スッキリ!空間イメージで掴む前置詞の意味と使い方①【 in / on / at / for / by 編 】
November 2, 2017目次
- 1 【年代順】英語の定番クリスマスソング20選
- 1.1 Joy to the World! The Lord is come (1719)
- 1.2 Silent night (1818)
- 1.3 Santa Claus is coming to town (1934) - Harry Reser
- 1.4 The Christmas Song (1946) - The Nat King Cole
- 1.5 Have yourself a merry little Christmas (1944) - Judy Garland
- 1.6 Rudolph the red-nosed reindeer (1949) - Gene Autry
- 1.7 Frosty the snowman (1950) - Gene Autry
- 1.8 I saw mommy kissing santa claus (1952) - Jimmy Boyd
- 1.9 Rockin’ Around the Christmas Tree (1958) - Brenda Lee
- 1.10 Happy X’mas (war is over) (1971) - John Lennon & Yoko Ono
- 1.11 Last Christmas (1984) - Wham!
- 1.12 All I want for Christmas is you (1994) - Mariah Carey
- 1.13 Santa Tell Me (2014) - Ariana Grande
- 1.14 Christmas Tree Farm (2019) - Taylor Swift
- 1.15 All I want (for Christmas) (2019) - Liam Payne
- 1.16 Christmas Isn’t Canceled(Just You)(2021) - Kelly Clarkson
- 1.17 Fall in Love at Christmas (2021) - Mariah Carey, Khalid, Kirk Franklin
- 1.18 Little Things (2021) - ABBA
- 1.19 Home To You (This Christmas)(2021) - Sigrid
- 1.20 Merry Christmas (2021)- Elton John, Ed Sheeran
- 1.21 おまけ:英語圏のクリスマスソングといえばキャロル
- 2 クリスマスソングを英語で歌って楽しい時間を!
1年の終わりの一大イベントといえば、クリスマスですね!
12月に入ったとたん、クリスマスソングを耳にすることが増えるのではないでしょうか。邦楽にも名曲はたくさんありますが、やはり定番は英語のクリスマスソング。
みなさんのお気に入りのクリスマスソングはなんですか?
今回は、子どもも大人も歌って楽しめる、英語の定番クリスマスソングを、歌詞中のフレーズにも注目しながら2021年まで年代順にご紹介します。
世界的に有名なクリスマスソングと歌詞を学んで、国境を越えて盛り上がりましょう!
【年代順】英語の定番クリスマスソング20選
Joy to the World! The Lord is come (1719)
Joy to the world, the Lord has come. Let earth receive her King!
「世界に喜びを! 主がやってきた。この世に王を迎え入れよう」
邦題:『もろびとこぞりて』
日本語版歌詞:「もろびとこぞりて、むかえまつれ」
Issac Watts というイギリスの牧師によって作られた、キリスト教の賛美歌。和訳だけ見るとわかりづらいですが、the Lord はイエス・キリストを指し「主(王様)がやってきた! お祝いをしよう!」と声かけをしています。
この歌詞で登場する her は誰のことを話しているのかわかりますか?
クリスマスに登場する女性といえば聖母マリアですが、この her は実は earth のことを表しています。日本語でも地球のことを「母なる大地」と表現することがありますが、英語でもそれは同じ。 mother earth と表現するので、her という代名詞が使われているのです。
Silent night (1818)
Silent night, holy night. All is calm, all is bright,
‘Round yon virgin Mother and Child
Holy infant so tender and mild
Sleep in heavenly peace
「静かな夜、聖なる夜、全てが穏やかで光り輝いて、聖母と御子を囲んでいる。
優しく安らかな聖なる子よ、天国のような静けさのなかで眠れ」
邦題:『きよしこの夜』
日本語版歌詞:「きよしこの夜 星はひかり、すくいのみ子は まぶねのなかに ねむりたもう いとやすく」
もともとドイツ語で作られた賛美歌で、実は英訳のバージョンはいくつもあります。現在耳にすることが多いこの歌詞は、1859年に英訳されたもの。
この歌詞の中で首をかしげてしまうのが ‘Round yon virgin の部分。日本語訳からもわかるように、’round は「囲む」を意味する around を省略したものです。
また、yon は yonder「向こうに・あそこに」を意味する単語で、遠くから光が照らしていることを表しています。
歌詞を続けて読んでみると、意味を捉えやすいでしょう。
Santa Claus is coming to town (1934) - Harry Reser
He sees you when you’re sleeping, he knows when you’re awake.
