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日本にいながら海外就職のチャンスをつかむ5つのポイントとは?求人情報が集まる環境をつくろう

日本にいながら海外就職のチャンスをつかむ5つのポイントとは?求人情報が集まる環境をつくろう

こんにちは、ベトナムで日本語教師をやっています鼈宮谷千尋(べっくや ちひろ)です。全国に二世帯しかない苗字が、ちょっとした自慢です。

「海外で働いている人」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
語学堪能で頭も切れて、外国人相手にも堂々と自己主張ができる……そんなふうに、「自分とは別世界の人」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?

かくいう私も昔はそうでしたが、ベトナムで実際に働き始めて以来、必ずしもそんなことはないのだと気づきました。(もちろん、上記のような人もいますが)
みなが語学堪能かと言えばそんなことはないし、マネできないような特別なスキルを持っている人もおそらく少数派でしょう。中には新卒で海外に就職した人もいます。

それでは、彼らはどうやって海外で働くというチャンスを掴んだのでしょうか?
基本中の基本にして最も大事なのは、「海外の求人情報が入ってきやすい環境をつくる」こと。

今は海外の転職エージェントを通して情報を集めることもできますが、海外企業の採用活動は人脈ベースで行われることも多く、各々が情報収集力を磨くことは必須の条件!
今回は、そんな「情報が集まる環境づくり」を始める際にまずすべき5つの方法をご紹介します。

 

1. SNSを駆使して「海外で働いている人」「海外就職情報に詳しい人」を探す

幸いにもインターネットという超強力なネットワークがある現代は、SNSをフル活用すれば海外で働いている人を簡単に探すことができます。
例えば、Twitterで「シドニー在住」「ニューヨークで働く」などのキーワードで検索をすれば、そこで働く日本人の情報に引っかかるはず。Facebookのグループ検索(「◯◯在住の日本人グループ」等)でも、海外在住の日本人を探すことができます。

他にも、ぜひアカウント登録をしておきたいのが、ビジネスに特化したSNS「Linkedin。何か特別なスキルを持っている人ならば特にオススメです。
世界中の人が利用しているので、自分が興味のある国のグループに参加したり、自分と同じ職種の求人情報を探したりするのに役立ちます。

また、「海外就職情報に詳しい人」を探すなら書店にも行ってみましょう。
大きな書店なら大抵「海外で暮らす」「海外で働く」に関連した書籍を扱うコーナーがあるので、そこで著者名を一通りチェック。SNSのアカウントがわかればフォローします。
本を出せるくらい情報量が豊富な人は、海外就職関連のセミナーやイベントを主催したり、ゲストとして登壇したりするケースが多いので、そんな人が発信する情報は日頃からキャッチしておきましょう。

 

2. 自分と同じ志を持つ人を探す

実際に海外で働いている人を探してみるだけでなく、自分と同じ志を持つ(=海外で働きたいと思っている)人と出会うことも同じくらい大切です。

手っ取り早いのは、海外就職関連のイベントに参加してみること。そこで知り合う人たちも日々情報を集めているはずなので、各自の知っていることを共有し合えば効率よく情報収集ができます。また、その中で実際に自分より早く海外就職を決める人が出てくると、モチベーションも上がるはず。

「地方に住んでいて近所にそういうイベントがない」という場合は、海外で働きたい人が集う Facebookグループやコミュニティサイトに参加するのもオススメです。

同じ志を持つ人が集まるオススメ海外就職コミュニティ

 

3. 海外で働く人に実際に会いに行く

SNSで流れてくる情報を眺めているだけでも確かに有益ですが、本気で海外就職を目指すなら、実際にその人たちに会って話を聞くことは非常に大きなアドバンテージになります。いわゆるOB・OG訪問ですね。
海外で働く日本人コミュニティのつながりはとても強く、「友達の友達」くらいで誰とでも繋がれるような狭い世界なので、その中の一人と繋がれば現地のリアルな情報が入るようになります。

「でも、海外まで会いに行くお金も時間もないし……」という人は、少々強引ですが、一時帰国のタイミングを狙いましょう。
海外から積極的に情報発信をしている人のSNSを日々チェックしていれば、日本に一時帰国するタイミングがわかるかもしれませんし、名が知れた人であれば帰国時にセミナーやイベントに登壇するかもしれません。そういうチャンスを逃さず、会いたい人には会いに行くというフットワークの軽さが重要です。

ただ、一時帰国の際は予定が詰まっている場合も多いので、過度な期待は禁物です。また、当然ですが、自己紹介もせずに突然「会ってください」とお願いしたり、なぜ会いたいのかをきちんと説明しなかったりというような非常識な行動はNGです!

 

4. 海外で発行されている日本語フリーペーパーを取り寄せる

大きな都市であれば、だいたい現地在住の日本人が発行する日本語のフリーペーパーがあります。現地のお店の情報や観光情報が多いですが、求人情報が載っている場合もあるので取り寄せてみると良いでしょう。
発行しているのは日本人なので、発行元の連絡先を見て編集部に連絡してみるのも、現地との繋がりをつくる一つの手です。

 

5. 「海外で働きたい」ことを周囲にアピールする

これまでの4つは自分から情報を取りに行く「攻め」の方法でしたが、最後は「待ち」の戦法です。

会社勤めをしている場合、なかなかおおっぴらにはアピールしづらいですが、「海外で働いてみたい」ということを口に出すだけでも、情報は集まりやすくなるものです。
例えば、海外で働いている人・海外で働いたことのある人を紹介してもらえたり、いい求人サイトや情報サイトを紹介してもらえたり……。声に出してアウトプットしてみることで、思いがけない情報や良縁がきっとやってくるはずです。
現在の仕事に支障が出ない程度に、自分の夢を最大限アピールしていきましょう!

 

まとめ

今回は、海外就職のチャンスをつかむためにするべき5つの方法をご紹介しました。このステップはあくまで「最初の基盤づくり」ですが、どれも今すぐ始められることばかり。
すぐに海外で働くつもりはなくても、いろいろな国の働き方をのぞいてみるのはそれだけで楽しいものです。まずはイメージを膨らますためにも、たくさん情報を集めてみてください!