失敗をおそれずとにかく挑戦!Maki講師インタビュー前編 【「これ聞いてeKnow?」リリース記念】
DMM英会話の新サービス 日本人アドバイザー「これ聞いてeKnow?」がリリースされました!
海外経験豊富な日本人アドバイザーから、留学や海外生活、時には国際結婚まで(!)「これ聞いていいの?」という疑問を気軽に解決できるサービスです。
そこで今回は、日本人アドバイザーのMaki講師にお話を伺いました!
Maki講師は英語初心者の状態でアメリカの高校に入学。一度帰国し日本の大学を経て再渡航し、ニューヨークでインテリアデザインを学んだ後、現地の事務所で働いていました。また、日本に帰国後も外資系のデザイン事務所で働くなど、さまざまな経験をお持ちです。
海外生活での面白い出来事や英語学習で工夫したことなど、リアルで役に立つ体験談を2回に分けてお届けします!
留学生の自分を見るために渋滞が起きた!?
まずは、自己紹介をお願いします。
生まれも育ちも東京で、中高一貫の女子校に入ったものの、中学の3年間で飽きちゃったんですよね(笑)。それで、なにか違うことに挑戦したくて、高校1年生のときに交換留学でアメリカのケンタッキーに行きました。最初は1年間の予定だったのですが、高校2年生のときに転校して、今度はマサチューセッツにある高校に2年間通って卒業しました。
その後帰国して日本の大学を卒業したのですが、再度アメリカに渡航し、ニューヨークにあるインテリアデザインの学校に通い、現地のデザイン事務所でインターンとして働いていました。インターンを終えた後は、日本にある外資系のデザイン事務所で働いたりしていましたね。
ケンタッキーの留学生活はどんな感じでしたか?
ケンタッキーは思っていた以上に田舎で。みんなアジア人を見るのは私が初めて、みたいなところでした。到着後、空港から出たらガソリンスタンドに ”Welcome Maki” って書いてあって、なんだか珍しい動物が来たみたいになっちゃって(笑)。みんなわざわざ車で見に来たんですよ、渋滞するほどでしたから。
それはすごい環境ですね。
最初は英語が全然分からなくて、最初の3ヶ月はイエス、ノーとジェスチャーでとにかくコミュニケーションをとっていました。私が通っていたケンタッキーの高校は、卒業後は大学に行かずに就職する人が多くて、大学受験の準備をする必要がないということもあり、放課後はほぼ毎日パーティーだったんですよね。
とても楽しそうですね!
「今日は誰の家でパーティーだよ」といった具合で本当に毎日のようにパーティーをしていて。今思うとそこで英語に慣れた感覚はありますね。もともと1年間の交換留学が終わった後には日本の女子校に戻る予定だったのですが、やっぱり色々と校則も厳しくて。そんな中で毎日パーティー三昧でもうピアスの穴まで開けちゃっていたので(笑)、その厳しい環境には戻れなくなってしまったんです。

高校2年から環境が一変
それで、進路はどうされたんですか?
親から「もうちょっと勉強しなさい」と言われてしまったこともあり、高校2年からはマサチューセッツにある名門校に入学しました。名門校とは言っても当時はそんなこと知らず、応募したらたまたまそこに入れてしまったんです。
蓋を開けてみたら全寮制で、もう毎日勉強勉強の生活でした。放課後には必ず部活に所属しなければならず大忙し。さらに、夕食の後にはどこで勉強しているかを書いて提出し、その場所に先生が見張りに来るような非常に厳しい環境でした。
想像以上に厳しいですね!
もう生活が一変して。ただ、すでに日本の高校を退学していた状態なので、このまま行くと中卒になっちゃうと思って、とにかく2年間必死で勉強しましたね。
部活は何をやられていたんですか?
マサチューセッツは冬が寒いのでスポーツを変えざるを得ないということもあり、1年を通して3つの違うスポーツをやりました。私の場合は、秋はクロスカントリー、冬はスカッシュ、春はテニスをやっていました。ちなみに、クロスカントリーでは学校の最優秀選手になったんです!英語環境ということもあり、勉強ではなかなか周りに勝てなかったのでスポーツで評価されたのがとても嬉しかったですね。

パーティーと勉強、両方のおかげで英語が身についた
英語環境ということでしたが、どうやって英語が身についたと思いますか?
ケンタッキーの方の高校では毎日遊んでばかりの環境だったので、話す力はそこでついたと思います。パーティー用語ばっかり覚えていましたけど(笑)。ただ、文法などは分からないままだったので、マサチューセッツの高校の厳しい環境で勉強したことでやっと理解できました。この2つが組み合わさって、やっとできる実感が沸いた気がします。
そうなんですね。アメリカと日本の勉強の違いはありましたか?
アメリカの歴史は日本の教科書とは内容が異なっていて新鮮でした。例えば、パールハーバー(真珠湾攻撃)の記述ひとつとっても日本とアメリカではかなり視点が違います。授業の課題も多くて、英語の本を10ページ読む宿題を出されたときは、時間がかかりすぎて2ページ目で朝になってしまったこともありました。
一方で、アートのクラスでは絵を描くことに夢中になり、朝からずっと学校のスタジオで絵を描いていました。勉強のスキマ時間に絵を描くことが一番の息抜きでしたね。

後編ではMaki講師が思う日本とアメリカの働き方の違いや、長年英語と向き合ってきた中で見つけた「英語学習の考え方」について伺います!どうぞお楽しみに。
もっと海外生活や英語勉強についてMaki講師に聞いてみたい!と思ったら、ぜひ 日本人アドバイザーサービス「これ聞いてeKnow?」で相談してみてくださいね。