He knows when you’ve been bad or good, so be good, for goodness sake!
「サンタはあなたが眠っている間も見ていて、起きているときも知っている。
サンタはあなたが悪い子だったかいい子だったかも知っているのだから、良い子でいるんだよ!」
邦題:『サンタが街にやってくる』
日本語版歌詞:「待ちきれないでおやすみした子にきっと素晴らしいプレゼント持って」
子どもから大人までおなじみのこの曲は、1934年に初めて収録されました。
この歌詞パートの最後に登場する goodness sake は「お願いだから」や「いいかげんに」などの意味を持つイディオムです。
goodness は God を遠回しにした表現で、sake「~のために」と合わさることで、「(神様のためにも)お願いだから」というニュアンスを持ちます。
The Christmas Song (1946) - The Nat King Cole
Chestnuts roasting on an open fire
Jack Frost nipping at your nose
Yule-tide carols being sung by a choir
And folks dressed up like Eskimos
「栗が暖炉で焼かれていて、ジャック・フロスト(霜の精)は君の鼻をつねる。
聖歌隊によってクリスマス聖歌が歌われ、人びとはエスキモーのように着込んでいるよ」
聞いているだけでなんだかノスタルジックな気持ちになるこの曲は、クリスマスの情景が盛り込まれています。でも歌詞を見ると、「クリスマスになぜ栗?」と思う人もいるかもしれません。
日本では冬になると焼き芋が食べたくなりますが、欧米では焼き栗が定番。街角で焼き栗を売る屋台をよく見かけます。
また Jack Frost は「霜の精」、つまりは冬将軍のことを指します。ハロウィンに登場するカボチャの灯籠も Jack o’Lantern と言われるように、何かしらを擬人化するときには Jack という名前がよく使われるのです。
Have yourself a merry little Christmas (1944) - Judy Garland
Have yourself a merry little Christmas.
Let your heart be light.
From now on your troubles will be out of sight.
「あなたにとって楽しくささやかなクリスマスになりますように。あなたの心が軽くなりますように。これからは抱えている悩みも目に入らなくなるでしょう」
歌詞に登場する Merry little Christmas はクリスマスカードなどでもよく使われるフレーズ。
little には「小さい」や「可愛らしい」などの意味がありますが、ここでは「ささやかな」というニュアンスで使われています。つまり、「ささやかな良いクリスマスを!」というメッセージになっているんですね。
Rudolph the red-nosed reindeer (1949) - Gene Autry
You know Dasher and Dancer and Prancer and Vixen Comet and Cupid and Donner and Blitzen
But do you recall the most famous reindeer of all?Rudolph the red nosed reindeer had a very shiny nose and if you ever saw it you would even say it glows
「君はダッシャー、ダンサー、プランサーにヴィクセン、コメットにキューピッドにドナーとブリッツェンを知っているよね。
それじゃぁトナカイのなかで一番有名なのは誰か思い出せるかな?
赤鼻のトナカイ、ルドルフはピカピカの鼻を持っていた。もし彼を見たら、君はそれが光っているとさえ言うだろうね」
邦題:『赤鼻のトナカイ』
日本語版歌詞:「真っ赤なお鼻のトナカイさんは、いつもみんなの笑いもの」
こちらも、子どもから大人まで、誰もが知っている定番クリスマスソング。
日本語版の歌詞では「真っ赤なお鼻のトナカイさんは♪」と始まりますが、原曲では多くの名前が登場します。
これはサンタクロースのソリを引く、トナカイたちの名前なんですよ。
Frosty the snowman (1950) - Gene Autry
Frosty the snowman is a fairy tale, they say,
He was made of snow but the children know how he came to life one day.
There must have been some magic in that old top hat they found.
For when they placed it on his head he began to dance around.
「大人は雪だるまのフロスティはおとぎ話だと言う。
でも子ども達は知っているんだ、ある日雪でできた彼が動き出すことを。
子ども達が見つけたあの古いシルクハットに魔法がかかっていたに違いない。
なぜなら彼の頭にかぶせたら、彼が踊り始めたから」
子どもたちの想像力って、驚くほど豊かですよね。この曲はまさに、想像力豊かな子どもだからこそ見える世界観が歌詞になっています。
最後のセンテンスの文頭に登場する for は、原因や理由を指す「~の理由で」という意味で使われています。
「for にそんな意味や使い方があるの?」と思った方は、こちらの記事をチェック!
