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チョコだけじゃない! 世界のバレンタインデーの過ごし方10選

チョコだけじゃない! 世界のバレンタインデーの過ごし方10選

2月14日といえば、バレンタインデーですよね?

日本では女の子が好きな男の子にチョコレートをあげる日、というイメージが強いですが、最近では義理チョコとして、男女関係なく友人や家族にも手作りのお菓子をあげることも一般的になってきました。

そんなバレンタインデーは、世界中で存在します。しかしお祝いの仕方やバレンタインデーの過ごし方は面白いことに国によって少々違ってきます。そこで今回は、世界のバレンタインデーについて少し紹介していきたいと思います。

世界のバレンタインデーの過ごし方10選

世界のバレンタインデー

韓国のバレンタインデー

韓国のバレンタインデーは、年に12回祝われる「love days(愛の日)」のなかの1つだとされています。その点で、ほかの国とは少し違います。

毎月14日が「love day」とされており、そのなかでもバレンタインデーとホワイトデーは、お金をかけて盛大に祝うそうですよ。

バレンタインデー自体の過ごし方は日本のバレンタインデーとほぼ同じで、一般的に女性が男性に愛情表現としてチョコレートを渡します。そして、バレンタインデーにチョコレートをもらった男性は次の月のホワイトデーにお返しをするというのが伝統です。

しかし近年では日本と同じように習慣が少しずつ変わってきて、男女問わず何かをプレゼントする日になってきています。

バレンタインデーとホワイトデーは恋人たちのためのホリデーですが、恋人がいない人たちのための日というのが韓国には存在します。それは4月14日の「black day」で、恋人がいない人たちが黒いスープのジャージャー麺を食べて独身を祝うための日なんです。

中国のバレンタインデー

中国では、バレンタインデーは年に2回あります。2月14日は私たちもお馴染みのバレンタインデーで、「恋人たちの日」を表し、主に男性が女性に贈り物をします。

さらに「Qixi」と呼ばれる中国式バレンタインデーも存在します。旧暦の7月7日が「Qixi」なのですが、この日にちを聞いて、あれ? と思った方もいるのではないでしょうか。

そう、この日は中国の七夕であり、中国のバレンタインデーとして馴染まれています。日本の七夕は、新暦の7月7日になりますが、旧暦で伝統節句を祝う中国では毎年その日付が変わり、「Qixi」は8月になります。

七夕の夜には、織姫星と夏彦星を眺めるのが古くから伝わる中国人の習慣で、そこは日本と同じです。

中国の伝承によると、天の神の娘であった織姫と貧しい牛飼いであった牛郎(彦星)が恋に落ち、結婚して双子の子供に恵まれました。しかし織姫の父である天の神がそれを知ると、織姫に星に戻るように命じたのです。

悲しみにふける牛郎と子供たちを見て、天の神は年に1度だけ「Qixi(七夕)」の日に織姫と会うことを許しました。この部分がクローズアップされ、中国でこの日は「ロマンチックな恋人の日」と認識されています。

恋人たちは幸せと繁栄を祈りにお寺に行ったり、高級ホテルとレストランでロマンチックな夜を過ごすみたいですよ。

アメリカのバレンタインデー

アメリカのバレンタインデーには、主に男性が女性に何かプレゼントをするのが一般的です。

チョコレートももちろん贈り物に適していますが、バラの花束や豪華なディナーなど、ロマンチックな贈り物をするのが王道です。

アメリカのバレンタインデーについてもっと知りたい方は、アメリカのバレンタインデーについての記事があるので、こちらもぜひ読んでみてください。

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イギリスのバレンタインデー

イギリスのバレンタインデーは、男性から女性に愛と感謝を伝える日であり、アメリカと同じような感じで祝われます。人々は花束やカード、チョコレート、豪華なディナーにジュエリーなどを贈って愛を伝えるそうです。

少し面白いのが、イギリスではバレンタインカードを気になる相手に贈る場合、匿名で贈るのが伝統的な渡し方なのだとか。自分に対しての想いが書かれているカードが匿名で送られてきたら、ドキドキしますよね!

また、イギリスでは昔、バレンタインデーの前夜に5枚のローリエの葉を枕に並べるということを女性がしていたそうです。配置的には、枕の4つの角に1枚ずつと、真ん中に1枚。

そうすることによって女性は、未来の夫の夢を見ることができると言われていたようですよ。面白いですね!

