クリスマスのスイーツ特集!シュトーレンはどこから来たの?
クリスマスといえば、何を思い浮かべますか?
美しいイルミネーションや楽しいプレゼント交換もありますが、忘れてはならないのがクリスマススイーツです! この季節ならではのスイーツが、世界中に存在します。
まずは、クリスマスのシーズンにぴったりのお菓子シュトーレン(Stollen)についてお話しします。
このお菓子はドイツの伝統的なクリスマススイーツですが、近年では世界中で愛されるクリスマススイーツとなっていて、日本でも見かけるようになりました。
筆者はドイツに3年ほど住んでいたのですが、毎年冬になるとさまざまなタイプのシュトーレンが販売され、食べ比べを楽しむことができました!
今回の記事では、シュトーレンの歴史と、英語圏で人気のあるクリスマススイーツを紹介します。みなさんが知っているものは、いくつあるでしょうか?
Stollenって何?
まず、シュトーレンとは何かを知りましょう。
シュトーレンは、ドイツの伝統的なクリスマスケーキで、フルーツやナッツ、スパイスがたっぷりと詰まった甘いパンです。このお菓子は通常、クリスマスシーズンに家庭で作られ、贈り物としても人気があります!
Stollenの歴史
シュトーレンの歴史は非常に古く、14世紀にまで遡ります。最初に登場したのは、ドイツの都市ドレスデンでした。シュトーレンに関する最古の記録は1329年であり、ヨーロッパで最も古いクリスマスのお菓子のひとつとして知られています。
当時は「シュトリーツェル」と呼ばれ、アドヴェント(待降節)とクリスマスの季節に作られるパンだったのだそうです。クリスマスの特別な贈り物として作られ、贅沢な材料で作ることから、王室や貴族たちの間で愛されました。
クリスマスの伝統
シュトーレンの形状は、キリストの幼子イエスを象徴し、白い粉糖がキリストのおむつを表しているという説があります。また、ドライフルーツやナッツは、キリストの三賢者が贈り物として持参したものを表しているのだそうです。こうしたことから、シュトーレンはクリスマスの伝統として重要な意味を持ち、クリスマスの伝統として受け継がれています。
世界で愛されるStollen
今日、シュトーレンはドイツをはじめ多くの国々でクリスマスの伝統として愛され続けています。ドレスデンのシュトーレンが有名ですが、ドイツの他の地域でも独自のバリエーションがあります。
シュトーレンは通常、柑橘類の皮の砂糖漬け、アーモンド、マジパン、さまざまなスパイスなどの材料を含む、リッチなイーストベースの生地で作られます。クリスマスの数週間前から焼かれることが多く、時間が経つにつれて味が溶け合い、濃くなるのだそうです。
今では世界中に広まり、国によってさまざまなバリエーションで楽しまれているようですね!
伝統的なドイツのスイーツ、シュトーレン。その歴史には多くの意味が込められています。キリスト教の象徴や贈り物の精神を感じながら、この美味しいケーキを味わってみてください。クリスマスの温かさと幸せを感じることができることでしょう!
英語圏で定番のクリスマススイーツ10選
さて、ここからは英語圏でクリスマスの定番となっているスイーツを紹介します。知っているものも多いかもしれません!
Candy Canes
これは、クリスマスを象徴するお菓子です。ペパーミント味の固いキャンディで、赤と白のストライプが入った杖のような形をしています。クリスマスツリーに吊るしたり、プレゼントとして贈られたりすることが多いです。
ちなみに、cane は「杖」という意味ですよ。
Gingerbread Cookies
これは、ジンジャー・クッキーの生地で作った、甘くてスパイスの効いたクッキーです。ジンジャーブレッドマンや家の形にカットされ、アイシングやキャンディーで飾られます。
Peppermint Bark
ペパーミントバークは、ホワイトチョコレートとダークチョコレートを重ね、その上に砕いたペパーミントキャンディーを振りかけて作るホリデー用のお菓子です。固まったら砕いて、ミント風味の甘いお菓子として楽しみます。
Fruitcake
砂糖漬けやドライフルーツ、ナッツ、スパイスをたっぷり使った濃厚なフルーツケーキが伝統的です。アルコールに浸して数週間から数ヶ月熟成させることが多いです。
Mince Pies
ミンス・パイは、ミンスミートと呼ばれる混合物を詰めた小さな甘いパイです。現代のミンスミートには、ドライフルーツやスパイスなどが含まれているのが一般的ですが、もともとは肉も含まれていました。
Yule Log・Buche de Noël(フランス語)
英語ではユール・ログですが、フランス語のブッシュ・ド・ノエルとして日本でも定着して知られていますね。丸太を模したお祝いのデザートで、スポンジケーキにフィリングを巻き、チョコレートやバタークリームを使って、雪に覆われた丸太のようにデコレーションすることが多いです。
Eggnog
エッグノッグは、卵、牛乳またはクリーム、砂糖、スパイス(ナツメグやシナモンなど)を混ぜて作る濃厚な飲み物です。アルコール(ラム酒やブランデーなど)を加え、冷やして飲むこともあります。
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Christmas Pudding
プラム・プディングとも呼ばれるクリスマス・プディングは、蒸したり茹でたりした濃厚なデザートです。ドライフルーツやスパイスがたっぷり入っていて、ブランデーなどの蒸留酒に浸してから火をつけて演出することもあります。
Marzipan
マジパンは、甘くしなやかなアーモンドペーストで、さまざまな形に成形され、ケーキのデコレーションによく使われます。クリスマスのお菓子にはよく使われる材料です。
Truffles
日本でも定番のトリュフ! 冬になると何故だか食べたくなりませんか?
トリュフは小さくて丸いチョコレート菓子で、中心には柔らかくてクリーミーなガナッシュが入っています。ココアパウダーや粉砂糖、刻んだナッツなどでコーティングされていることが多いです。ホリデーシーズンには、さまざまな味やデザインが登場します!
冬ならではのスイーツを楽しもう!
いかがでしたか? 今回はシュトーレンの歴史に始まり、さまざまなクリスマススイーツを紹介しました。
早速スイーツを買いに行こうと考えた方もいるのではないでしょうか?
クリスマスは元々日本の行事ではありませんでしたが、今では定着しています。
これを機に、海外のスイーツも食べてみるのもいいかもしれません!
その時期ならではのスイーツを食べながら、海外の文化に触れてみましょう。