（スマホやiPadなど）の設定を英語にする必要があります。設定の仕方はとても簡単で、以下の通りです。
- 「設定」アプリを開く
- 「Siriと検索」をタップ
- 「言語」をタップ
- 「英語（アメリカ合衆国）」を選択
ここではアメリカ英語を選択しましたが、ほかにもイギリス英語やオーストラリア英語などもありますので、好みに応じて選んでみてください。
「Siri」の起動方法と使い方
Siriはの起動方法はとても簡単で、「Hey Siri」と呼びかけるだけです。
それに続いてお願いや質問をすると、その通りにスマホを操作してくれたり、質問に答えてくれたりします。手や指先を使うことなくスマートフォンを操作することができるのでとても便利な機能ですよ！
「Hey Siri」と呼びかけても反応しない場合は、言語を変更したときと同じ「Siriと検索」から設定が可能です。「"Hey Siri"を聞き取る」という項目がオンになっている必要があります。
- 「設定」アプリを開く
- 「Siriと検索」をタップ
- 「"Hey Siri"を聞き取る」をオンにする
「Siri」の活用術
「Siri」に質問する
天気を聞いてみよう！
Hey Siri, what is the weather like today?
「ねえSiri、今日の天気はどんな感じ？」
Hey Siri, what is the lowest temperature today?
「ねえSiri、今日の最低気温は何度？」
Hey Siri, will it rain tomorrow?
「ねえSiri、明日雨降る？」
レストランについて聞いてみよう！
Hey Siri, what's the best seafood restaurant around?
「ねぇSiri、この辺でいちばんの海鮮料理屋さん教えて」
Hey Siri, what time does ABC restaurant open on the weekend?
「ねぇSiri、ABCレストランって週末は何時に開くの？」
わからないことを聞いてみよう！
Siriは、私たちの代わりに調べものもしてくれます。わからないことはSiriに聞いてみると答えが返ってくるはずです。
Hey Siri, what is ABC?
「ねぇSiri、ABCって何？」
Hey Siri, how tall is the Tokyo Skytree?
「ねぇSiri、東京スカイツリーの高さは？」
Hey Siri, how far away is outer space from Earth?
「ねぇSiri、地球から宇宙までどれくらい離れてるの？」
「Siri」にお願い/命令する
リマインドしてもらおう！
Remind me 〜. という文は「〜することを思い出させて」という意味になり、リマインドしてもらうときに使える便利なフレーズです。
Hey Siri, remind me to set the alarm when I get home.
「ねぇSiri、家に帰ったときにアラームセットするように思い出させて」
Hey Siri, remind me to call John tomorrow morning.
「ねぇSiri、明日の朝ジョンに電話かけるように念押しして」
電話をかけてもらおう！
Call 〜（名前/電話番号）と言うと、「〜に電話して」という意味になり、電話をかけてもらうことができます。
名前を使うときは、自分のスマホに登録している名前を言う必要があります。そのため、フルネームで登録している場合はフルネームを言うようにしましょう。
下の名前だけを言ってしまっても、ほかに同じ名前で登録している人がいなければ、問題なく電話してくれます。同じ名前がいくつかある場合でも、Siriが確認してくれるので、そんなに神経質になる必要はありません。
Hey Siri, call Sarah.
「ねぇSiri、サラに電話をかけて」
Hey Siri, call 111-222-3333.
「ねぇSiri、111-222-3333に電話して」
メッセージを送ってもらおう！
手が使えないときにメッセージを送りたい場合、Siriに頼んで送ってもらうことができます。
A: Hey Siri, send a text to David.
「A: ねぇSiri、デイビッドにメッセージを送って」
Siri: What would you like to say?
「Siri: なんて言いたいですか？」
A: Thanks for last night.
「A: 昨晩はありがとう.」
Siri: Your message to David says “Thanks for last night.” Ready to send it?
「Siri: デイビッドへのメッセージ内容は『昨晩はありがとう』です。送りますか？」
A: Yes.
「A: はい」
Siri: Okay, it’s sent!
