平 理沙子
(更新)
日本の古都・京都 ― 神社仏閣や歴史的な建造物が立ち並びながらも、近年は世界中から観光客が集まり、たくさんの外国人の姿を目にする街。
今回取材したのは、京都在住、あるメーカーの海外営業を担当する20代女性・小西菜津紀さん。
小西さんは大学でスペイン語を専攻。スペイン語にどっぷり浸かる学生時代を経て、当時は「英語はもういらない」とさえ考えながらも、社会人となり海外営業の仕事を担当して以降、英語の必要性・重要性を痛感したと言います。
小西さん
「台湾とヨーロッパを担当しているのですが、電話がかかってきたときに、反射的に出るのはスペイン語。英語は、"Hello!" ですらパッと出てこない状況で…
やはり、世界の共通語は『英語』。これでは仕事にならないと思い、英語の勉強法を探した結果、DMM英会話に行き着きました」
2年間ほぼ毎日欠かさずDMM英会話を受講し、さらにスペイン語のレッスンも続けながら、一人の20代女性として趣味も楽しむ小西さんのとある休日に密着しました。
休日は8時頃に起床。起床後は、雑誌を読んだり、最近のマイブームという「バレットジャーナル」に記入します。
小西さん
「バレットジャーナルは、ニューヨーク在住の方が生み出した箇条書きのノート術です。手帳のようにスケジュールを書いたり、日記のように日々の出来事を書いたりしています。
何かを習慣化することにも役立つもので、DMM英会話レッスンを受けた日にチェックを付けたりもしてモチベーションを保っています」
偶然にも、筆者もバレットジャーナルをつけていたので会話は大盛り上がり。
小西さん
「私は最近始めたばかりなのですが、日本だけでなく世界中で流行しているノート術なので、YoutubeやInstagramにも世界各国のノート術がたくさん投稿されていて、見ているだけでも楽しいです。
イラストをつけたり、マスキングテープで装飾したり…デコレーションの方法も人それぞれです」
手帳タイムが終われば、家の掃除を開始。掃除のあとは、食材の買い出しへと向かいます。
小西さん
「京都に住んでいるので、歩いているだけでたくさんの外国人観光客の方とすれ違います。道を聞かれることも多いですね。ただ、DMM英会話を始めるまでは英語で道を聞かれるのが怖かったんです。聞こえたのがスペイン語だったら、自分から話しかけるくらいなのに…
でも今は、だいぶ英語に自信が持てるようになったので、道を聞かれたら積極的に答えています。喜んでくれている顔を見るととっても嬉しいですね」
買い物を済ませたら自宅に戻り、昼食を作ります。そのついでに、翌週のお弁当分の作り置きおかずもまとめて作るという小西さん。忙しい日々の合間を縫って、こまめに家事をするのを心がけているそう。
小西さん
「海外出張にはよく行きますが、それとは別にプライベートでの海外旅行も趣味なんです。だから、お金はできるだけ旅行代に充てられるよう、極力お弁当を作って節約をしています(笑)」
大学時代にスペイン留学を1年経験。ほぼ不自由なくスペイン語を扱えるようになってからも、「せっかく学んだことを忘れたくない」と、スペイン語レッスンを継続する小西さん。
スペイン語のビジネス表現例文集をスキマ時間に読んで暗記するのに加え、月に2回ほど、自宅近くに住むスペイン人の先生と対面レッスンをしているとのこと。筆者もそのレッスンにお邪魔しました。
小西さん
「もともとスペイン語を勉強し始めたのは、合格した大学の学科がたまたまスペイン語だったからという理由で、スペイン語に対する志が特別高かったわけじゃなかったんです。
だから、正直最初は『周りについていかなきゃ!』という危機感で勉強していました。でも勉強して、スペイン語を話せる友達ができると『もっと話せるようになりたい!』と自然に思うようになって」
そこから、留学を経てよりスペインが大好きになり、今では言語を超えてスペインの文化などにも興味があるそう。目を輝かせながら、スペインの魅力についてこのように語ってくれました。
小西さん
「英語も同じで、文法をノートに取って…という勉強の仕方が自分に合ってなくて、あまり好きではなかったんです。
でも、DMM英会話の先生と話すのはとっても楽しくて。会話から入る学習法が私には合ってるのかなと思います」