I saw mommy kissing santa claus (1952) - Jimmy Boyd
I saw mommy kissing Santa Claus
Underneath the mistletoe last night
She didn’t see me creep
Down the stairs to have a peep
「僕は見たんだ、ママがサンタにキスをしているのを。
昨日の夜、ヤドリギの下でね。
ママは僕が階段のしたから隠れて覗いていたのに気づかなかったんだ」
邦題:『ママがサンタにキッスした』
若き日の Michael Jackson が、 Jackson 5 の一員として1970年にリリースしたことでよく知られているこの曲。多くのアーティストにもカバーされており、オリジナルは Jimmy Boyd という歌手が13歳のときに収録したものです。
この歌詞で登場するのが、日本ではあまりなじみがない mistletoe(ヤドリギ)。諸説ありますが、悪い気から家庭を守り、幸せを運んでくる植物とされたそうです。
現代では家の高い位置にぶら下げられ、その下で出会った人は「キスをしなければならない」んだとか。何だか信じられない風習ですが、クリスマス映画を見ると意外と登場しているので、チェックしてみてください。
Rockin’ Around the Christmas Tree (1958) - Brenda Lee
Rocking’ around the Christmas tree,
have a happy holiday.
Everyone dancing merrily, in a new old fashioned way
「クリスマスツリーの周りで体を揺らして、素敵な休暇を過ごそう。
みんな古いダンスを今風に踊って楽しそうにしているよ」
先述の Rudolph the red-nosed reindeer(邦題:『赤鼻のトナカイ』)と同じ作曲家によって手掛けられたこちらの曲も、クリスマスソングの定番。
ここで使われている rock は「左右に揺れる」という意味。rocking chair をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
ちなみに、音楽ジャンルとしてよく使われる「ロックンロール」は rock が変化してできた言葉で、もとは「バカ騒ぎ」や「ダンスする」という意味なんですよ。
Happy X’mas (war is over) (1971) - John Lennon & Yoko Ono
A very Merry Xmas
And a happy New Year
Let’s hope it’s a good one
Without any fear
「メリークリスマス、そして新年おめでとう。
何の恐れもない、良い年になるように願おう」
平和主義者であるJohn LennonとYoko Onoならではのタイトルがつけられたこの曲。
抜粋した歌詞で「おかしいな」と思うことが一つありませんか? カードなどだと Merry Christmas! と書かれているのに、こちらでは A very Merry Xmas となっていますね。
Merry Christmas はあいさつの定型フレーズとして、単独で使う場合には冠詞が必要なくなります。Good morning や Happy Birthday なども同様。
ただこれらが歌詞など、文中に置かれた場合は、I wish you a Merry Christmas や I hope you have a good morning のように冠詞が必要です。
今回の歌詞では、A very Merry Xmas の前に I wish you/I hope you have 等が省略されていると解釈することができます。
Last Christmas (1984) - Wham!
Last Christmas, I gave you my heart
But the very next day you gave it away
This year, to save me from tears
I’ll give it to someone special
「去年のクリスマス、君に僕の心を捧げたよね。
でもそのまさに次の日に君は去ってしまった。
今年は涙を流さないように、特別な人に捧げることにしたよ」
クリスマスといえば! というほどよく耳にする曲ですが、クリスマスに恋人に去られてしまった、なんとも切ない失恋が題材になっています。
この歌詞のなかでポイントになるのが、the very next day というフレーズ。next day のみだと「翌日」という意味になりますが、 the very がつくことで「(クリスマスの)まさに次の日に」と強調することができます。
All I want for Christmas is you (1994) - Mariah Carey
I just want you for my own
More than you could ever know
Make my wish come true
All I want for Christmas is you
「あなたができる想像を越えるほど、ただあなたを私だけのものにしたいの。
私の願いを叶えて! 私がクリスマスに欲しいのはあなたなの」邦題:『恋人たちのクリスマス』
Mariah Careyの代表曲の一つで、邦題『恋人たちのクリスマス』としても知られるこの曲。
「クリスマスにはあなただけがいればいい」と恋心を歌った、ド定番のクリスマスソングです。
Santa Tell Me (2014) - Ariana Grande
Santa tell me if you’re really there.
Don’t make me fall in love again. If he won’t be here next year. Santa tell me if he really cares. ‘Cause I can’t give it all away if he won’t be here next year.
