Kurumi
(更新)
DMM英会話は、グローバルに活躍する未来のすし職人を後押しすべく、2020年10月12日から2021年3月までの半年間、「東京すしアカデミー」の「寿司職人養成コース」を受講する生徒様に対し、英会話レッスンを提供しました。
「飯炊き3年、握り8年」と言われる寿司職人の技術を、最短2ヶ月で取得できるカリキュラムを開発し、深刻な人手不足が続く寿司業界に即戦力の人材を送り出す活動を続けている。
世界中で愛される「日本食」「寿司」のプロフェッショナルとして、グローバルな活躍が期待される寿司職人ですが、海外で働く際には、寿司作りのスキルだけでなく英語でのコミュニケーション力も重要となります。
今回は、3月の寿司職人養成コース(6ヶ月制)修了に伴い、受講生の中から継続してDMM英会話サービスを利用してくださったお二人(本藤淳一郎さん、Fさん)にインタビューを実施。
学生として忙しい生活を送る傍ら、どのように英語学習に取り組んでいったのか、学校生活の様子も含めてお話を伺いました。
職人としてグローバルに働くことに興味を持っている方だけではなく、オンラインでの英語学習に関心がある方にとっても有益な内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
※インタビューはお二人別々に実施いたしましたが、編集の都合でQ&Aを一緒にまとめています。
ー この度はご卒業おめでとうございます。
まずは、すしアカデミーに入学するまでのご経歴について教えてください。
本藤さん
2020年5月に定年退職をするまで、電気工事とビル管理の仕事をしていました。
Fさん
広告代理店で20年以上、Web広告や情報サイトの企画運営をしておりましたが、コロナウイルスの影響で業績が悪化したため、2020年の夏に退職をしました。
ー すしアカデミー入学のきっかけは何だったのでしょうか?
本藤さん
もともと釣りが趣味で、「釣った魚を無駄しにしたくない」という思いがあり、それが寿司職人に興味を持ったきっかけです。すしアカデミーへの入学は、定年の2年前くらいから考えていましたね。
Fさん
退職を機に「次は何をしようか」と考えていたときに、昔からの海外生活への憧れの気持ちが再燃しまして、「寿司職人だったら海外でも通用するのかな」と思い入学しました。
ー 3月で卒業となりましたが、入学してからの半年間を振り返ってみての率直な感想を教えてください。
本藤さん
あっという間の6ヶ月でしたね。魚を捌くことに関しては経験があったので、入学前は「意外とできるんじゃないかな?」なんて思っていたのですが、やっぱりプロの先生たちの技はとてもレベルが高く、予想以上に苦労したのを覚えています。
Fさん
私は魚を捌いた経験がなかったので、教わること全てが初めての連続で楽しかったです。すしアカデミーでは、寿司職人になるための基礎を学び、スタートラインに立つ準備をさせてもらったという感じです。
ー すしアカデミーで特に大変だったことや、印象に残っていることはありますか?
本藤さん
大変だったことでいえば、穴子を捌くのが特に難しかったですね。骨の構造が独特で苦労しました。
楽しかった思い出としては、ロール寿司(巻き寿司)を作るのが特に面白かったです。
Fさん
シャリ玉を作って握るときに、お米が手にくっついてしまうのが大変でした。今では慣れましたが、当初はコツがなかなか掴めず、手がお米まみれにみたいになっちゃいましたね(笑)。
ー お二人ともサラリーマンとして長く働かれていたとのことですが、海外経験はどれくらいありましたか?
本藤さん
一度、アメリカへゴルフ旅行に行ったことがあるだけで、海外経験はほとんどありません。
Fさん
会社の社員旅行で、グアム、バリ島、セブ、パラオ、プーケットなどの南国の島へ行きました。
その経験があって、「いつか綺麗なビーチのある海外の暖かい場所に住んでみたい」という憧れがあるんだと思います。
ー 続いて、英語学習やDMM英会話での取り組みについて伺います。
DMM英会話を半年間やってみてどうでしたか?
