ポンド?フィート?オンス? 紛らわしいカナダの「単位」について解説

こんにちは。
トロント在住のDoga(@DogadogaTv)です。

突然ですが、皆さんはカナダで使われている「単位」についてご存知でしょうか?

「フィート」や「インチ」、「ポンド」など、それらしい名前だけはどこかで聞いたことがあるかもしれませんね。実は、カナダには日本と同じ単位もあれば、異なる単位もあります。特に、カナダはお隣の国アメリカの影響も多分に受けているため、余計に複雑なのです。

そこで今回は、カナダ滞在中によく目にするであろう、いくつかの「単位」をご紹介したいと思います。これを頭に入れておくと、向こうでの生活で大いに役立つこと間違いなしです!

 

国によってなぜ単位が異なる?


実は、単位というのは国によって異なります。世界にある単位の種類は大きく「ヤード・ポンド法」「メートル法」に分けられ、国の成り立ちや国交関係などによりどちらを採用しているかが異なります。一般的に、前者はアメリカを中心に使われている単位系で、後者が日本を含むその他世界の多くの国で使われている国際単位系です。

「ヤード・ポンド法」の場合、たくさん種類はあるのですが、長さの「ヤード(yard / yd)」「インチ(inch / in)」「フィート(feet / ft)」「マイル(mile / mi)」、質量の「ポンド(pound / lb)」「オンス(ounce / oz)」が一般的によく目にする単位です。

そして、「メートル法」の場合、長さは「メートル(meter / m)」、質量は「キログラム(kilogram / kg)」が使われます。こちらは私たち日本人にも馴染みがあるため、想像がつきやすいのではないでしょうか。

 

カナダは「ヤード・ポンド法」? 「メートル法」?

では、カナダは「ヤード・ポンド法」、「メートル法」のどちらに該当するのでしょうか?答えは、一応「メートル法」です。実は、ヤード・ポンド法を採用している国はアメリカの他にミャンマーとリベリア(メートル法へ移行中)のみ。

一応と表現するのには理由があります。カナダはもともとヤード・ポンド法を採用していたのですが、1970年にメートル法条約に加盟して移行していくこととなりました。しかし、アメリカの隣にあり関係も深いカナダでは、いまだにこのヤード・ポンド法を一部採用し続けています。そして、これがおそらく、現地で暮らす日本人が少し苦労する点なのかもしれません。

 

カナダで目にする一般的な単位


では、カナダで目にする一般的な単位をいくつか紹介しましょう。

重さの単位

ポンド(lb)

スーパーでの商品の値札はこのポンド(lb)で表記されていることが一般的です。キロ(kg)と一緒に併記していることも多いですが、なぜかいつもポンドの字の方が大きくて、目立っている印象です。1ポンド=453.6g(四捨五入)となります。切れも悪いでの、ざっくり450gと覚えても良いかもしれませんね。また、体重計でもよくこのポンドが使われますよ。

グラム(g)

こちらは、よく私たちが日本でも目にする重さの単位です。比較的小さなお菓子や、調味料などの内容量などでよく見かけます。

パイント(pint)/ オンス(oz)

液体などの重さによく使われる単位です。例えば、バーのドリンクメニューに書かれてあるビールやサイダー(発泡性のある果実酒のようなもの)の容量をあらわす時などはよく「パイント」や「オンス」が使われます。大きめの液量にはパイントが使われている場合が多いですが、調理用器具などではオンス表記をよく見かけます。

1パイントの定義は国によって多少異なり、カナダでは1パイント=568ml、1オンス=28.35g(四捨五入)となります。なので、1オンスは日本の計量スプーン大さじ(液体15ml)約2杯分と覚えておくといいかもしれませんね!

リットル(l)

ガソリンなどはリットル表記をします。例えば、スーパーで売られている牛乳やジュースなどはこのリットルで表記されていますよ。

一方、アメリカでは「ガロン」ですね。ちなみに、1ガロン=3.79リットル(四捨五入)です。

 

長さの単位

フィート(ft)/ インチ(in)

身長はフィートとインチを合わせて使われることが多いです。1フィート=30.48センチメートル、1インチ=2.54センチメートル(四捨五入)ですので、身長170cmは「5フィート、7インチ」と表現されます。

メートル(m)

カナダでは長距離の長さをあらわす際に日本と同じく「メートル」が使われます。アメリカは「マイル」ですね。そのため、道路標識の速度制限は「km」で表記されていますよ。ただし、車のスピードメーターにはマイルが併記されていることも多いです。1マイル=1.61キロメートル(四捨五入)です。

 

その他

摂氏(℃)

カナダに暮らしていると気温はよく目にする単位の一つです。アメリカが華氏(°F: Fahrenheit)を用いるのに対し、カナダは日本と同じ摂氏(℃: Celsius)を用います。

華氏から摂氏を求める際の計算式は「(5 ÷ 9) × (°F - 32) = ℃」となり、摂氏から華氏を求める際の計算式は「(9 ÷ 5) × ℃ + 32 = °F」となるのですが、ご覧の通り、これは覚えるのが大変です。代わりに、まず0℃=32°Fと覚え、5℃上下すると、そこから9°F上下すると覚えておけば多少イメージしやすくなるかもしれませんね。

レターサイズ

日本では印刷用紙の基本書式はA4(210mm×297mm)ですが、カナダでは「レターサイズ」という書式(216mm×279mm)が一般的です。そのため、日本のA4サイズ向けの寸法で作成したドキュメントファイル(レジュメなど)をそのまま印刷しようとすると、下の部分が切れてしまってうまく印刷されないケースが出てきます。書式をレターサイズに変えておくことをお忘れなく!

 

まとめ

カナダは、もともとヤード・ポンド法を採用していたのと、お隣アメリカとの国交も深いため、メートル法とヤード・ポンド法が混ざり合ったような様式となっています。

特に、スーパーでのポンド売りには私も移住当初苦しんだ覚えがあります。しかし最近では、前述した通り「1lb=450g」、もしくはざっくり「1kgの半分」くらいの覚え方に慣れてしまいました。

こういった単位の微妙な違いに最初苦戦するかもしれませんが、生活していくうちに慣れてきますので、安心してください。最近では、簡単に単位変換できるスマホアプリもあるようですので、慣れるまではそれらを使うのも良いかもしれませんね!