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シドニーのランドマーク!ハーバーブリッジウォーク&クライムを楽しもう【オーストラリア観光】

シドニーのランドマーク!ハーバーブリッジウォーク&クライムを楽しもう【オーストラリア観光】

「シドニー」と聞いたとき、一番はじめに思い浮かべるものは何ですか?

白い砂浜のあるビーチ?
ユニークな形をしたオペラハウス?
入り組んだ湾に浮かぶ色とりどりのヨットやフェリー?

これらの美しい景色をすべて堪能できるのが、オペラハウスに並んでシドニーのシンボルである、シドニー・ハーバーブリッジです。

シドニー北部と中心部をつなぐこのブリッジは、実は歩いて渡ることもできます。

この記事では、ハーバーブリッジの成り立ちと、歩いてハーバーブリッジを渡る、通称「ブリッジウォーク」の楽しみ方をお伝えします。

記事の最後に紹介するハーバーブリッジを「登る」アクティビティ、「ブリッジクライム」も要チェックです。

 

ハーバーブリッジについて知っておきたいこと

ハーバーブリッジの大きさ

アーチの形から「コートハンガー」なんて呼ばれることもあるハーバーブリッジは、鉄アーチの橋で全長1.1キロ。

両端にそびえ立つ高さ100メートルもの石の支柱によってアーチがかかり、橋げたを支えています。

シドニーの北部と南部を結ぶ鉄道路線と自動車用道路、自転車専用道と歩道が走っており、「車線が世界一多い橋」としても有名です。(筆者しらべ)

ハーバーブリッジの歴史

ハーバーブリッジは約100年前の世界恐慌時代にオーストラリア経済を活性化し、雇用を生み出すために建設が決まりました。
どこに行っても仕事がないなか、シドニーに行けばブリッジ建設の仕事がある、という状態だったそうです。

橋を建築するアイディア自体は、イギリス人がオーストラリア大陸に1788年に入植してから約30年後の1815年に、流刑囚(!)で有名な建築家であるフランシス・グリーウェイによって提案されていました。
しかし、どのような設計にするかや工事費を誰が負担するのか、といった問題が解決せず、先送りになっていたのです。

そして100年以上経った1923年にようやく、「橋の父」と呼ばれるジョン・ブラッドフィールドが、都市中心部の鉄道建設とハーバブリッジの主任技術者に選ばれ着工、9年の月日を経て1932年に完成しました。

ハーバーブリッジへの上がり方

ハーバーブリッジの渡り方は、シドニービジネス中心地側、ロックス地区から登る方法と、シドニー北側のキリビリ側から登る方法の2通りあります。

ロックス側から上がる方法


ロックス地区は、シドニーで歴史ある地区の1つです。

実は橋の建設によって多くの歴史ある建築物が破壊されてしまったのですが、残っている町並みからも少し200年前の面影を感じることができます。

ロックス地区は地下鉄Wynyard駅から歩いて10分、Circular駅から3分の場所にあります。

ロックス地区にきたら、標識「Sydney Harobour Bridge BridgeClimb」を目当てにCuberlandストリートにある「ブリッジエントランス」を目指しましょう。
迷ったら「坂道を高いほうへと登って行く」ことを思い出してください。

たとえば、写真のアーガイル通りから登る方法。
アーガイル通りはチョコレート専門店Lindtや週末にはロックスマーケットも開催されている、ロックス地区でも比較的大きな通りです。

アーガイル通りにかかる高架橋のたもとに、「アーガイル・ステアズ」という可愛らしいけどとても急勾配の階段があるので、それを登ります。


すると、なんと目の前に橋の入り口が!

橋への入り口はこんな見た目をしています。

 

キリビリ側から上がる方法

ブリッジの北側はキリビリと呼ばれる閑静な住宅街です。
小さなカフェやレストランが鉄道駅「Milsons Point」のまわりに集まっています。

シドニーの遊園地「ルナパーク」があるのもこのキリビリエリアです。

キリビリ側から登るには、まず鉄道駅「Milsons Point」を目印に行きましょう。

駅の改札を出て左側出口、Ennis Rd側から出ます。

出口を出たら右に曲がり、坂道を降りて行くと、この階段が現れます。
これがブリッジへと続く階段なのです。

 

ハーバーブリッジを歩くとこんな景色に出会える!


ハーバーブリッジを歩いて渡ると、こんな景色にであうことができます!

青い海!
白いオペラハウス!
色とりどりのヨットにフェリー...。

シドニーの良いところがギュッと詰まった景色です。

橋を歩く人たちも観光客から地元に住む人、老夫婦に若いカップル、一人でジョギングしている人もいれば友達同士で笑い転げながら歩く人まで、それぞれ思い思いにブリッジウォークを楽しんでいます。

気持ちのよい景色を見ながら30分かけて渡ると、良い運動にもなりますし、リフレッシュできますよ。

 

ハーバーブリッジの上まで行ける!?ブリッジクライムをしたいなら

このハーバーブリッジの「上」を歩くことのできるアクティビティ「ブリッジクライム」も人気です。

ツアーなため、無料でできるブリッジウォークに比べて値段は張りますが、シドニーの街全体を橋の上から見下ろすことのできる非日常体験が味わえます。

(頂上からの景色は、宮崎駿監督の映画『魔女の宅急便』の主人公・キキになって空から見下ろしているような気持ちになりました!)

#bridgeclimbより

ブリッジクライムでは専用のウェアをきて、ハーネスをつけて登ります。
5~10人のグループになり、インストラクターが先頭にたって登って行くのです。

誤って落として下を通る人や車に当たると大変危険なため、携帯電話やカメラなど、何かを手にもって登るのは禁止です。

その代わり、頂上でスタッフの人が何枚か集合写真をとってくれ、記念に一枚を無料でもらうことができます。

夕日を拝みながら昇る「トワイライト・クライム」も人気です。

ブリッジクライム詳細

営業時間:毎日6:00〜23:00

集合場所:ロックス地区ブリッジクライム事務局

料金:大人AU $183(約15,500円)〜・小人AU $153(約13000円)〜

ウェブサイト:bridgeclimb.com

 

ハーバーブリッジのまとめ

1. ハーバーブリッジについて知っておきたいこと
2. ハーバーブリッジへの上がり方
3. ハーバーブリッジを歩くとこんな景色に出会える!
4. ハーバーブリッジの上まで行ける!?ブリッジクライムをしたいなら

を紹介しました!

今から約100年前に建設され、今ではシドニーのランドマークとなっているハーバーブリッジ。
シドニーサイダー(シドニーの住民、ローカルのこと)気分でブリッジウォークを楽しんでみてくださいね。

最後に、美しいハーバーブリッジの姿とともにお別れです!