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TOEICを持っていても、実際には喋れないと言われますがTOEIC研修でスピーキング力を身につける方法はありませんか?

TOEICのマテリアルでスピーキング力を伸ばすことは可能です。スコアUPでなく実務で使える英語を身につける研修ということを受講者に意識させましょう。

大人の英語学習を楽しく!:多岐川恵理2016年11月04日

皆さん、こんにちは。 DMM英会話の渡邊です。 お悩み解決第4弾は、トランスメディア・ソリューションズ代表取締役 多岐川 恵理様に、TOEIC対策の中で、スピーキング力や実務で使える英語を身につけることは可能なのか、という問題に対しお話をお伺いします。


スピーカー:多岐川 恵理(以下、多岐川)

トランスメディア・ソリューションズ代表取締役
上智短期大学を経てアメリカのプリマスステートユニバーシティを卒業。TOEIC990満点。 貿易会社やブランドライセンス企業での海外交渉など、様々な業種で英語を駆使して勤務してきた。
29歳でライターへ転身し、法人化。明日香出版社、NOVA、講談社等から英文法、英会話に関する著書が13冊。10年以上にわたり法人英語研修を行っており、複数講師を動員しての大型研修にも対応。TOEICや英語学習法の研修を得意としており、クラス平均100点アップの実績がある。



インタビュアー:DMM英会話 須藤啓太(以下、DMM法人営業部 須藤)

DMM英会話 法人営業部責任者 兼 Bibo Global Opportunity, Inc(DMM英会話を運営するフィリピン法人) 取締役。
2013年にDMM英会話を立ち上げたメンバーの一員。その後、2014年に日本へ戻りDMM英会話の法人営業部を立ち上げ。現在は日本とフィリピンを行き来する日々を過ごしている。

DMM法人営業部 須藤
いつもお世話になってます。今日は宜しくお願い致します。

多岐川
宜しくお願いします。

TOEICはビジネス英語のサンプル。講師、担当者、受講生のチームワークで、スコアと英語力のどちらも手に入れる。

DMM法人営業部 須藤
世間一般で、「TOEICで高得点を持っていても実際にビジネスシーンで英語を使えるとは限らない」と言われることが多いですが、これに対して如何お考えでしょうか?
TOEIC研修は実務で使える英語を身につけることに適してないのでしょうか?

多岐川
TOEIC研修を通して実務に使える英語力を身につけることは、可能です。
ただし、研修担当者と研修講師がいる場合は講師、及び受講生との絆、連携があってこそです。

TOEICのマテリアルは非常に優れていて、ビジネスパーソンに必要な要素が多く含まれていますので、工夫次第で様々なスキルを身につけることができます。
そこにレベル、年齢の壁はありません。実際に「50代で海外プロジェクトに呼ばれるとは思ってもみませんでした。TOEIC講座で習ったことを毎日使っています」などのメールを受講者からもらったこともあります。

DMM法人営業部 須藤
TOEICそのものでなく、とりまく環境、利用の仕方に改善余地があるということでしょうか。

多岐川
そうですね。一昔前、企業の英語研修といえば、一部の上級者を海外事業に登用する目的が大半でした。
でも今は、会社全体の英語力の底上げ、TOEICでいえば皆に500点突破させたいという研修依頼が増えています。すると、 「仕事で英語を使う当てもないのに学ばされる、さっさと目標点を取って終わりにしたいが点取りテクニックを覚えるのも下らない」 と悶々とする人が教室にあふれる危険性があります。

企業が社員に英語を学ばせる目的は、英語で仕事ができる人材を増やすことのはず。人事担当者が「上に報告するため、とにかくスコアアップを」という意識では、社員に見透かされます。

DMM法人営業部 須藤
なるほど、無意味と思える労働を強いる環境は、誰にとっても不幸ですよね。では、TOEIC研修を成功させるため、担当者にできることは何でしょう。

多岐川
企業の英語研修担当者が、TOEICを受けさせる理由、実務英語の獲得がゴールであること、学んだ先の未来を開講前にしっかり受講生に認識させることだと思います。

