Maksim
(更新)
ニューヨークを拠点に活動しているクリエイター集団 NY City Index代表のMaksimです。
仕事柄多くの日本人の方と会う機会が多く、その中でも「将来ニューヨークで何か夢を叶える為に来ました!」と目をキラキラさせながら訪ねてくる旅行者の方も増えました。そんな彼らに共通にする質問があります。
「ニューヨークに住む方法って何があるんですか?」
今日は彼らに毎回伝えている、ニューヨークに住む現実的な3つの方法についてお話をします。
留学は、どんな方法でもいいから何としてでもニューヨークに住みたい! と思う方にとって一番ハードルもお金もかからない方法です。
実際、ニューヨークには多くの留学生が住んでいます。留学ビザも、申請した9割近くの人は書類審査が通るとも言われています。
ちなみに最近では「30歳を超えた女性は年々審査が通りにくくなっている」と言われていますが、安心してください。
審査が通りにくい大きな原因は、結婚目的で来ている人が学生ビザを取っているからです。留学が目的でニューヨークに住むわけですから、結婚を目的に住むことは禁止です。
もちろん、30歳以上の女性は学生ビザが降りないのか? というと違います。実際知り合いで45歳の方は、ビザが降りていました。
もしニューヨーク留学を考えているのであれば、30年以上もの間、無料で留学サポートをしている留学情報館、そしてNY City Indexが共同で運営している"My Color"を利用してみてください。
どれだけ相談しても無料なので、プロフェッショナルの方に相談してみましょう。
ニューヨークでビジネスをやりたい! と思ってる人に該当するのがBビザとEビザの2種類です。両方とも取得には難しいと言われてますが、周りの方に聞くとBビザの方が取りやすいとよく言います。
ここで大事なのが仮にBビザを取得出来たとしても、米系の企業で働くことはできません。
Bビザを持って出来るビジネスとしては製品の売り込み、契約の交渉、市場調査、工場見学、研究調査、会議への出席や、アメリカの関連会社や取り引き先との商談、専門的な学会や会合、セミナーやトレードショーに参加することです。どこまでが商用で、どこからが就業かはあいまいな部分がありますが、少なくともアメリカの企業から給与をもらってアメリカで働くことはできません。
Eビザは比較的自由にアメリカ国内で活動でき、会社の経営などにも関われるゆえに、その審査も非移民ビザの中では最も複雑で厳しく、申請に必要な書類も膨大です。
ビジネスビザを取得する場合は膨大な量の資料を準備しないといけない&専門の弁護士を雇って準備をしないといけません。
ダンサーやシンガー、ペインターなどをやられている方で、ニューヨークに住みたい! と思ったことのある方なら一度は聞いたことがあるアーティストビザ。
アーティストビザはOビザと呼ばれており、アーティストビザを取得する為に必要とされている項目も弁護士によって言うことが異なるのが現実です。
誰もが知ってる方や会社と仕事をした経験がある方はビザが降りやすいと言われています。
例えば自分の知り合いはダンサーとして、アメリカの有名なテレビ番組「FOX」に出演しましたが、面接時に面接官が「へーFOXで踊ったんだ!すごいね!」と言い、机に積まれた膨大な他の資料は全く目を通さないでビザスタンプを押してもらった、という経験談を聞いたことがあります。
しかし、彼のように簡単に通るケースは稀であり、多くの方は彼のように有名な会社と仕事をした経験をしたことがないのが現実。
実際にアーティストビザを持っている方のほとんどは、始めは学生ビザでニューヨークに住んで、その後アーティスト活動をしながら、アーティストビザを申請する際に資料として提出できる活動を地道に続けているのが現実です。
アーティストビザもビジネスビザ同様、膨大な量の資料を準備しないといけない&専門の弁護士を雇って準備をしないといけません。
いかがでしょうか?
最後に読者の方の夢を壊してしまうようなことを書いてしまいますが、まず大前提として「なんでニューヨークに住みたいのか」をいま一度考え直しましょう。なぜなら、ニューヨークで生活することは大変なことだからです。
例えば家賃は最低でも日本円で8万以上の物件がほとんどです。しかもマンハッタン(中心街)ではなく、中心街から30分以上離れたクイーンズでルームシェアをして8万円です。もしマンハッタンで一人暮らしをしようものなら15万以上は毎月家賃だけで飛んでしまいます。他にも生活費は東京以上に高いので、外食なしで自炊をしても毎月5万円以上かかります。
さらに観光したり遊んだりすれば、どれだけ節約して毎月何もしてなくても15万円以上お金が必要になるのです。
結果、夢を叶える為に渡米したはずが、毎日の生活に追われる生活になってしまいます。そんなニューヨークライフを過ごさない為にも、「なぜニューヨークに住むのか」を考えてから渡米準備をしましょう!