本藤さん
以前から英語学習をしていましたが、オンラインレッスンを始めたことで「一歩を踏み出せた」という感じがしました。
また、国際人として「自信を持って話せるようになりたい」と思ういいきっかけにもなりましたね。
Fさん
今はまだ上達している実感があまりないのですが、毎日英語のシャワーを浴びながら、英語のある生活を意識するようになりました。上達を実感できるよう、これからも頑張りたいです。
ー DMM英会話を始める前に、何か英語学習として取り組んでいたことはありましたか?
本藤さん
通勤時間を使って、NHKの「ラジオ英会話」で学習する生活を10年くらい続けていましたが、ヒヤリングの練習が主なので、話す練習は全くできていませんでした。
Fさん
海外への憧れがあったので、長年「英語勉強しなきゃ」とは思っていたのですが、特にこれといって取り組んでいませんでした。
この度のすしアカデミーとDMM英会話さんとの提携をチャンスと捉え、やっと英語学習を始めた感じです。
ー レッスンを受講してみて、どうでしたか?
本藤さん
「ラジオ英会話」で学習した表現を使おうとすると、思うように話すことができませんでした。
でも、続けていくうちに「簡単な表現を使えばいいんだ」ということに気がつき、それからは徐々に簡単な表現を使ってスムーズに話すことができるようになりました。
Fさん
なんとなく講師が言っていることは理解できたのですが、それに対して言葉が出てこなくて…
「Yes」とか、頷いたりするぐらいしかできなくて、それがもどかしかったですね。
ー 学校もあり忙しい日々だったとは思いますが、レッスンはどれくらいの頻度で受けていましたか?
本藤さん
12月くらいまでは毎日やっていましたが、1月ごろから学校の課題で忙しくなり、それからは週5日レッスンを受けるようになりました。
Fさん
6ヶ月間でレッスンを休んだのは元旦のみ、その一日以外は毎日レッスンを受けました。
ー しっかりと英語学習を習慣化できていたのですね!
モチベーション維持には困らなかったですか?
本藤さん
レッスンは楽しい上にとても充実した時間なので、毎回レッスンが終わると少し賢くなった気分になれるんですよね。なので、自然と続けることができました。
加えてFさんのような、周りで一緒に頑張っている人の存在も大きかったと思います。
Fさん
モチベーションが下がることはありませんでした。
レッスンの時間を固定していたこと、同じ教材を繰り返し使うことで予習復習の負担を減らしハードルを低くできたこと、が習慣化に繋がったのではないかと感じています。
ー レッスンではどの教材を使っていましたか?
本藤さん
最初は「会話教材」から始めて、その後に「デイリーニュース」をやりました。
1月からは語彙教材の「Phrasal Verbs(句動詞)」をやっています。レベル7~9なので難しいかと思ったのですが、やってみたら意外と大丈夫でした。
Fさん
初めは「会話教材」のBeginner(初級)レベルをやっていたのですが、講師からアドバイスをいただき、Intermediate(中級)レベルを使うようになりました。
ー レッスンの予習と復習はしていましたか?
本藤さん
30分ほど予習していました。予習なしだと自分の言いたいことがなかなか出てこなくて楽しめないので。
予習をすれば内容がよくわかるので楽しいですし、講師に褒められるとさらにやる気が出ました。
Fさん
初めて使う教材は1~2時間ほどかけてしっかりと予習をしていました。でも、私の場合は同じ教材を5~6回繰り返し使っていたので、予習の回数は少なくて済みました。
ー 講師はどのように選んでいましたか?
本藤さん
最初のうちは「DMM英会話を通して世界巡りをしよう」なんて思っていたのですが、レッスン時間を固定していたのもあって、必然とセルビア人とフィリピン人の講師が多くなりましたね。
彼らの英語は素晴らしい上に、とても明るく元気がいいので、自分に合っていると感じました。
Fさん
とにかく「レッスンを受けたことのない新しい国の講師を予約しよう」と思っていたので、プロフィール内容やレビューは気にせずに選んでいました。
今ではこんなにメダル*が集まったんですよ。レソト、マラウイ、ベナン、ガイアナなどの珍しい国の講師ともお話しました。
*DMM英会話でレッスンを受けると、その講師の国籍を表した国旗メダルをGETすることができます。
▲Fさんが集めたメダルコレクションの一部。ー レッスンでの思い出深いエピソードがあれば教えてください。
本藤さん
講師の国の食べ物について、写真を見せてもらいながら話しているときが特に楽しかったです。
食の話が好きなので、デイリーニュースでも積極的に「cooking」のようなキーワードで検索をし、食べ物関連のニュースを選ぶようにしていました。
Fさん
サッカーが好きで海外クラブチームの試合を録画して見るのですが、あるとき、レッスン後に見ようと思っていた試合の結果を、一足先に見終わっていた講師に言われてしまったことがありましたね(笑)。
ー 半年前と比べて、ご自身の英語力についてはどのように感じていますか?