「サンタさん教えて、あなたが本当にいるのなら。
もう私を恋に落とさないで。もし彼が来年はいないのなら。
サンタさん教えて、彼が私のことを想ってくれているのか。
だってもし彼が来年はいないのなら、全部あげるわけにいかないから」
とっても可愛らしいクリスマスソングですね。ミュージックビデオでは楽しそうなクリスマスパーティーの真っ最中ですが、歌詞では恋に臆病になってしまった女の子の心境が綴られています。
give it all away の直訳は「それを全部あげる」。give away は「あげる」という意味で、「句動詞」の役割をします。句動詞は「動詞+副詞/前置詞」の形で作られ、イディオムの一つです。
句動詞をマスターしておくと英語表現の幅がグッと広がりますよ。
Christmas Tree Farm (2019) - Taylor Swift
Under the mistletoe, watching the fire glow and telling me, “I love you”
Just being in your arms takes me back to that little farm
Where every wish comes true
「ヤドリギの木の下で、燃える炎を見ながらあなたは私に『愛している』と言ってくれる。
そうやってあなたの腕に包まれていると、すべての願いが叶う、あの小さなファームに帰ったような気になるの」
ミュージックビデオにも登場していますが、実はTaylor Swiftは幼少期にクリスマスツリー農場で育ったそう。
日本だとフェイクのクリスマスツリーが一般的ですが、欧米では本物のもみの木を切って家に飾ります。よく家族や友人同士でもみの木を選びに行くシーンがクリスマス映画にも登場しますね。
All I want (for Christmas) (2019) - Liam Payne
If we can make it through December, Maybe we’ll make it through forever. ‘Cause all I want for Christmas is you and me to fix this.
「もし12月を一緒に乗り越えることができたなら、永遠と乗り越えられるはずさ。だってクリスマスに欲しいのは、君と僕の関係を直すことだから」
One Direction の元メンバーである Liam Payne がリリースしたこちらのクリスマスソングは、なんだか切ないメロディーが心に響きます。
サビ部分で繰り返される make it through は「どうにか困難を乗り越える」という意味。
ちなみに、make it は「うまくいく」や「たどり着く」、「間に合う」などの意味を持つイディオムで、I made it to the train「電車に間に合った」や I made it!「合格した!」などのように、日常会話でよく使われます。
Christmas Isn’t Canceled(Just You)(2021) - Kelly Clarkson
I'll be hanging every light I find in this house
Playin' Christmas music so loud
This year Christmas won't be quite so blue
And I'm gonna shout too much and dance in the snow
Drink just enough to let us go
Christmas isn't canceled, just you
家中で見つけたすべてのライトをつけて、クリスマスソングを大音量でかけるの。
今年のクリスマスは、ブルーな気持ちにならないわ。
大声で叫んで、雪のなかで踊り、
お酒はほどほどに。
クリスマスはキャンセルしていないわ。あなただけよ。
この曲は失恋ソング。普通なら悲しげな曲調になりそうなところですが、それに反して、とてもアップテンポ!「失恋のせいでクリスマスを台無しになんてしない!」と明るく歌います。
歌詞中に I'm gonna という表現がありますが、これは I’m going to の省略形。ネイティブはよく使うフレーズなので、知っておくといいでしょう。
Fall in Love at Christmas (2021) - Mariah Carey, Khalid, Kirk Franklin
In the candle's glow
I'm awake, but no one knows
Just waiting patiently to hear thе sleigh bells jingle, thеre they go
And while the Northern Star lights the way, I dream of us
So let's fall in love again this Christmas night
キャンドルの光のなか、
私は目を覚ましたけれど、誰もそれを知らないわ。
ソリのベルが鳴るのをじっと待っているの。ほらね。
北極星がその道を照らす間、私は夢見るの。
このクリスマスの夜、もう一度恋をしましょう。
先ほどもお伝えしたようにクリスマスのド定番といえば、Mariah Careyです。そんなMariahがこの2021年、待望の新しいクリスマスソングをリリースしました! しかもR&B(リズム&ブルース)アーティストのKhalidと、ゴスペルシンガーのKirk Franklinとのコラボレーションです。
歌詞のなかにある There they go. go の日本語訳は、「行く」という意味が1番に思い浮かぶかと思いますが、実はほかにも「継続する」とか「作動する」など多様な意味があるんです。 この There they go という表現では「ソリのベルが鳴ること」を表しています。
Little Things (2021) - ABBA
Oh, what joy Santa brings
Thanks, old friend, for packing
Christmas stockings full of nice little things
なんて喜びをサンタはもたらしてくれるのでしょう
ありがとう、旧友よ。クリスマスストッキング(靴下)を小さく素晴らしいものでいっぱいに詰めてくれて
1970年代から80年代に大人気を博したスウェーデンの男女ポップグループ、ABBA。「Waterloo(恋のウォータールー)」や「Dancing Queen(ダンシング・クイーン)」など、彼らの代表曲はどの年代でも知らない人はいないはず。
そんなABBAが、1981年に最後のアルバムを発表して以来40年。ついに2021年、新しいアルバムをリリースしました! そのうちの一曲が「Little Things」です。小さな物事が喜びをもたらしてくれることを、思い出させてくれる歌詞になっています。
歌詞の最初にある Oh, what joy Santa brings は名詞 joy を強調している感嘆文です。感嘆文には what を使う場合と how を使う場合がありますが、前者は名詞を、後者は形容詞や副詞を強調するときに使われます。
感嘆文を作るときには、強調したい部分を文頭に持ってきて動詞などが文末に置かれるので、文章構造に注意が必要です。
Home To You (This Christmas)(2021) - Sigrid
When I don't know what to say
When I don't know what to do
There's a room I need to sit in
Surrounded by my favorite view
When I need a hand to hold
A hug to warm me through
Would it be okay if I came home to you?
