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沖縄やバリのようなリゾート地として名高い地中海に浮かぶ島、マルタ島。
実は、マルタ島は観光地という以外にもう1つの顔を持っています。それは、人気の留学スポットであるということ。
「リゾート気分を味わいながら留学できるから人気なんでしょ? 」とお思いの方はほんの少し勘違いしているかもしれませんよ。今回は、観光だけじゃない! マルタ島が留学にオススメな5つの理由をご紹介していきます。
マルタ島への留学をオススメする5つの理由
1. 多文化・多言語に触れられる
まずご紹介したいマルタの魅力は、独特のミクストカルチャーにあります。多くの国に侵略された歴史を持つマルタ共和国には、色々な国の言語や文化が色濃く反映されているのです。
例えば、マルタの公用語はマルタ語と英語なのですが、過去にイタリアの支配下にあったことでイタリア語を話せる国民もかなりの割合でいます。また、ナポレオン時代に侵略を受けたことが影響してか、ときどき「ボンジュール」(仏語)という挨拶をする人を見かけることもあり、本当に多文化で多言語。
1つの国でこれほどまでに色々な文化や言語に触れられる地域はなかなか珍しいですよね。「1度で何度もおいしい」これがマルタ留学の魅力の1つめです。
3. 他の国にもアクセスしやすい
地中海に位置するマルタ島は、ヨーロッパ諸国へのアクセスがとっても良い地域です。イタリアのシチリア島には毎日フェリーが出ていて、日帰り旅行が楽しめます。また、まとまった休みがあればお隣イタリアはもちろん、フランスやベルギーなどのヨーロッパ諸国にも飛行機を使って2時間程度で着けるというアクセシビリティは旅行好きにはたまりませんね。
料金を考えた時にも、現地のLCCを使えば安いときで3000円~5000円で国境を渡れるという手軽さも魅力的。大きいキャリーケースを引きずって色々な国を旅して歩くのも良いですが、ホームステイ先に荷物を置かせてもらい、マルタを拠点にしてショートトリップを繰り返せるというのも、マルタに留学する利点の1つと言えそうです。
3. お金がかからない
留学するにあたってハードルとなるのは、やはり時間とお金。時間を作るのは仕事の兼ね合いでいかようにもなりますが、経済的な面は自分で何とかするしかない問題ですよね。
そんな点でもマルタへの留学はオススメです。例えば、オーストラリアへの留学費用が渡航費、食費等含め、1か月あたりおよそ44万円と言われていますが、マルタへの留学費用は34万円程度。語学学校によってまちまちですが、基本的にマルタの語学学校の値段が他の国よりも低く設定されていることが多いと言われています。
物価はとりたてて安いというわけではありませんが、食品に関しては日本と同じくらいかやや安い印象。また、お店の数も限られていて、お金を落とすところがないので、無駄な出費を抑えられます。
地中海というロケーションを考えると、1か月34万円はとても魅力的です。
4. 海がきれい
先ほど「リゾートだけじゃない」とは言いましたが、やはり青い海抜きにしてマルタは語れません。海岸近くで泳ぐ人、日光を浴びる人のほか、スキューバダイビングのライセンスも取得できるとあって、世界各国からたくさんの人たちが集まってきます。
当たり前のことではありますが、島全体を海が囲んでいるので、どこにいても海が見える環境にあるマルタ。毎日泳ぎに行くようなことはなくても、勉強に疲れたとき、日本が恋しくなったとき、寛容な海がただただ黙って、あなたを癒してくれるでしょう。
実際に、マルタは鬱病など、主に精神疾患にかかった人たちを癒すためのメディカルツーリズムでも注目されている地域。都会の喧騒の中、日々忙殺されて疲れてしまったなぁという方にもオススメの留学先です。
5. のんびり自分のペースで取り組める
先にお話したように、「何となく」で来られないのが語学留学。
意欲的に取り組むのは良いのですが、「お金も仕事も都合をつけて、せっかく来たんだから」と何となく気負ってしまいがち。似たような境遇の周りの人と自分を比べて追い込んでしまい、苦しくなってしまうという人も少なくないのではないでしょうか。
マルタの語学留学は日本人留学生が少ない上、国籍や年齢、あらゆる面で本当に多種多様な人が集まるので、あまり人と自分を比べることなく、取り組めるのが魅力になるのです。
また、語学留学というと、ティーンエージャーが多いイメージですが、40~50歳の方の留学が多いのもこの地域の特徴。高みを目指すことと自分を追い込むことは似ているようで違います。自分のペースでのんびりと力をつけていけるというのは大切な要素の1つなのです。
おまけ:マルタ島には猫がたくさんいます
留学と直接的に関係はないのですが、マルタはネコが多く住んでいることでも有名です。本当に至るところにネコがいて、マルタのネコの写真集が出ているほど。ネコ好きの方なら青い海以上に癒されること必至です。
ちなみに、犬にマルチーズという種類がいますが、あれは「マルタの」という意味の "Maltese" というところから来ており、マルタ発祥の犬であると言われています。しかし、現在はマルタにマルチーズはほとんどおらず、代わりにネコが幅を利かせているという皮肉な現状。数百年後、マルチーズと言えばマルタ発祥のネコのことを指す、なんて意味が変わっているかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
今まで何となくしか知らなかった地中海のリゾート地の見え方が変わった方もいらっしゃるかと思います。留学先として実は様々な魅力を持つマルタ島。この記事を読んで、語学留学の選択肢の1つとしてマルタ島を考えてくれる方が1人でも増えれば嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
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