国内敵なしと言われるプロボディボーダー 山田幸久選手 「魅せるライディング」と世界で活躍するための原動力とは

山田 幸久
1981年生まれ。兄の影響でボディボードを始める。わずか3ヵ月後、地元サーフショップ主催の大会にて初優勝。21歳でプロに転向。2015年には自身7度目の日本ツアーグランドチャンピオンに輝く。
▷山田幸久オフィシャルブログ

    皆さんはボディボードと聞いたら、腹ばいで波の上を滑走するイメージが強いかもしれない。山田選手はボディボードの上に片膝をついて波に乗る DropKnee(DK)スタイル のプロだ。サーフィンと違い目線が低く体感スピードも倍以上だというボディボード、山田選手にその魅力と思いを語ってもらった。

    サーフィンとは全くの別もの、乗り方も動かし方も違う

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    ずばり、ボディボードの魅力とは?

    「やっぱり波に乗ったときですね。押されている感じ、スピード感というのはとても気持ちいいです。初めは全く乗れなかったので岸よりの崩れたところで乗っていましたが、それでもすごく楽しいんですよ。すっかりハマってしまって。それで3ヶ月くらい経って地元の小さい大会に出場したんですけど、そこで優勝しました。」

    始めて3ヶ月で大会に初出場、そして初優勝。静岡で生まれ育った山田選手、海は昔から身近なものだったそう。15歳でボディボードに出会い、めきめき頭角を現していったことが伺える。

    やはりサーフィンとは全然違うものなのか。

    「ボードも柔らかく比較的安全でなので、年齢問わずに始められます。一日もあれば波に乗れるようになるのも魅力の一つ。サーフィンだと中には立つまでに1年かかることもありますよ。よく「サーフィンやればいいのに」って言われるんですけど、全く別ものだし僕はボディボードがいいですね(笑)。」

    子どもたちへの体験教室もやっているそうで。

    「はい、2年ほど前から幼馴染でありプロボディーボーダーの友人が始め、自分はそのサポートをしています。地元の教育委員会のイベントの一つとして、主に夏場に活動しています。実は昔に比べると、ボディボード人口は減少気味なんです。新しく始める人が少ないんですよ。だからこのような活動がきっかけになって、ボディボードを楽しむ人が増えればいいなと思っています。」
     

    見ている人の心を揺さぶるような “かっこいい” 演技をしたい

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    2015年の日本グランドチャンピオンは、7度目の獲得だそう。このように常にトップで活躍し続けるというのは容易なことではなさそうだが、モチベーションを維持する秘訣があるのだろうか。

    「元々大会が好きなんです。いい波を少人数で貸しきって、演技できることが魅力的。自分はパフォーマンス重視で考えていて、勝つためだけじゃなく“魅せる演技” だと思っています。見ている人により伝わるように。 “かっこいい” とか “やってみよう” とか思ってもらえるような演技が出来るよう心に持ってやっています。
    魅せたい、でも試合は勝ちたい。人前に出るのは苦手ですけど、負けず嫌いなので海に入っているときは変わりますね。」

    “魅せる演技” 。選手でもあると同時に、ひとりのボディボードパフォーマーでもある。そんな山田選手は天候や波のコンディションによって左右されるボディボードで、一定のパフォーマンスを発揮する秘策があるのだろうか。

    「そうですね、それはほぼ運です(笑)。 しいて言うなら諦めないというのが大事で、どれだけ不利な状況でも最後までやり抜く。そこがポイントですね。」

    山田幸久

    海外の大会はオーストラリア以外にも出場経験が?

    「実はまだオーストラリアしか行ったことがないんです。オーストラリアは新婚旅行とワーキングホリデーで1年間滞在しました。波も全然違いますし、年間を通して暖かいので波乗りする人にとってはパラダイスです。ポイントも無数にあるので、混んでいるところもありますが無人の場所もありますよ。」

    オーストラリアでの生活は?

    「始めの一ヶ月は語学学校に行きましたけど、それは友人作り目的でしたね。そのあとシェアハウスやアルバイト先で英語環境に慣れていきました。車を買ったので大会へ出場するため他の都市へ遠征したり、ローカルな繋がりも作ることが出来ました。サーフィン大国なので大会も多いし、レベルも高かったです。」

    1年の海外生活は、困難がなかったわけではないという。

    「やはり言葉の壁。伝わらなくて困ったことはたくさんあります。どうしよう、どうしようと色々考えて準備するんだけど、通用しなくて全く意味無かったり。でも心が強くなりました(笑)。 何とかなるだろうとめげずに飛び込んで行けるようになりましたし、ボディボードへの自信が付いたのもオーストラリアから帰ってきてから。とてもいい経験になりました。」
     

    継続することの大切さ、無いよりは少しでもあったほうがいい

    DMM英会話や iKnow! をどのように活用しているのか気になるところである。

    「DMM英会話は毎日やっています。仕事の関係で受ける時間はバラバラですが、継続しないと身に付かないし更にプラスαで何かやらなきゃと思っています。よく受けるコースは “デイリーニュース” で、あとは先生と自由に会話するフリーカンバセーションもしています。まだまだ自分の意思を伝えるのは難しく、単語力不足でもどかしく思うときがあります。」

    “単語力” を鍛えるために iKnow! の活用を検討しているという。

    「iKnow! で単語や例文を覚えて、英会話で実践して行きます。iKnow! はスキマ時間に出来るので本当にいいですよね。今日帰りの電車でもやります(笑)。」

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    勉強法については色々と試してる最中だという。

    「まだ模索中です。色々試している中で続けているのは、リスニングを鍛えるために移動時間などは英語のニュースを聞いています。日本にいるとなかなか英語に触れる機会もないので、自分なりにその機会を増やすようにしています。結局自分との戦い。なので色々誘惑はあるけど、それに打ち勝ちながら勉強するように心がけています。苦痛に感じることもあるけど目標に対してどれだけ挑戦できるかですよね。今年7月にオーストラリアの大会に出る予定なので猛勉強しています。」

    成績収めた際のインタビューは英語で?

    「自分のイメージの中ではインタビューは英語でしています(笑)。 日本語ですら緊張してしまいますけど、でもやっぱりかっこいいですよね。そうなりたいっていう憧れがあるので、英語で出来るよう頑張ります。」

    最後に、英語学習者へのアドバイスをいただいた。

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    「英語環境に身を置くというのは大事なんですけど、逆にすごく大変。言いたいことが言えない、通じないというのはつらい環境です。ワーホリ時代に自身もそれを感じて英語環境から少し距離を置いてしまった経験があります。でもだからこそ今向き合って勉強していますし、そこを乗り越えるとすごい成長が見えてくる。
    あとは継続!毎日やることは大変だしスランプをになることもあるけど、やらないよりは確実に1単語でも覚えること。伸び悩んでいても少しずつ身に付いているし、やらない限りステップアップして行かないと思います。」
     
    yamada san win
    山田選手、このインタビュー後の5月21、22日に千葉県で行われた大会にて見事優勝を決めた。

    川島永嗣選手 - DMM英会話 x グローバルアスリートプロジェクト