学校向けサービス

導入事例:松蔭中学校・高等学校

SOLUTION.13

「英語を学ぶ」から「英語で何かを学ぶに」変化した。3年間で15,000分の成果を実感している

松蔭中学校・高等学校

3年間の授業導入を通じて英語を話すことが生活の一部になってきていると話す篠原教諭。教科横断型の活用法で視野が広がってゆく生徒たちのDMM英会話導入3年目のSTORYとは。

  • 導入形式:授業内導入
  • 受講場所:学校・自宅
  • 対象学年:中学GS・高校GLクラスの全学年
  • 利用頻度:ほぼ毎日(登校日)

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松蔭中学・高等学校はどんな学校ですか

Open Heart, Open Mind(心を開いて、思いを自由にして)をスクールモットーにする神戸の聖公会キリスト教主義にもとづく、歴史ある女子校です。

この3年間でどのように活用されたか教えてくだい

①習った文法事項の即実践の場やそれぞれの目的に応じたレッスンの受講

例えば現在完了を学んだら、自己紹介でI have lived in Kobe for 10 yearsというように即実践して使う。また、準備されている色んな種類のレッスンを紹介し、生徒それぞれの目的に応じて、どんなレッスンが最適か(どのレッスンを受けると効果的か)のアドバイスを行い、個別でもそれぞれが身に着けたい力を最適に伸ばせる形で取り組んでいる。

②インタビュー調査の場

中学1年生の2学期からは、テーマを決めてインタビューを行い、最終的にエッセイやレポートを作成する。取り組みやすいテーマから初めて、自分の興味関心につながるものへ移行していく、もしくはテーマは教科横断的に各学年で取り組んでいるものとつなげる形で実施している。例えば、中1は社会で地理を扱っているので、世界各地の伝統料理と衣装についての調査を行い、中2の3学期末には自分の興味関心で問いを設定してレポートを作成する。中3では、社会で公民(基本的人権など)を学ぶ時期にジェンダーについて考えるという風に教科を横断する形で実施している。

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継続してご利用いただいた理由を教えてください

英語はコミュニュケーションツールなので、とにかく練習量が必要。また、英語を学びながら、グローバルな視野を身に着けて欲しい、そして生徒の英語レベルに応じて、個別最適な学習ができること。以上3つが行える方法を考えた場合、オンライン英会話サービスのDMM英会話が本校で行いたい教育プログラムに最適と判断したため。

実際のレッスンはどのように行われていますか

インタビュー調査がある場合は、それについての調査をまずは行い、その後は各自で目標を決めて取り組みたいレッスンを選んで実施している。また、時折、教員が個別に各生徒のレベルや目標に応じて推奨するレッスンをアドバイスしている。例えば、英検®準1級を取得したいならDaily Newsを行う、発音をなおしたいならフォニックス、文法があいまいなら文法レッスン、すぐに英語がでてこないなら瞬間英作文という具合に生徒が身に着けたい力を伸ばせるようアドバイスを行っている。

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導入して、継続いただき生徒様の変化はありましたか

一番の変化は、英語の抵抗感がなくなり、英語という科目を学んでいるのから、英語というコミュニュケーション手段を学び、英語を通して世界の色んな価値観を学ぶという部分。英語を話すことが生活の一部になるような感覚があることが一番大きい。実際、英語でプレゼンをする際にも、抵抗感がない。緊張はするが、それは日本語でも同じ。土壇場での英語のアドリブが少しずつできるようになり、何とか言い回しで伝えようとする。そんな場慣れした英語を話す姿勢も身についている。また日本という国を客観視できつつあることも感じている。色んな国の先生方へインタビュー調査を行うことにより、世界共通の問題や日本だけにある問題に気づきだす。当たり前と感じていたものが崩れていき、新しい物事の見方を身に着けていく。英語授業だけでなく、探究関連の授業でもその効果を感じている。
他の先生の回答: 日ごろからDMM英会話に意欲的に取り組んでいる生徒は、発音がよくなったように思われます。また、初対面の人にインタビューをしたり文化の違いを学んだりすることで英語を使うことの楽しさを実感していると思います。

実際に積極的に活用されていかがでしたか。3年間活用されて生徒様に目に見える変化はありましたか

基本的に平日に毎日、学校の授業内で取り組んだ。大体年間で5,000分、3年間で15,000分。英語を学ぶから、英語で何かを学ぶに変わり、英語を話すことが日常の一部になること。