本藤さん
最初の頃は、教材が早く終わってしまいフリートークになると、「準備していないからどうしよう…」と不安に思ったりもしましたが、今では余った時間で講師にいろいろと質問できるくらい、英会話に慣れました。
Fさん
始めたばかりのときは、用意した文章をみながら話していた自己紹介も、今では何も見ないでできるようになりました。
また、自己紹介後の講師からの質問にもある程度答えられるようになりましたね。練習を繰り返すことで、少しずつ話せるようになるんだなと実感しています。
ー ずばり、DMM英会話の魅力とは?
本藤さん
日本にいながらも、地球の裏側の人と繋がれるのはすごいなと感じます。
また、価格がリーズナブルなのも魅力的ですよね。なかなかこの価格で、実践的な英会話を学ぶことはできないと思います。
Fさん
オンラインレッスンという機会がなければ、一生話すことがないだろう国の人たちと1対1で話すことができるのが魅力だと思います。
たとえ海外旅行に行っても、基本的に話すのは、お店のスタッフやホテルのスタッフなどに限られるので、自分たちのような一般の人たちとプライベートな会話をできるのは貴重な体験です。
ー すしアカデミー卒業後も英語学習を続けていく予定ですか?
本藤さん
卒業後は生活のスケジュールが変わるかもしれませんが、DMM英会話は続けようと思っています。また、電車の中での「ラジオ英会話」も続けていきたいですね。
Fさん
私もオンラインレッスンを続けていこうと思っています。また、ポッドキャストを聞いたり、英語学習系のSNSやYouTubeもチェックしていきたいです。
ー 長期的な英語学習の目標はありますか?
本藤さん
いつか英語で日本にいらっしゃった外国の方の観光案内をしてみたいです。それに向けて、自分の言いたいことをもっとスムーズに表現できるようになりたいですね。
Fさん
英語で接客ができるようになりたいです。もし、海外移住しないで日本にいたとしても、英語が話せる寿司職人ってかっこいいですよね!
ー それでは最後に、お二人の卒業後のプランについて教えてください。
本藤さん
私は釣りの他に、コーヒー作りやピアノ、ギターも趣味でやっていまして、将来的にはコーヒーと寿司を提供するライブハウスを開業したいと考えています。
なので、卒業後は英語学習と並行して、経営の勉強とコーヒー作りを学びながら、ピアノとギターの練習をしていく予定です。
Fさん
まずは日本で経験を積んで、一人前の寿司職人になりたいと思います。同時に英語の学習も続けながら、来る日に備えたいです。
いかがでしたか。
お二人が真剣に、そして楽しみながら、半年間英語学習に取り組んできた様子を感じ取っていただけたかと思います。
筆者はDMM英会話の日本人講師として、今回のコラボ企画に携わらせていだだき、英語学習やカウンセリングの面からサポートさせていただきました。
半年前にお二人をカウンセリングした際には、本藤さんには、Intermediate(中級)レベル、FさんにはBeginner(初級)レベルの教材をオススメしたのですが、今では本藤さんはのAdvanced(上級)レベル、FさんはIntermediate(中級)レベルにそれぞれ取り組んでいらっしゃいます。
教材レベルを一段階上げていることから、お二人の英語力の成長を感じました。
また、今回のインタビュー冒頭では、英語力の伸びを図るために、少し英語でお話させていただいたのですが、お二人とも6ヶ月前よりも自信を持って英語を話すことができている印象を受けました。
毎日継続して英語学習をされたお二人の成長を間近でみて、改めてDMM英会話の魅力と効果を再確認し、私としても大きな学びとなりました。
本藤さんとFさん、それぞれ目指す道は違うけれど、英語学習の旅は続いていきます。
引き続きDMM英会話で国際交流を楽しみながら英語学習を続けていってくださいね!