DMM英会話ブログ編集部
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海外の企業で働きたい」「外資系企業に転職したい」ーー そんな望みを叶えるために避けて通れないのが英語での面接です。
「英語には自信あります」と高をくくっていてはいけません。たとえ母国語であっても、面接は難しいもの。きちんと準備、練習をしておかなければ乗り切ることはできません。
そこで今回は、英語での面接を成功させるためにおさえておきたい、想定される質問やそれに答えるための英語表現をご紹介します。
欧米人は日本人よりもアイコンタクトをする傾向にあります。日本人同士では相手の目を見すぎるのは失礼に当たるのではと考えてしましますが、英語面接においてはきちんと相手の目を見て話すようにしましょう。
日本の面接のように、海外の面接においても欠点や失敗談を聞かれることは多々あります。
マイナス面を踏まえつつ、その反面どのようなプラス面があるか、またそれをどのように改善しようとしているかで回答を締めくくり、ポジティブな印象を持ってもらえるようにするのがポイントです。
面接において完璧な英語を話そうとしすぎてはいけません。
多少の言い間違いや発音の間違いをその都度言い直していては、会話における流れを止めてしまいかねません。相手にきちんと伝わっていれば大丈夫。堂々と自信を持って話し続けましょう。
Can you tell me about yourself?
「あなたのことを教えてください(自己紹介してください)」
こちらは面接における最も基本的な質問ですね。
どの面接先でも聞かれることなので、1~2分で話せるようあらかじめまとめておきましょう。暗記しておけばどこでも使えます。ただし、プライベートな自己紹介とは違い、あくまでビジネス的、面接向きのポイントをおさえておくことが重要です。ここでは、面接時の自己紹介例を挙げます。
I have been working for ABC Systems as a system engineer for 3 years. Before that, I worked for ABC Software for 5 years as a programmer.
「私は今、ABCシステムでシステムエンジニアとして3年間働いています。その前はABCソフトウェアでプログラマーとして5年間働いていました」
I belonged to the development team which developed the last year’s biggest-selling software in the telecom industry.
「私は、昨年通信業界で最も売れたソフトウェアを開発した開発チームに所属していました」
I often use your company's products for my work. That is why I am interested in your company and now I’d like to develop new products as a member of the company.
「私は、仕事で御社の製品をよく利用しています。それが御社に興味を持った理由であり、御社の一員として新製品を開発したいと思っています」
I know that your company plans to expand its global share. So I hope to develop products not only for the local market but for the international market as well.
「御社が国外シェアを拡大させようとしていることを存じています。ですから国内市場だけでなく、国際的な市場でも通用する製品を開発したいと望んでいます」
I was in charge of a project with foreign companies at my previous job, so I have good understanding of international business.
「以前の仕事で海外企業とのプロジェクトの責任者だったので、国際ビジネスをよく理解しています」
実際、面接ではどんなことを質問されるのでしょうか。あらかじめ想定しておけば本番でも堂々と答えられますよね。
言葉は違えど、多くは前述した自己紹介に関するポイントからの派生です。自己紹介をきちんとできるようにしておけば、パターンを変えることで多くの質問に対応できます。
最後の “Why do you want to work in this country?” (この国で働きたい理由は何ですか?)は、海外企業の面接ならではの質問です。その国に対する知識、経験を踏まえ、「なぜその国なのか?」をきちんと納得してもらえるようにしておきましょう。
面接では “What are your weaknesses or flaws?”(あなたの弱点や欠点は何ですか?)など、ネガティブな質問をされることがありますが、 “I have no particular weakness”(弱点は特にありません)と答えるのは得策ではありません。
こうした質問においては「自分を客観的に見ることができるか」が問われています。返答が難しい質問ですが、コツは「欠点と併せてその改善策を提示する」こと。致命的な欠点ではなく、努力次第で何とかなる欠点を挙げ、さらにその克服のためにどのような努力をしていうかを理路整然と話すことができれば、マイナス評価にはなりません。
「英語には敬語表現がない」と言われることがありますが、これは誤解です。
厳密にいえば、英語には相手との距離感に応じた丁寧な表現が存在します。面接で、友人同士のようなフランクな表現をすると、相手に違和感を覚えさせてしまうリスクも。
フランクな表現を面接向きの丁寧な表現に言い換えてみましょう。
何かを依頼する際には “Can you~” ではなく、より丁寧な “Could you~?” や “Would you~?” を使うようにしましょう。
その他、英語の敬語表現については「その英語、タメ口だけど大丈夫?英語の敬語・丁寧語表現を使いこなそう!」を参照してみてください。
面接を成功させるコツは、準備を万全に整えることです。
自己紹介をしっかりとまとめ、質問内容を想定し、丁寧な言葉づかいを心がければ、難しいと思われる英語の質問もきっと乗り切れるはずです。みなさんのキャリアが世界に羽ばたくことを期待しています。
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