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今後培った英語力を活かして生徒様にどのように羽ばたいて欲しいですか

多様な考えを知り、世界で活躍する人になってほしい。また、高校生では長期的(半年)かけて100人以上の方にインタビューを行い、文献にもあたる本格的なレポート作成に挑戦したい。LGBTQの問題について、30ヵ国以上、100人の方にインタビューを行いました。その結果、こういうことが分かりました。そういう具合に視野を広げて、日本ではなく世界基準で物事を考えられる人に成長して欲しいなと思います。

どのような英語教育をするべきか悩んでいる教員の先生方にアドバイスはありますか

英語はツールなので、間違ってもいい。そのように英語を話す抵抗感を減らして、英語で情報を獲得し、新しい発見を得る。オンライン英会話を通してそういう部分を意識した授業設計をすると、英語だけを教えるのではなく、英語を教えながら異文化理解も体験し、人格形成を促していける教育プログラムが可能になると思います。英語を話す練習の大部分をDMM英会話に思い切って任せて授業を設計するというのも1つの考え方として良いのではないかなと思っています。

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3年間の利用を通じて思い出に残るエピソードがありましたら教えてください

価値観が崩れて新しい価値観を得る瞬間を見る時があり、そういう場面に出くわすと利用していて良かったと切に思います。例えば、中2の出生率がテーマのインタビュー調査では、「理想の子どもの人数は何人ですか?」と色んな国の先生方に聞きますが、あるアフリカの先生が「2~3人、今のグローバル社会を考えると費用面でもそれが妥当」と答えていました。アフリカは出生率が高そうだと予想していた生徒の反対の考えでした。そういう調査を通して、今の社会がいかにグローバル化社会となり、現在進行形で変化しているかを実体験したと思います。また、「スマホを子どもに渡す時期はいつが妥当か?」という調査でも、国や家庭によって差異がわかり(デジタル社会を考えると6歳ぐらいでできるだけ早い方が良いなど)、同時に「依存、視力低下、家族間のコミュニュケーション低下」といった問題が、共通のものということが分かりました。生徒だけでなく、教員の私たちも調査結果を通して、世界がどう変化しているのがよく分かり、生の声を聞くことで視野が広がっていくことを実感しています。

フィリピン短期留学に行かれたということですが、留学中に効果が感じられる瞬間はありましたか

普通に英語が通じる。生徒たちの様子をみていると、それを特に実感したようです。英語が普段の生活の一部になっている感じがもともとあるので、そこが実体験によりさらに強化されたという印象を受けました。また現地での英語での授業でも、聞き取りや発表を含めて、特段困る様子もなく受講していました。現地の高校との交流授業でも英語で普段通りの会話を行い、生徒同士だけで教員が中に入ることもなく、交流を行っていたので、そこもこれまでの成果が出た瞬間でした。色んな場面で、この3年間で本当に力がついたなと実感するばかりでした。

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今後のDMM英会話の活用法について第一線で見ていただいている先生だからこそ感じる可能性などありましたら教えてください

【中高生の利用について】
オンライン英会話を英語の練習だけでなく、インタビュー調査を通してのアウトプット作成で活用していくならば、

  1. 全国一斉にDMM英会話調査で探究プレゼン大会
  2. 教材(プロジェクト[インタビュー調査])の共有
  3. インタビュー調査を行うためのレッスンやフレーズの共有

②や③を共有して、①のような発表報告会(オンライン)などがあると、より盛り上がっていくのではないでしょうか。

【サービスについて】
フィリピンの先生が多いので、もう少しいろんな国の先生を増やしていただけると、多様な価値観と出会うきっかけが多くなると思います。教材でSDGsの番号について、というのもあっても良いかもしれません。

その他に何かございましたら教えてください

あっという間の3年間でした。DMM英会話導入時に考えていた授業計画はすべてできたと思います。生徒のアンケートをみたり話をしたりして、一番興味深かったのは、生徒たちは自分の英語力に対する変化が分からない、という部分でした。検定などでは、しっかりと成果がでているのですが、これも英語が普段使いになっているので、自然と英語力があがっている証拠かなと思います。 来年度からはいよいよ一期生が高校生になります。英語がある程度できる分、ここからどれだけ視野を広げて、物事を深く考えられるようになるかが重要になると思います。世界レベルでの英語力を身に着け、世界基準で物事を考える。そんな生徒になるようDMM英会話を活用しながら教育プログラムを考えていきたいと思います。