この日は、カルメン先生の弟さん営む京都のスペイン料理店「Tio PEPE」にて、美味しいスペイン料理をいただきながらのレッスン。流暢なスペイン語で楽しそうに先生やお店の方と話す小西さんの姿が印象的でした。
スペイン語のレッスンがない日も、友達とカフェに行ったりと、午後は外出することが多いそう。18時頃に帰宅し、夕食を取ります。
海外好きを象徴するかのように、部屋にある大きなスーツケースが一際目を引きます。翌週にも台湾への出張が控えているという小西さん。
そもそも海外に興味をもったきっかけは何だったのでしょうか。
小西さん
「叔父が海外営業の仕事をしていて、子供ながらに『楽しそうだな〜』と思ったことが原体験です。2〜3ヶ月に1回ほど長期で海外出張に行くので、スーツケースは出しっぱなしです(笑)」
夕食と家事を終えた後は、いよいよDMM英会話レッスンの時間です。
小西さん
「平日も休日もだいたい21時〜22時の間にレッスンを受けていますね。海外出張のときでも、移動日以外はホテルでレッスンを受けるようにしています。習慣を崩したくなくて。
平日どうしても忙しい日は、最寄り駅〜自宅までの間で友達と電話で話すような形で、歩きながらフリートークレッスンをしています」
よく使う教材は『デイリーニュース』と『写真描写』。デイリーニュースを選ぶ際は、レベルゲージから選ぶことが多いとのこと。
小西さん
「デイリーニュースは本当によくできていますよね。日本のニュースサイトよりも先にデイリーニュースで最新情報を知って、後からテレビで見て『これ、教材にあったやつだ!』と思うことも多いです(笑)」
」
レッスン後は、海外ドラマや映画を見てゆったりとした時間を過ごします。
小西さん
「レッスンで頭を英語モードにしたまま、海外ドラマや映画を見ています。今は『魔法のレシピ』という作品にハマってますね!
キッズカテゴリーですが、内容が面白く、また子供が話す英語にこれまで触れたことがなかったので、感情的な表現などが学べて一石二鳥です。途中わからない単語がでてきても、文脈で意味を予測し、最後まで見終わってから調べるようにしています」
平日は6時に起床するという小西さん。翌日に備え、23時には就寝します。
学生時代から、スペイン語、英語と語学学習を続ける小西さんに、学習を継続する秘訣を伺いました。
小西さん
「スペイン語も英語も、語学の勉強って終わりがないですよね。だから、良い刺激を受けながら続けるしかないなって思っていて。
私は人と話すことが大好きなので、DMM英会話で仲良くなった先生や、今スペイン語でお世話になっている先生と話すことがとても楽しいんです。
スペイン語が嫌いから好きに変わったのも、『友達と話したい!』という思いがきっかけでした。自分なりの『好き』を見つけて、継続するのが一番だと思います」
「人と話すのが大好き!」と、コミュニケーションを心底楽しむ小西さんとご一緒し、「語学」というものの本質を考えさせられる一日でした。
「辛い、終わりがなくて苦しい」という面にスポットが当たりがちな語学学習。しかし、本来「語学」はコミュニケーションを取るために学ぶもの。一歩ずつでも自由にコミュニケーションが取れるようになる自分を信じ、継続するしかない、と改めて感じました。
また、DMM英会話は家で受講するオンラインレッスンという形式上、孤独になりがちといった印象もあることについて、小西さんはこう話してくれました。
小西さん
「私はDMM英会話が開催するイベントにも積極的に参加するようにしています! そこで知り合ったユーザーさんと連絡先を交換して、学習法をシェアし合ったりすると、モチベーションが維持できるんです。
それ以外にも、日々のレッスンで先生に『他の生徒さんはどういうオピニオンを持っているの?』と聞いてみたりして、擬似的につながってみたり。孤独に見えても、つながろうと思えば無限につながれると思うんです」
“英語”というツールをきっかけに、外国人だけでなく、同じような考え・目標を持つ日本人とも繋がれる、という視点が新鮮で、語学学習の新たな魅力を感じることができた今回のインタビュー。
これからもDMM英会話は、オンラインレッスンやイベント、ブログ等を通して、つながりを生む場を提供していければと思います。