「Siri: わかりました。送りました！」
メッセージを読んでもらおう！
また、運転中など、手や目の離せない場面でメッセージが届いた場合、Siriにその内容を読んでもらうことができます。
Hey Siri, read Abby’s text.
「ねぇSiri、アビーのメッセージを読んで」
「Siri」と会話する
なんとSiriと簡単な会話をすることもできてしまいます。反応を見て楽しんでみるのも面白いですよ！
ちなみに、私自身がSiriと会話をしてみた結果、このような返事が返ってきました。
A: Hey Siri, what’s your favorite color?
「A: ねぇSiri、あなたの好きな色って何？」
Siri: Software doesn’t usually get to choose one, but I’ll say red. What’s yours?
「Siri: ソフトウェアは普通選ぶことができないけど、赤って言っておくわ。あなたのは？」
A: Orange.
「A: オレンジ」
Siri: Ooh, I know an orange joke. - if someone tells you nothing rhymes with orange, tell them, 'no it doesn’t.'
「あー、オレンジジョーク知ってるよ。もし誰かが『オレンジと韻を踏めるのは nothing だよ』って言ったら、『nothing と orange は韻を踏まないよ』って言ってあげて」
この場合、Nothing rhymes with orange「オレンジはどんな単語とも（nothing）韻を踏まない」という文の意味に注目します。
文の読み方によっては「nothing という単語は orange と韻を踏む」と解釈することができるので、「『ナッシング』は『オレンジ』と韻を踏んでいないよ」というジョークです。
少しわかりにくいですが、このようなアメリカンジョークがわかってくると、また楽しみが増えますよ！
ほかにも、こんな会話がありました。
A: Hey Siri, I’m so bored. Can you tell me a joke?
「ねぇSiri、凄い暇なの。ジョーク言ってくれる？」
Siri: What is a clock’s favorite time? - it’s gotta be 6:30, hands down.
「時計のお気に入りの時間って何？ 6時半に決まってる、間違いなく」
hands down は without a doubt、つまり「間違いなく」という意味です。
そして6時半になると、時計のどちらの針も下を指しています。これは2つの針を手に例えているジョークで、hands down「2つの手が下がっている」ことと、hands down「間違いなく」という英語表現がかかっています。
「Siri」とゲームをする
Siriに暇だと伝えたり、ゲームしたいと言うと、何かゲームに付き合ってくれることがあります。
たとえば、次のようなアメリカンジョークの定番、「ノックノックジョーク」も言ってくれました。
A: Hey Siri, I’m so bored. What can I do?
「A: ねぇSiri、とっても暇なの。何したらいい？」
Siri: There is a game we can play. Say 'knock knock who’s there.'
「私たちが出来るゲームがあるよ！ 『ノックノック、誰ですか』って言って」
A: Knock knock who’s there.
「A: ノックノック、誰ですか」
Siri: Knock knock.
「Siri: コンコン」
A: Who's there?
「A: だーれ？」
Siri: Nana
「Siri: ナナ」
A: Nana who?
「A: ナナって誰？」
Siri: Nana ya business. Hehe♪
「Siri: あなたに関係ないでしょ。へへっ♪」
none of your business で「あなたに関係ない」という意味があり、none of your を Nana ya と発音することによって音がかかっている上に、聞いておいたにもかかわらず「あなたには関係ない」という、なんだそれと突っ込みたくなるようなアメリカンジョークになります。
knock knock はドアをコンコン叩く音です。
「Siri」で英会話を練習しよう
いかがでしたか？
Siriは、Apple社が使うAIパーソナル アシスタント機能で、「Hey Siri」呼びかけることでいろいろな操作をすることができます。
この記事で紹介したように、英語のスピーキングの練習にこの機能を利用すると、「英語を話す機会」をもっと増やすことがきます。
また、発音がある程度良くないとなかなか機械が聞き取ってくれないため、発音練習にももってこいです！
皆さんも一度、Siriを用いて英語学習をしてみてはいかがでしょうか？