たとえば、ある大手鉄鋼会社の新入社員研修では、人事担当者が「今すぐ英語を使う部署に配属される人は一握りですが、35歳になったとき英語を全く使わずに働ける人はいませんよ」と、事業の方向性を語ってハッパをかけていました。
うまくいった研修では必ず、「キツかったけどおもしろかった」「ためになった」と感じた受講生が、職場に戻って話すことで、次の受講者が生まれます。マーケティングの世界では“伝道師”と呼ばれますが、そういった方を次の開講時に呼んで、実体験を話していただくことも、受講生には大いに励みになります。

DMM法人営業部 須藤
なるほど。しかし、現実には人事担当者が事業の具体的なビジョンを描いて見せるのが難しい場合もあるのではないでしょうか?

多岐川
そうですね。でも、そこがまさに担当者の力のみせどころだと思います。

例えば、とある企業では研修担当者が教室に来る受講生に声かけをして出迎えたり、社内の一室を自習室として開放するなどを行っていました。担当者が心から皆を応援する姿勢を見せること、学習時間や課題の消化、個人面談などをしてあげること、などなどスコア以外にも評価基準を設けて学習者の努力を理解することで、受講生のやる気は大いに変わってきますし、それこそが研修担当者の役割だと思います。

TOEICのマテリアルはお手本として活用できる。

DMM法人営業部 須藤
ありがとうございます。 それでは、TOEICを通して実務英語を学べるという具体例について、お聞かせ願えますか。

多岐川
はい。例えば、パート7ではビジネスレターやメールを基にした出題が定番ですが、業務で英語を使っていると答える受講生の大半が、メールのやり取りが主だという実態があります。
メールの書き出しはどうしたらいいのか、レターにはさらにフォーマルなフォーマットがあるのか、「拝啓 時下ますます…」に相当するフレーズがあるのか等、受講者が知りたがるポイントは多くあります。

英語の文章は、各パラグラフ(段落)にトピックセンテンスと呼ばれるその段落のテーマを最もよく表した一文があり、それを拾えば大量の資料を素早く把握できるし、自分がメールを書く際には必ず段落ごとにテーマを絞り、最初にトピックセンテンスを置くようにすれば、誰でもちゃんと伝わる文章が書けます。

このように、ただの問題文にみえても、ビジネスで英語を活用する上で必要な情報が含まれているのです。

※パート7 = いろいろな文書が印刷されている。設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もある。各文書には設問が数問ずつある。

DMM法人営業部 須藤
なるほど。確かにそうですね。
ビジネスレター以外にも、注文書や発注書などが問題として出題されているので、いざ自分で英文見積書を作らなくてはいけない、となった時にお手本として使える部分は多々ありますよね。

TOEICの勉強をする人は「テストのための勉強」と考えるのではなく、実際のビジネスシーンで役に立つ英語をTOEICで学ぶ、という考えを持って学習することが大切ですね。テストを受け終わった後もTOEICで学んだことを日々の業務に役立てるように意識できれば理想的だと思いました。

多岐川
まさにそのとおりです。しかし、それが可能になるのは、先に述べた「実務英語を身に着けるのがゴール、スコアだけが目的ではない」という開講目的が担当者から周知徹底されていればこそです。そうでないと、受講者からは「スコアに直結することだけ教えてほしい」という不満が出ます。
私たち研修担当者も、TOEICは勉強ツール、外国語を学ぶことは意外とおもしろいと実感してもらえるよう導いていく必要がありますね。

DMM法人営業部 須藤
とても参考になりました。
次のテーマにうつらせてください。TOEICで高点数を保持していても英語が喋れない、という問題に対してはどのように対策すればよいでしょうか?これも、多くの研修担当者が抱えている悩み、課題だと思われます。

TOEICのリスニングとリーディングで英語力の土台を築き、作文力をつけることで、スピーキングへとつなげます。

多岐川
カタコト英語を脱却したいなら、アウトプット(発話)の土台である大量のインプット(リスニング、リーディング)を行うべきです。TOEIC研修中も、レベルに合わせてスピーキングの練習を取り入れると、学習がインタラクティブになって良いですね。
私の研修では、パート2(応答問題)を利用して、質問文に対して思いつく限りの返答をするエクササイズをしています。

