SOLUTION.12
公立校として、学習指導要領の中で「個別最適化」学習を実現
守谷市立守谷中学校
異文化を学ぶ生徒たちの嬉しそうな表情から、ご自身もパワーをもらっているという中井英語教諭。心ある異文化インタラクションを目指したDMM英会話導入のSTORYとは。
- 導入形式:授業導入
- 受講場所:学校
- 対象学年:中2
- 利用頻度:月1〜2回
守谷中学校は、どんな学校ですか
小池 義寿校長:本校は、創立62年目の歴史と伝統のある学校です。生徒には感動や達成感は「一生懸命にやってこそ得られるものである」ことを伝え、自己有用感、自己肯定感を育てることを目指しています。校訓の「高くあれ 深く究めよ より広く」のもと、守谷市から教育を変えるというフロントランナーとしての意識も大切にしながら、常に挑戦していくことをモットーに日々教育活動の充実を目指す活力ある学校です。
DMM英会話を導入したきっかけを教えてください
守谷市教育委員会:守谷中学校が所在する守谷市では、教育の推進を連携事項のひとつとし、2020年に合同会社DMM.comと包括連携協力に関する協定を締結しました。同年、市内の全児童生徒を対象に半年間、DMM英会話の無償提供を受け、多くの児童生徒がレッスンを受けました。楽しさや会話が続く手ごたえから、無償提供の終了後も継続したいという意見が数多くありました。そこで本市では、GIGAスクール構想によって一人一台ずつ整備されたiPadを活用し、英語の授業の一環としてDMM英会話を取り入れて、教科書の内容に準拠した「個別最適化」を実現しました。
実際のレッスンは、どのように行なわれていますか
守谷市教育委員会:2年生が一人あたり年10回のDMM英会話でのレッスンを、英語の授業内で受講しています。実際の授業では、DMM英会話でのレッスンが始まるまでの時間に、英語教諭やALTが主導となって、生徒が当日レッスンで使われるフレーズを予習します。その後、生徒はDMM英会話講師とのマンツーマンレッスンに移行し、それぞれが能力や学習進度に合わせた会話を繰り広げます(個別学習)。レッスン教材は、学習指導要領に関連したテーマや重要フレーズを選ぶことで、限られた授業時数を圧迫することなく、生徒一人一人が十分なスピーキング時間を確保することができています。
DMM英会話を導入してみて変化はありましたか
中井 ひとみ先生(英語教諭):生徒には、自分の気持ちを自分の言葉で伝えることを意識するようにいつも伝えているのですが、英語に自信を持ってコミュニケーションできるようになったことが大きな変化です。以前より、英語に親しみを持ってインタラクションを楽しむ姿を見て、日々成長していることを実感しました。毎回のレッスン後に行っているアンケートでは、多くの生徒が「楽しかった」と答え、さらには、生徒自身が「一生懸命聞いてくれる講師の先生にもっと頑張って伝えたい」と感じるようになりました。レッスンを重ねるごとに生徒たちのモチベーションが向上し、実際に行っている会話の内容も具体化しています。英語という言葉をコミュニケーションツールとして使えることが、生徒たちの強みになると確信しています。
DMM英会話を使ってみていかがでしたか?
田畑 裕菓さん(生徒):始まる前はすごく緊張して、うまく話せるか心配でしたが、実際に話してみると、心配だった気持ちを忘れて、講師の先生と会話が弾むように話すことができました。自分の趣味や好きなことが伝わったときには、達成感と安心感がありました。1回目は受け身でしたが、2回目からは自信を持って自分から積極的に話すことができて、成長できていると思います。今まで学んできた英語を最大限に使って話をしていますが、これからもっと英語を勉強して、その英語を使ってフリートークでいろいろな話をしたいと思いました。学校の授業とは違って、DMM英会話では緊張してうまく話せないときもあるけれど、これからは実際に外国の方と直接話す場面でもあると思うので、その緊張感も良い経験になっています。
授業の様子やご感想を教えてください
Dontae Huskey 先生(ALT)※株式会社リンク・インタラック関東北 所属:我々英語担当が行う授業は全て、文部科学省の目標を達成する為に行なっているものであり、DMM英会話を利用する前は、一英語サービスがその達成に向けて助けになることには少し疑問がありました。しかし実際に導入してみると、外国人講師との個別学習が、様々な形で、生徒の学習の助けになっていると分かりました。リスニング能力の向上や、沢山発話するスピーキング能力の向上、また様々な場面で様々な人と話すことに抵抗がなくなっていく様子が見られました。結果として、将来の生徒たちにとって、英語は、簡単でまた楽しいものになっていくと感じられました。授業中に私が行うことは、生徒の様子を見て、「英語に関する助けは必要か?」「接続など技術的な問題はないか?」「次に何をすればいいのか?」といったように、問題なくレッスンが進行できるようサポートすることです。しかし最終的には、生徒自身が全力を尽くして、一対一のレッスンをやりきっています。
中井 ひとみ先生(英語教諭):本校では、教科書の内容に準拠した題材を基に、フリートークレッスンを行います。講師の先生と画像を共有しながら、異文化を学ぶ生徒たちの嬉しそうな表情を見て、私も生徒たちからパワーをもらっています。中学生にとって一対一で25分間の英会話は大変なことだと思うので、レッスン中は生徒の表情を見ながらサポートをしたり、次のレッスンに向けての課題を探したりと、生徒が楽しみながら英会話ができる環境づくりを心がけています。
DMM英会話でのレッスンを通じて生徒の皆さんにどのようなことを学んでほしいですか
中井 ひとみ先生(英語教諭):生徒には英語、DMM英会話でのレッスンを通じて、様々な国の言葉に触れ、その言葉の後ろにある様々な国の文化にも理解を深めてもらいたいと思っています。そして、グローバルな視野を持ち、英語で自分の意見を発信し、相手の意見を聞いて、心のあるインタラクションができる生徒に成長することを願っています。