イタリアのバレンタインデー

イタリアのバレンタイン
イタリアのバレンタインデーは、「San Valentino(サン・バレンティーノ)」と言います。「Festa degli Innamorati(フェスタ・デリ・インナモラーティ)」とも呼ばれており、「恋人(愛する人)たちの日」と直訳することができます。

この表限からも見て取れるように、イタリアのバレンタインデーは恋人同士や夫婦が一緒に過ごす日になります。そんなイタリアですが、もともとバレンタインデーは「春祭り」としてお祝いされていたそうですよ。

イタリアのバレンタインデーもまた、男性から女性に贈り物をすることがほとんどで、その定番の贈り物が花束です。なかでも情熱を表す赤いバラを贈るのが定番なのだとか。

そしてバレンタインデーには、赤いバラを手に持った男性を街で多く見かけます。ロマンチックですよね。人気の贈り物は赤いバラではありますが、そのほかにも香水やお菓子、アクセサリー、魅惑的なランジェリーなどが一般的な贈り物だそうですよ。

一般的に男性から女性へプレゼントを贈ることが多いのですが、女性から男性へプレゼントを贈ることももちろんあります。

しかしイタリアのバレンタインデーは、あくまでも「愛する人たちの日」。そのため、義理チョコという概念はないようです。また、ホワイトデーもイタリアには存在しないため、プレゼントの贈り合いはこのバレンタインデーに行われます。

フランスのバレンタインデー

初めてバレンタインデーカードが贈られたのは、1415年。フランスのオルレアン公爵であるチャールズが、刑務所から妻にラブレターを送ったことから始まったと信じられています。

フランスのバレンタインデーは「ロマンスの震源」と呼ばれ、庭や木々、家などがラブレターやラブカード、バラなどで飾られます。プロポーズにもってこいの時期もこのバレンタインです。

フランス自体が「ロマンスの震源地」と呼ばれるくらいですから、フランスは世界でもっとも美しいバレンタインデーを過ごす国と言っても過言ではないでしょう。

「愛する人と一緒に過ごす日」というのがフランスのバレンタインデー。一般的にはお洒落なレストランで食事をしたり、映画やコンサート、観劇など、外に出て特別な時間を一緒に過ごしたり、そして豪華な手料理に美味しいワインでゆっくりとした時間を過ごします。

また、男性から女性へプレゼントを贈ることが多く、赤いバラを贈るのが人気です。ほかにも、チョコレートやお菓子、香水や下着、ジュエリー、愛の言葉の書かれたカードなどが贈られるそうですよ。

ブルガリアのバレンタインデー

ブルガリアは、独自のバレンタインデー文化を持っています。

2月14日を「San Trifon Zartan」と呼び、ブルガリア語で「ワイン職人の日」という意味になります。その名の通り、2月14日には地元の美味しいワインを飲んでお祝いします。

デンマークのバレンタインデー

デンマークの外務省によると、デンマークでバレンタインデーが祝われるようになったのは、わりと最近の1990年前半頃だそうです。

バレンタインデーといえば、どこの国でも赤いバラを贈るのが一般的ですが、デンマークでは、スノードロップという白い花の押し花を友達や恋人にプレゼントするそうです。

また、「lover’s card(恋人のカード)」を交換するのもデンマークの伝統的なバレンタインデーの祝い方だそうですよ。

デンマークでは独自のいろいろなバレンタインデーの祝い方がありますが、なかでも面白いのは、男性が女性に「gaekkebrev」と呼ばれる面白ポエムなどを書いた「Joking letter(ジョークの手紙)」を送ることです。

その手紙は匿名なのですが、送った相手を当てることができた女性は、その年のイースターエッグを獲得することができるそうです。

ブラジルのバレンタインデー

ブラジルの2月14日は、バレンタインデーではありません。そもそもブラジルにはバレンタインデーという日が存在しません。

しかし、6月12日の「Dia dos Namorados(恋人の日)」と呼ばれる日がそれに値します。これは縁結びの聖アントニオの日(カトリック行事)の前日です。

この日は日本のクリスマスによく似た雰囲気があり、恋人たちがプレゼント交換をしたり、おしゃれなレストランで食事をしたりします。学校や会社は特に休みにはならないそうです。

ガーナのバレンタインデー

ガーナでは、2月14日はバレンタインデーというよりも、「National Chocolate Day(チョコレートの日)」として祝われます。

ガーナはカカオ豆の生産量の多い国で有名ですよね? そのため、チョコレートの日は、ガーナの政府が旅行者を増やすために2007年に始めたものだそうです。

2月14日には、たくさんのイベントが開催され、レストランなどではスペシャルメニューも用意されます。

世界のバレンタインデーについて知ろう

いかがでしたか?

今回は、10の国のバレンタインデーについて紹介しました。やはりヨーロッパの方は同じような贈り物で似たような過ごし方が多いように感じます。

しかしなかには少し変わった過ごし方や祝い方をする国もあって、調べている上でとても興味深かったです。

この記事を読んで、みなさんが少しでも面白いと思っていただけたら嬉しいです。