※パート2 = 1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。印刷はされていない。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。

たとえば、
”Will you interview the job applicant tomorrow?”
(明日あなたが採用面接をしてくれますか?)
という問いに対し、教科書的な答えだと
”Yes, I will.”
などになりますし、実際に受講生からこれしか出てこない場合が多いです。
ですが、実生活では、
”Oh, I totally forgot about that.”
(ああ、完全に忘れてた)や
”I think I have a meeting tomorrow.”
(明日は会議があるんじゃないか)
なんていう返答になるはずですよね。

その点、TOEICの応答はリアルです。受講生も、自分が話す側に回って初めて気づくことがたくさんあるんです。

DMM法人営業部 須藤
なるほど。上記の例で言えば、質問を聞いたあとに、”答えをみて選ぶ”んじゃなくて、自分が実際に答えてみる、という感じですかね。
"Will you visit the client this afternoon?"
"I’m afraid I’ll be busy. Why don’t we ask Bob?"
とか。こういうのを口に出して言ってみることで「本当の会話力」が身につきますよね。

多岐川
Definitely!(そのとおりですね!)

DMM法人営業部 須藤
とはいっても、やはりTOEICの勉強をやっている中で、スピーキングの練習に割ける時間は必然的に少なくなってしまうかと思いますが、その辺はいかがでしょうか?

多岐川
確かにそうですね。TOEIC研修でスピーキング練習を増やし過ぎれば、趣旨と違うと戸惑う受講生も出るでしょう。
TOEIC研修ではスコアアップを狙いながら大量のリスニングとリーディングで英語力の土台を作り、自力で作文する力も養う。その一方でスピーキング力をアップさせる方法も提供してあげるのが良いと考えています。
先程の例題のような練習は、それこそDMM英会話のようなオンラインレッスンでもできますしね。TOEIC対策の合間に、オンライン英会話でアウトプットを行えば、「わかり合えた!」という喜びが学習継続へのモチベーションにつながるしょう。

TOEICを通してスピーキング力も身につけたい人は、音読やシャドーイングなど声を出すトレーニングも重視するのがよいと思います。一つの目安ですが、700点を越えたらオンライン英会話など実践でスピーキング力を身につける研修に移るのが良いと思います。

あとは、英語レベルに関係なく語彙は重要なので、iKnow! のような語彙補強の学習は常に行うことをオススメします。

DMM法人営業部 須藤
多岐川さんの仰るとおり、ある程度のスコアが取れたら、聴解と読解の精度のみを磨くのではなくて、スピーキングの勉強に移行することが、ビジネスに必要な英語力を育てる上で一番良い道だと思います。

どんなにTOEICのスコアが高くても、実際に喋れないと劣等感も拭えないですし、ビジネスで英語を扱うのも難しいかと考えています。
今回お話をお伺いし、TOEICの試験勉強は、単なるテストのための勉強でなく、学習方法によってはビジネスシーンで充分に活かせるものだと腑に落ちました。企業の英語研修担当者にも「TOEICの点数を伸ばすこと」がゴールになっている方が多くいらっしゃるかと思うので、本日のお話はTOEIC対策の「その先」を見据えた非常に有意義なお話であったのかと思います。
貴重なお話をありがとうございました。

多岐川
こちらこそありがとうございました!

この記事のまとめ

1:TOEICの問題は実際のビジネスシーンに即した”良教材”である
2:実務英語の習得こそが目的であると研修に関わる全員が認識すべき
3:TOEICの学習を基礎としてスピーキング力を伸ばせる
※オンライン英会話などでアウトプットの練習をすると更にスピーキング力が定着する
4:TOEIC 700点を越えたらオンライン英会話などを利用して、スピーキングの練習に移るとより実践で使える英語が身につく

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次回は、「海外へ事業を拡大する上で、どのような人材を育成すれば良いですか?」という研修担当者様 / 経営者様のお悩みを米田 貴之氏に解決して頂きます。
ご期待くださいませ。
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(編集:渡邊 杏奈)

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