なんて言えばいいのかわからないとき、
どうすればいいのかわからないとき、
座っていた部屋があるの、好きな景色に囲まれて。
握ってくれる手が必要なとき、
抱きしめて、温めてもらいたいとき、
あなたのもとへ帰ってもいいかしら?
ノルウェーのポップ歌手、Sigird。彼女は2017年にデビューしてから、本国ノルウェーはもちろんのこと、イギリスでも絶大な人気を誇っています。
そんなSigridが2019年にリリースした「Home To You」がクリスマスバージョンになって、2021年に再リリース。なんだか癒される歌声に、心がほっこりしますね。
この歌詞の最後で使われている would は、お願いごとを表しています。would の代わりに will を使うとかなり直接的な印象になってしまうので注意が必要です。丁寧にお願いをしたいときには、would を使うようにしましょう。
Merry Christmas (2021)- Elton John, Ed Sheeran
I know there's been pain this year, but it's time to let it go
Next year, you never know, but for now, Merry Chrismas
今年は辛いこともあったかもしれない。
でもそろそろ忘れようよ
来年のことはわからないけど、今はメリークリスマス
大物歌手であるElton Johnとヒット曲を連発しているEd Sheeranが、クリスマスソングを一緒に作ったと話題になったのは2021年10月6日のこと。Elton Johnといえば、「Step into Christmas」がクリスマスソングとして有名ですが、仲のいいEd Sheeranとクリスマスソングを作りたいと、2020年のクリスマスに提案したそう。
その後ファンはもちろん世界中で期待されていた2人のクリスマスソング、「Merry Christmas」がついに12月3日にリリースされました! ミュージックビデオはクリスマスに関するいろいろなパロディが含まれていて、なんだか一緒に手を叩きながら歌いたくなってしまう楽しい曲になっています。
おまけ:英語圏のクリスマスソングといえばキャロル
よく海外ドラマや映画で「クリスマスキャロル」という言葉を耳にしませんか?
クリスマスキャロルは、主に2つのものを指します。一つ目はチャールズ・ディケンズによる小説で、主人公がクリスマスイブに過去・現在・未来を旅して改心するお話です。もう一つは教会などで歌われる「クリスマス聖歌」のことを指します。
クリスマス聖歌は、イエス・キリストの誕生に関する事柄を歌ったもの。欧米ではクリスマスの時期になると「Christmas Carollers (キャロラー)」と呼ばれる聖歌隊が街角で、または家を訪問して歌います。
こちらの動画に登場するキャロラーは規格外ですが、生の演奏と歌をこんなに贅沢に味わうことができるなんで、クリスマスムードが盛り上がること間違いなしですね!
クリスマスソングを英語で歌って楽しい時間を!
『きよしこの夜』や『赤鼻のトナカイ』などの古典的なクリスマスソングから、最近のクリスマスヒットソングまでを20曲ピックアップしてご紹介しました
長い歴史があるイベントなだけあり、歌詞をみるだけでも、クリスマスの考え方や過ごし方が少しずつ変わってきていることがわかるはずです。
ぜひお気に入りのクリスマスソングをかけて、楽しいクリスマスにしてください。
Wishing you a Merry Christmas!
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