英語で「どういたしまして」と伝えるとき、よく "You're welcome." と言いますよね。
これは丁寧な表現で、どのような場面でも使える便利なフレーズなのですが、実はこれ以外にも「どういたしまして」の気持ちを伝えるフレーズはたくさんあります。
しかも、"You're welcome." より短くて使いやすいフレーズもあり、今すぐ応用できるものばかり!
今回は、ネイティブにもよく使われている表現を取り上げてみました。
なにかと使う機会の多い「どういたしまして」のレパートリーを増やして、ネイティブの英会話に一歩近づいてみませんか?
1.Anytime!
何かを助けたり手伝ったりした時にお礼を言われたことに対して、「どういたしまして!あなたのためならいつでもやるよ!」という意味が含まれているフレーズです。
A:"Thanks for checking my essay."
「私のエッセイをチェックしてくれてありがとう」B:"Anytime!"
「どういたしまして(いつでもどうぞ)!」
2.Sure. / Sure thing.
「もちろん!」という意味で使われるフレーズの "Sure."。単語自体は「確信・確実・当然」という意味を持ち、ここでの表現は「当然のことをしたまでだよ」というニュアンスを含んでいます。
"Sure thing." という表現もあり、こちらも"Sure."と同じ意味になります。
A:"Thank you for helping me to carry this."
「これを運ぶのを手伝ってくれてありがとう」B:"Sure!"
「どういたしまして、当然のことだよ」
3.Don’t mention it.
"mention" は「話に出す/言及する」という意味です。
これは、「お礼を言われるまでもないよ、どういたしまして」というニュアンスで使われます。
A:"Thanks for buying me a coffee."
「コーヒーをおごってくれてありがとう」B:"Don't mention it."
「どういたしまして、お礼を言うまでのことでもないよ」
4.Not at all.
全然気にしていないことや、お礼を言われるまでもないと思っていることに対して、「お礼を言われるなんて、とんでもないよ」と表現できるフレーズです。
A:"Thank you for giving me advice."
「アドバイスをくれて、どうもありがとう」B:"Oh, not at all."
「おお、とんでもないよ、どういたしまして」
5.No worries!
たいしたことをしていないから、「"worry(心配)" はいらないよ!」、つまり「気にしないで」という意味になります。
A:"Thanks for giving me a ride to the airport."
「空港まで連れてきてくれてありがとう」B:"No worries!"
「どういたしまして、気にしないで!」
6.No problem.
読んで字のごとく、「問題ない」という意味です。
ここでは、「どうってことないよ」「私がしたことはたいしたことではなくて、お礼をする必要はないくらいだよ」というニュアンスが込められています。
A:"Thanks for making me breakfast."
「私に朝ご飯を作ってくれてありがとう」B:"No problem."
「どういたしまして、どうってことないよ」
7.It was nothing.
直訳すると、「あれはなんでもないよ」ですね。「自分にとってなんてことではないから、お礼を言う必要なんてないよ」という意味になります。
A:"Thank you for supporting my presentation today."
「今日のプレゼンテーションを手伝ってくれてありがとう」B:"Oh, it was nothing."
「おお、どういたしまして、お礼を言う必要なんて全くないよ」
8.You bet!
「別にいいよ、気にしないで」という意味合いの、アメリカの口語表現です。
A:"Thanks for fixing my computer."
「パソコンを直してくれてありがとう」B:"You bet!"
「どういたしまして、いいってことよ!」
9.My pleasure. / It's my pleasure.
"pleasure" は「喜び・愉快・嬉しさ」といった意味ですが、"(It's) my pleasure." となると「感謝されてとても光栄です」や「(感謝されるようなことができて)嬉しいです」という意味になります。
A:"Thanks for your help."
「手伝ってくれてありがとう」B:"It's my pleasure!"
「どういたしまして、むしろ手伝えて嬉しいです!」
10.I’m happy to help. / I'm glad to help.
何かを助けたときなどのお礼の返事として使える、「役に立てて嬉しいです」という意味のフレーズです。
A:"Thanks for correcting my writing."
「私の文章をチェックしてくれてありがとう」B:"I'm glad to help."
「どういたしまして、役に立てて嬉しいよ」
まとめ
いかがでしたか? ひとくちに「どういたしまして」という表現でも、今回ご紹介しただけで10種類もありました。どれも短いフレーズですので、簡単に覚えられるかと思います。ぜひメールや会話などの日常生活でも活かしてみてください。
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