DMM英会話 ブログ 英語を学ぼう 表現&フレーズ

VIPやCM、NG…日本語でよく使われる略語って英語でも通じる?

VIPやCM、NG…日本語でよく使われる略語って英語でも通じる?

PCやNG、CMなど、日常会話でもアルファベットの略語はよく出てきますよね。

しかし、これってアルファベットですが、本当に英語でも通じるのか、気になったことはありませんか?

実は、よく使われている略語のなかにも和製英略語は多く存在するのです!

今回は主に日本語でのみ使われる和製略語と、英語でも使われる略語の意味を解説します。例文も載せていますので、あわせて確認してみてくださいね。

主に日本語でのみ使われる略語

まず最初は和製の略語を紹介します。英語圏では理解してもらえないことも多いので、英会話では気をつけましょう。

NG (No Good)

こちらもテレビなどでよく聞く言葉ではないでしょうか。これが実は「No good(良くない)」の略語だと知っていましたか?

日本国内では、写真や映像のNGシーンなどで使われることがありますが、英語圏ではあまり一般的ではありません。英語圏でNGシーンは英語で outtake や blooper と言います。

After filming for hours, the director realized there were several bloopers in the final cut that needed to be edited out.
「何時間も撮影した後、監督は最終カットで編集が必要なNGシーンがいくつかあることに気づいた」

SNS (Social Networking Service)

この略語は、一見英語のようですが、主に日本語で使用されます。英語圏では一般的ではありません。英語圏では social media が一般的な表現です。

Social media keeps us connected globally.
「SNSは私たちをグローバルに繋いでくれる」

CM (Commercial Message)

この略語は、広告動画として日本語で広く使用されていますが、英語では commercial や  advertisement(ad と省略されることも多いです)という言葉が一般的です。CMは日本独自の略語であり、英語圏では使われることはありません。

The company invested heavily in their advertisements on TV in order to reach a wider audience.
「その会社は、より多くの視聴者にリーチするため、テレビCMに多額の投資を行った」

BGM (Background Music)

これは、音楽が背景で流れている状況を表します。BGMという略語も日本で一般的に使用されますが、英語圏ではそのまま background music と言うことが多いので、「BGMを変えて!」と言ってもすぐに理解されないかもしれません。

The background music in the movie perfectly captured the emotions of each scene.
「映画のBGMは各シーンの感情を完璧に捉えていた」

英語でも一般的に使われる略語10選

次は、英語でも一般的に使われる略語を紹介します。

DIY (Do It Yourself) 

自分でやるという意味の英語の頭字語です。これは、日本語でも同様に「自分でやる」「DIY」という意味で使われています。

She decided to DIY her own furniture instead of buying it from the store.
「彼女は店で家具を買うのではなく、自分でDIYすることに決めた」

関連記事:DIYってよく聞くけど、どういう意味?DIYに関する英語表現・フレーズ集

FAQ (Frequently Asked Questions) 

「よくある質問」という意味で、日本語でも「FAQ」という略語が使われることがあります。

Please refer to the FAQ on our website for answers to common inquiries.
「よくあるお問い合わせについては、ホームページの『よくあるご質問』をご覧ください」

CEO (Chief Executive Officer) 

最高経営責任者という意味で、日本語でも同様に「CEO」という略語が使われます。

The CEO of the company announced a new strategic plan during the board meeting.
「CEOは取締役会で新たな戦略計画を発表した」

VIP (Very Important Person)

重要な人物を指します。日本語では「ヴィップ」として発音されることが一般的ですが、英語ではそのまま「ヴィーアイピー」と読みます。英語からの借用語ではありますが、日本語で一般的に使用されています。

The event organizers reserved a special seating area for VIP guests.
「イベント主催者はVIPゲストのために特別席を用意した」

EV (Electric Vehicle)

電気自動車を指します。EVは英語圏でも広く使用されています。特に最近では、環境への配慮や持続可能なエネルギーへの関心が高まっているため、電気自動車の普及が進んでいて、それに伴ってEVという略語もよく使われるようになりました。

The government introduced incentives to promote the adoption of EVs among consumers.
「政府は、消費者のEV導入を促進するためのインセンティブを導入した」

HR (Human Resources)

HRは人事部や人材管理を指します。企業内の人事関連業務を指すことが多いです。

The HR department is responsible for hiring new employees and managing employee relations.
「人事部門は新しい従業員の採用と従業員の関係の管理を担当しています」

PR (Public Relations)

広報活動を指します。企業や団体が外部に向けて情報発信やイメージ戦略を行う際に使用される言葉です。英語でも同様の使われ方をします。

The company's PR team organized a press conference to announce the launch of their new product.
「会社のPRチームは、新製品の発売を発表するために記者会見を開催しました」

GPS (Global Positioning System)

これは、衛星からの信号を利用して地球上の位置を特定するためのシステムを指します。この略語も英語圏と日本語圏の両方で一般的に使用されている言葉です。

We used GPS to navigate through the city and find our way to the conference venue.
「私たちはGPSを使用して市内を案内し、会議会場への行き方を見つけました」

関連記事:GPSやSCUBAも!軍隊に由来する英語の略語10選

5G (Fifth Generation)

第5世代の無線通信技術を指す略語です。これは、日本語だけの表現ではなく、英語圏と日本語圏の両方で広く使用されています。

The telecommunications company launched its 5G network, promising faster internet speeds for consumers.
「通信会社は5Gネットワークを開始し、消費者向けにより高速なインターネット速度を約束しました」

3D (Three-Dimensional)

三次元の空間を表す表現です。この略語も英語圏と日本語圏の両方で広く使用されています。

The movie was released in 3D, offering viewers a more immersive experience.
「その映画は3D形式で公開され、視聴者により没入感のある体験を提供しました」

略語に注意して楽しい会話を!

もしかしたら、知らずに会話で使っていたものもあったのではないでしょうか。

日本語の表現なのか、英語でも通じるのかはなかなか不明瞭な略語も多いかもしれません。

わからない単語に出会ったときにはすぐに調べてメモをして覚えるなどすると、新たな語彙を増やす手助けになりますよ!

今回の記事をきっかけに、ぜひいろいろな略語を調べてみてくださいね。

関連記事:英語の職場で必ず使われる!ビジネス関連の略語・略称一覧