オーストラリアへの社会人留学情報がまるっとわかる!特徴や費用相場などをご紹介
DMM英会話ブログ編集部2018 03.22 Thu
目次
近年、社会人になってから英語の必要性を痛感して留学をする人が増えてきています。なかでも日常的にネイティブの英語に触れられて、日本から比較的近いオーストラリアは、社会人が選ぶ留学先として人気です。今回はオーストラリアでの社会人留学の特徴や社会人向け留学プログラムの種類、留学費用の相場、現地生活の注意点などをご紹介します。
1.オーストラリアでの社会人留学の特徴
①目的に応じた様々なカリキュラムがある
社会人留学といっても、リフレッシュも兼ねた1週間の休暇で行く留学から、ビジネス英語の習得を目指す長期留学まで、人によって期間も目的も様々ですよね。オーストラリアには多くの語学学校があり、たとえば看護師やネイリストなどの資格も取れるコースや、現地企業でインターンもできるプログラムなど、留学の目的に応じて、社会人対象の様々なカリキュラムが存在します。ある程度英語力に自信のある人なら、留学して 3カ月程度のレッスンで語学学校の先生の話す英語が分かるようになり、勉強の質が上がり始めることが多いようなので期間の参考にしてみるといいかもしれません。
オーストラリアは、語学学校やワーキングホリデー制度など、留学制度や環境が整っているので、目的に合わせて様々な条件を選択して留学をすることが可能です。どんな教育カリキュラムがあるのかについては次の章でご紹介します。
②日本人のサポートスタッフや留学生が多くて安心
オーストラリアの語学学校には、日本人のサポートスタッフが在籍していることが多いのも特徴。学校生活だけではなく日常生活など、トラブルがあった時にもサポートしてくれるのがポイントです。知らない土地での生活に不安はつきものですが、同じ日本人のサポートスタッフがいると思うと安心感がありますね。日本人の留学生も多いので相談にのってもらいやすい環境もオーストラリア留学のメリットでしょう。
③発音はイギリス英語寄り
オーストラリアは、イギリス系の移民で国家が建設されてきたため、英語の発音や表記がイギリス英語に近いです。アメリカ英語とは若干異なる場合があるため、予め留意しておくようにしましょう。
2.オーストラリアでの社会人向け留学プログラム
①短期留学
社会人留学で多いのが、会社を辞めずに夏休みや年末年始の休暇を利用して行く短期留学。語学学校や大学付属の語学コースでは1週間〜3カ月という短期留学コースが用意されており、観光も楽しめる語学コースやビジネス英語をしっかり学ぶコースなど、短期間でも目的に合わせた留学を叶えることができます。
②長期留学
キャリアアップやキャリアチェンジのために仕事を辞めたり、社内公用語を英語化する企業が増え研修制度を使ってある程度まとまった期間留学したり、社会人の長期留学も近年増えています。履修できるカリキュラムは、一般英語やビジネス英語コース、TOEICをはじめとした試験対策コースなど、実に様々。長期留学で可能な社会人向けプログラムについてかんたんにご紹介します。
(1)資格取得プログラム
オーストラリアの語学学校には、英語と同時に各種資格の取得を目指した学習をするプログラムが多数あります。TOEICなどの英語に関する資格はもちろんのこと、看護師、英語指導者、ネイリスト、ダイビング講師といった職業に必要な専門的なスキルを、資格取得に向けて、英語とともに学べます。英語力を磨くだけではなく、帰国後の転職や再就職後のキャリアアップに役立つ資格も取得したい人におすすめです。
(2)インターンシッププログラム
より実践的なビジネス英語を学びたいのであれば、語学学校での英語学習後に現地企業でのインターンができるインターンプログラムがおすすめ。実践的にビジネス英語を学べるだけではなく、海外での就業経験を積むことでキャリアアップを図れることがインターンプログラムの魅力です。インターン自体は2週間〜受け入れてくれる企業が多いため、たとえば、1カ月の留学期間のうち半分を学校、半分をインターンというスケジューリングも相談可能。ただし、インターンプログラムに参加するためには一定レベル以上の英語力が必要です。
(3)ワーキングホリデー
