簡単なコツがあった!可算名詞と不可算名詞を見分ける方法とは?
英語を学習していて誰もが一度はぶつかる、可算名詞(Countable)と不可算名詞(Uncountable)の壁。
英語では、日本人の私たちからすると一見不思議なルールで区別されていることもあり、混乱しますよね。
実は、ネイティブの頭の中には「シンプルな基準」があるんです。今回は、暗記に頼らず感覚で判別できる3つのルールを解説します!
ルール1:真っ二つに切っても名前が変わらないか?
これが最も分かりやすい判別法です。例えば...
・apple(りんご)
真っ二つに切ったら、それはリンゴの「半分(half of an apple)」になり、もとの「1個のリンゴ(an apple)」ではなくなりますよね。「apple」であるという見た目が重要なので、この場合は可算名詞になります。
・water(水)
コップに入った水を半分に分けても、右にあるのは「水」、左にあるのも「水」です。性質は何も変わりません。ということで、どこまで切っても中身が変わらないことから不可算名詞です。
・book(本)
本を真っ二つに切ったら、それはもう本として読めませんよね。本にはその原型をキープする構造(形)が必要なので、可算名詞です。
・paper(紙)
大きな紙を半分に切っても、出てくるのは「小さい紙」と「小さい紙」です。紙という素材そのものに注目しているため、不可算名詞になります。
基本的にはこのような考え方でOK!ただし、もちろん例外もあります。
・お金(Money)
例えば1万円札を半分に破ったら(ダメですが!)、「お金」としての価値を失いますよね。でも概念としての「お金」(「お金がほしい!」などのニュアンス)は、細かく分けても性質が変わらないため、英語では不可算名詞として扱われるんです。
ルール2:決まった形の輪郭があるか?
可算名詞は、パッと見たときに「ここからここまでが1つ」という輪郭があります。
可算名詞(輪郭あり): 犬、机、ペン、アイデア
これらはどれも形がはっきりしており、個体として認識できます。「idea(アイデア)」は、例えば「アプリを作る」という1つのアイデアを真っ二つに切ったら、それはもう元の「アプリを作るというアイデア」としては成立しませんよね。可算名詞では原型の輪郭をキープすることが大切なので、可算名詞と考えられます。
不可算名詞(輪郭なし): 空気、砂、塩、愛、情報
空気や砂はどこからどこまでが1つか、境界線が引けませんよね。また、「love(愛)」や「information(情報)」のような抽象的な概念は、どこまで細かくしても、あるいはどれだけ大量に集めても決まった形はないため、不可算名詞として考えられるのです。
ルール3:「集合体」はひとまとめで不可算!
似たようなものを一括りにしたグループ名は、不可算名詞になることが多いです。
(family , team などの例外あり)
| 不可算名詞(グループ名) | その中身(数えられるもの) |
| furniture (家具) | Chair, Table, Bed |
| baggage (手荷物) | Suitcase, Backpack |
| fruit (フルーツ全体) ※fruits(種類)の場合は可算名詞 | Apple, Orange, Banana |
| clothing (衣類) | Shirt, Pants, Jacket |
「家具」という名前の物体はこの世に存在しませんよね。椅子や机が集まって初めて「家具」という概念になります。こうした総称的な言葉は決まった形の輪郭がないため、不可算名詞になるのです。
迷ったときはこう見極める!

どうしても迷ったら、自分自身にこう問いかけてみてください。
「人によって思い浮かべる “1つ” の形が同じ?(Yesなら可算)」
「形を崩しても、呼び方はそのまま?(Yesなら不可算)」
この感覚が掴めると、英語の冠詞や複数形が劇的に楽になります。
次は、日本人が間違いやすい不可算名詞5選を詳しく見ていきましょう!
日本人が間違いやすい!不可算名詞5選
ルールはわかっていても、日本語の感覚に引きずられて間違えてしまいがちな不可算名詞をご紹介!
1. Advice(アドバイス)
日本語では「アドバイスを1つもらった」と言いたくなりますが、英語では an advice とは言えません。アドバイス自体は形がなく、目に見えない概念だからです。(ルール1,2参照)
⭕️ some advice / a piece of advice
2. Information(情報)
インターネットに溢れるたくさんの情報。ついつい s をつけたくなりますが、これも形がないので不可算です。(ルール1,2参照)
⭕️ a lot of information
3. Homework(宿題)
「宿題が3つもある!」と言いたいときも要注意。宿題は「やるべき作業の塊」と捉えるため、数えません。(ルール3参照)
⭕️ a lot of homework
4. Baggage / Luggage(手荷物)
旅行バッグは数えられても、それらを総称した「手荷物」というカテゴリーは数えられません。(ルール3参照)
⭕️ two bags / two pieces of luggage
5. Equipment(設備・備品)
キャンプ用品やPC周辺機器など、「必要な道具一式」を指します。これも集合体なので不可算です。(ルール3参照)
⭕️ some equipment
数えたいとき、ネイティブはこうする!
水は数えられないということでしたが、実際にカフェで注文するときは「1つ、2つ」と数えたいですよね。そんなとき、ネイティブは外側の容器や単位を数えます。
・Two bottles of wine(ワイン2本)
・A loaf of bread(パン1斤)
ちなみに!万能な「Piece」
“a piece of..” は、多くの不可算名詞(家具、情報、アドバイス、ニュース、紙など)に使える魔法のフレーズです。迷ったら a piece of を使うのもアリ。
まとめ
実は、ネイティブもカジュアルな場では "Two coffees, please!" と言うことがあります。このように、可算名詞・不可算名詞が完璧でなくとも、間違っても意味は通じることが多いのでとにかく喋ってみることが大切。
ご紹介した3つのルールを復習して、次のレッスンでは講師と「これは可算?不可算?」と確認し合ってみましょう!