<継続利用3年目の生徒様の声>

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松蔭中学校・高等学校GSクラス

担当:篠原 弘樹教諭 利用方法:毎日ICT English の授業で利用

篠原 弘樹教諭からのコメント
GSクラスですが帰国子女やインターナショナルスクール卒の学生もいれば、入学時に英検®4級程度の生徒もいる学科です。DMM英会話を始めたばかりの時は少し緊張して沈黙してしまうこともありましたが、今は毎日受講しているので何の抵抗もなく楽しんで受けています。将来の夢や目標に関しても、すでに英語が話せることが当たり前すぎて「英語」だけに絞った将来選択ではなくなっている様子です。 また、使い方も様々で、お気に入りの講師を2,3人登録している学生もいれば、16人ほど登録している学生もいたり、最低3ヵ国の講師へインタビューをする課題があったり、メダルを集めるために様々な国の講師を選ぶ学生もいて各々が好きで自分に合っている方法で利用してもらっています。

現時点でのレッスン総分数を教えてください

Aさん: 15,150分 / Bさん: 10,275分 / Cさん: 3,925分

DMM英会話を普段どのように使っていますか

みなさん: 毎日ICT Englishの授業で利用しています。

3年間使ってみて、率直な感想を教えてください

Cさん: 私は中三で転校してきたので1年間しかDMM英会話を使っていませんがDMM英会話でたくさんの国の先生とおしゃべりすることでたくさんの国の文化を知れるので海外の人と繋がれるので楽しいです。前の学校ではこのようなサービスは使っていませんでした。自分から英語を話し出す力が付くので、前の学校の友達にもお勧めしたいです。

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利用当初から英語力の変化は感じましたか

Aさん: とても感じました。利用当初から比べると総合的に上達を感じているが特にスピーキング力が伸びたと思っている。

利用して英語以外にメリットを感じたことはありますか

Cさん: DMM英会話をすることでほかの国のことをたくさん知れるのでよりたくさんの国の人と話をして日本と比べて会話をすることがとても楽しい。

継続するための秘訣はありますか

Cさん: 授業の一環として利用すること。終わったらすぐ次の予約を入れること。

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英語の勉強に一歩踏み出せない同世代の学生に何かアドバイスがあればお願いします

Aさん: 英語の勉強をすると、難しさや、やりたくなさを必ず感じます。しかし、英語を上達することで、海外の人と話すことができるという楽しさを感じることができます。一緒に頑張りましょう。
Bさん: 英語が喋れるようになるだけで楽しいしこれからどんどん役に立つと思うのでとにかくチャレンジするべきだと思います。
Cさん: 英語に自信がなくても、DMM英会話の先生が文法、発音をきちんと直してくれるのでDMM英会話を通して大きく英語力がアップすると思います。

将来の目標や夢を教えてください

Cさん: 国際的な企業で働くこと。

レッスンを通じて伸びたと感じるスピーキングスキルで当てはまるものをすべて教えてください

即答力/作文力/語彙力/文法力/表現力/流暢さ/発音/コミュニケーション力

Aさん: 語彙力、文法力、作文力、発音、流暢さ、即答力
Bさん: 即答力、語彙力、表現力、コミュニケーション力

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3年間使ってみて、英語を話すことや海外の人に対する意識は変わりましたか

Aさん: DMM英会話を三年間使ってみて、海外の先生との英会話の時間が近づいても、「英語を話さなあかん」という抵抗がなくなりました。

思い出に残るエピソードがありましたら教えてださい

Aさん: 正確な英語を話せたことで、お互い好きなアニメで意気投合になることができました。多国の食べ物や他国の人々の偏見を知ることができました。
Bさん: DMM英会話の先生にその国の伝統料理だったり文化を教えてもらって興味深かったし、日本の料理や文化を紹介して感心してくれた時は嬉しかったです。

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お気に入り講師をリピートして予約することはありますか?嬉しかったことは?

Aさん: 同じ先生を受講すると自分のことを覚えてくれていて、自己紹介以外にも少し深い話をすることができる。

講師の良いところを教えてください

Aさん: 明るい先生、英語を直してくれる、自分の意見が詰まったときにサポートしてくれる等。

篠原 弘樹教諭
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松蔭中学校・高等学校

篠原 弘樹教諭

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