「貯金もあまりないし、現地の活きた英語に沢山触れたいから、現地で働きながら英語を勉強する留学にしたい」そんな人におすすめなのは、ワーキングホリデーの制度。通常の留学生が取得する留学生ビザと大きく違う点は、合法的に働けるかどうかです。18~30歳という年齢制限はありますが、合法的に働きながら語学留学をしたいのであればワーキングホリデーの制度を利用するのが賢明です。
(4)専門学校・大学・大学院進学
英語力だけではなく、英語力を活かした学術知識やプレゼンテーション能力を磨きたい人や、転職やキャリアアップの際に有利になるよう海外の大学の学位を取得したい人には、専門学校や大学、大学院進学という留学方法もあります。
3.オーストラリアでの社会人留学の費用相場
さて、気になるオーストラリア留学の費用ですが、相場はどれくらいなのかを見ていきましょう。
留学のタイプによって異なりますが、オーストラリア全土で入学金がかかります。オーストラリア留学センターによると、この入学金は平均して約200〜250ドル。これに加え授業料が週300〜400ドル、教材費が週10ドルほど、学生ビザ申請の際に加入が義務付けられているOSHC留学生健康保険が月50〜55ドルほどかかってきます。そのため1年留学する場合は全部で18,140ドルほどかかる計算になります。(注釈)
インターンや資格取得などのオプションをつけるとより高額になるようです。夏休みや冬休み、年末年始などの繁忙期は高くなる傾向にあり、時期によって料金が異なることも留意しておいた方が良いでしょう。
授業料・航空券・滞在費込みで割安となるパッケージプランなども存在するため、目的に合わせて様々な予算パターンを出して検討するのがおすすめです。上記の費用目安をもとに必要な留学費用を計算したり、予算情報をサイトで検索したり、各地で行われている無料の留学相談イベントなどで留学カウンセラーに相談してみてもいいかもしれません。
4.オーストラリアでの生活について
①オーストラリアの物価
留学するとなると、気になるのは現地での実際の生活。特に物価は、長期滞在するのであれば予め把握し備えておきたいところです。オーストラリアの通貨である豪州ドルは、1AUD=88円(2018年1月現在)。オーストラリアはほとんどの製品を輸入に頼っていることもあり、物価は日本より少し高め。コンビニなどで飲料水を買おうと思うと2AUD程度が相場です。野菜や肉など国内で生産されている生活必需品は比較的安めですが、工業品や電化製品は輸入品が多いため高め。ただし、物価が高い分、現地の労働賃金も高めです。ワーキングホリデーでは短期間で効率的にお金を稼いでいる人もいるようです。
物価の高さが気になるのであれば、オーストラリアより若干ですが、物価が低めの隣国ニュージーランドへの留学も同時に検討してみるのがよいかもしれません。オークランドはニュージーランドでは物価が高い都市ですが、メルボルンやシドニーといったオーストラリアの大都市ほどではありません。
また、物価に注目するのであれば、フィリピン留学という選択肢もあります。物価は安く、コースを選べば欧米の英語ネイティブ講師の授業のみで英語を学べます。
②オーストラリアの治安
オーストラリアは、欧米諸国と比べ比較的治安が良いとされています。しかし、日本とは違います。貴重品をはじめ自分の荷物を肌身離さず持っておくようにし、できるだけ夜間に一人では歓楽街に出かけないようにするなど、最低限の対策は行いましょう。
③その他
オーストラリアに留学する際に気をつけておきたいのが、紫外線。オーストラリアは日本に比べて紫外線が非常に強いので、しっかりとした日焼け対策が必要です。日焼け止めクリームなどのUVケア用品は現地で購入することはできますが、肌トラブルや製品の効能に心配がある人は日本で使い慣れたものを準備して渡航するようにしましょう。
5.まとめ
留学は安くないお金と時間をかけて行うからこそ、失敗したくないもの。自分の留学の目的や予算、希望に合わせて自分にぴったりな留学先を見つけてみてくださいね。
(注釈)参照元:https://www.aswho.com/expense
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