鈴木 華子
(更新)
こんにちは。
アメリカにある銀行でクレジットアナリストとして働いております華子と言います。主人は日系アメリカ人、娘はアメリカ生まれの17歳です。
さて、海外に住むとなると必要になるのが、「銀行口座」ですよね。
では銀行口座を開くときは、英語でどういったらいいのでしょうか?
簡単そうですが、意外にどう言えばいいのだろう?と考えてしまう人も多いと思います。
でもアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど、英語圏での銀行手続きは基本的に同じなので、決まった定型フレーズをおさえておけばOK!
今回は、銀行に着いたらまずどこへ行けばいいのか、口座を開くときは?送金したいときは?など、銀行で使える英語フレーズを紹介していきたいと思います。
口座開設や送金手続きなどは窓口ではなく、ほとんどの場合、個室や担当者の机の上で行われます。
銀行に入ったら、長い窓口の列で待つ前に、まずは受付でどこに行ったらいいのかを聞きましょう。
「口座を開設する」は英語で "open an account" と言います。
口座は一般的に、"Checking Account"(普通口座)と "Saving Account"(預金口座)がありますが、"Checking Account" は普通口座なので、利子は付きません。
基本的にはデビットカードやクレジットカード、小切手、などがついてくる口座は、"Checking Account" なので、まずは、以下のように言って、"Checking Account" を開きましょう。
英語圏の銀行員、とくにアメリカの銀行員は、セールスということもあると思いますが、日本の銀行員よりもおしゃべりです。
話しかけられても答えられるように準備しておきましょう!
デビットカードは日本でも一般的になってきているので、みなさんもご存知かもしれません。
デビットカードは "Checking Account" を開けるとだいたいついてきますが、口座に入っている現金をそのまま使えるカードです。ちょっと分かりづらいのは、そのデビットカードにクレジットカードが付いているということです。
カードを使う時に、どちらで使いたいか、と聞かれます。
口座を開設するには銀行に行かなければいけませんが、作った後はインターネットでの取引が多くなります。
したがって、インターネットサイトにどのようにアクセスしたらいいのかを聞いておきましょう。
以下のように言うと、銀行員がコンピューターで実際にどのようにログインしたらいいか、など丁寧に教えてくれます。
次は、日本ではあまりメジャーではない小切手について。
口座を開ける手続きをするときに、とりあえず小額の入金をするように言われます。そして、その入金から小切手を注文することもできますし、自分でオンラインで注文することもできます。
アメリカでの日々の支払いはクレジットカード払いが多いですが、例えば家賃や学校や習い事の支払いなどは、小切手払いが多いので小切手は必須です。
基本的には、給料の自動振り込みをすると口座手数料は控除されます。しかし、銀行によってまちまち。
毎月5ドルかかったり、平均1000ドル以上入金していれば手数料控除される、などいろいろです。そのあたりもきちんと聞いて確認しておきましょう。
「送金」は英語で "wire transfer"と言います。
「日本にお金を送りたい」と言うと、「日本円で送りたいのか、アメリカドルで送りたいのか」と聞かれるので、以下のように答えましょう。
すると、当日の為替レートを伝えられるので、それでいいかをよく考えてから了承してください。
また、アメリカドル、為替レート、日本円、手数料が書かれたプリントを渡されるので、間違いがないかよく確認しましょう。
いかがでしたか?
日本では銀行は間違えないのが常識ですが、実はアメリカでは間違われることがあります…
それが言葉の問題である場合もありますが、向こう側のケアレスミスだったりすることも多いので、必ずコピーをもらい、確認しましょう。
日本も同じですが、口座を開設してしまえば、あとはだいたいオンラインやATMの利用が多くなります。口座開設、送金などの場合だけ間違いのないように気をつけてくださいね。