DMM英会話ブログ編集部
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地中海に浮かぶ美しい島国マルタは、その風光明媚な環境と英語が公用語であることから、多くの留学生にとって理想的な学びの場となっています。
本記事では、そんなマルタの基本情報をまとめ、留学先としての魅力をお伝えします。
マルタの文化、生活、教育環境について詳しく知ることで、あなたの留学先選びの参考になれば幸いです!
マルタは地中海に位置する小さな島国で、イタリアの南に浮かんでいます。ヨーロッパとアフリカの間にあるため、歴史的に多くの文化が交差する場所として栄えてきました。
国土は非常にコンパクトで、面積はわずか316平方キロメートルと日本の都市に匹敵する大きさですが、その中に豊かな自然や歴史的建造物が詰まっています。観光や留学を通して、マルタならではの魅力を存分に感じることができるでしょう。
マルタの首都はヴァレッタで、美しいバロック様式の建物や要塞が残り、街全体が世界遺産に登録されています。ヴァレッタは歴史的な観光名所としても人気で、マルタ騎士団の歴史を感じられるスポットが点在しています。
公用語は現地語のマルタ語と英語ですが、国民の多くがイタリア語を話すこともできます。マルタ語はセム語派の言語で、アラビア語にとても近い言語です。
9割以上の国民がローマ・カトリック教を信仰しています。マルタには全部で359の教会があると言われ、守護聖人を祀るビレッジフェスタやイースターなど、宗教に関連したさまざまな祭りが開催されます。
マルタ人は海外からの訪問者に親切で、親日家が多いと言われています。また、マルタは日本以上に「コネ社会」でもあり、家族や親戚をはじめとする人間関係を大切にします。
地中海特有ののんびりした性格も持ち合わせていて、ちょっと雑だけど素朴な人が多いです。イタリア人やスペイン人のように感情表現が豊かで、喧嘩するときもダイナミックです。
マルタでは多くの祝日があり、その多くが宗教に関連しています。特にカトリック教の影響が強く、宗教的な行事や祝祭が盛んに行われています。
たとえば、復活祭(イースター)やクリスマスは盛大に祝われ、街全体が華やかに装飾されます。また、マルタの守護聖人を讃える「聖母被昇天祭」や「聖パウロ難破記念日」など、キリスト教に関連する祝日が年間を通して多くあります。
それに加えて、マルタ独立記念日(9月21日)や共和国記念日(12月13日)など、マルタの歴史に関連する祝日もあります。これらの祝日は、国を挙げて盛大に祝われ、パレードや花火大会なども行われるため、観光客にとっても見応えのあるイベントです。
祝日は多くの店や公共機関が休業することが多いので、留学生も事前にスケジュールを確認しておくと安心です。
マルタの通貨はユーロ(EUR)です。ヨーロッパの多くの国々と同様に、マルタでもユーロが日常的に使用されています。現金はもちろん、クレジットカードやデビットカードも広く利用できるため、留学生や観光客にとって支払いは非常に便利です。
税率に関しては、消費税(付加価値税、VAT)が標準税率で18%です。日本と比べると少し高く感じるかもしれませんね。
ただし、食料品や薬など一部の生活必需品には、軽減税率が適用される場合があります。留学生にとって特に重要なのは、学費や教育関連サービスは免税となるため、追加の税負担を気にする必要がない点です。
マルタはシェンゲン協定国であり、90日以内の滞在なら留学、観光ともにビザは不要です。それを超えて留学する場合は、事前に長期のビザを申請するか、現地にて「Temporary Residence Permit(一時滞在許可)」の申請が必要となります。
日本からマルタへの直行便はありませんので、経由便を利用します。飛行時間は乗り継ぎ時間も合わせると15〜22時間くらい。代表的な乗り継ぎ地は、ロンドン、フランクフルト、ローマ、パリ、ヘルシンキなどの欧州都市と、イスタンブール、ドバイなどがあります。
マルタは、地中海の青く澄んだ海と美しいビーチが広がる自然環境が大きな魅力です。特に人気のあるビーチは、ゴールデンサンズビーチやメリーハビーチなど、リゾート気分を楽しめる場所が多くあります。
また、ボートで訪れることができるコミノ島のブルーラグーンは、驚くほど透明度の高い海水が自慢で、まるで天国のような景色が広がります。海でのアクティビティも豊富で、ダイビングやシュノーケリングを通じて海の中の美しい生態系を堪能することができます。
マルタは一年を通じて温暖な気候が特徴で、特に留学生や観光客にとって快適な環境です。冬でも平均気温が10度前後と過ごしやすいですが、夏はより晴天が多く、平均30度前後とビーチでの時間を楽しむのに最適なシーズンです。
マルタには、長い歴史の中で築かれた多くの建造物や文化が残されています。ゴゾ島には古代遺跡ギガンティーヤ神殿があり、マルタの長い歴史を感じることができます。文化的にも、地中海とヨーロッパ、中東の影響が融合した独特の雰囲気が魅力的です。
マルタは、英語が公用語のひとつであり、英語を学ぶ環境として非常に適しています。街中や学校、生活の中でも英語が使われているため、自然に語学力を向上させることができます。
また、イギリスの統治下にあった歴史があるため、発音や文法も標準的なイギリス英語に近いと言われています。英語の学習だけでなく、英語を使ってコミュニケーションを取る日常生活そのものが大きな学びとなるでしょう。
マルタには、多くの英語語学学校があり、質の高い教育を提供しています。特に、短期留学や長期留学向けのプログラムが充実していて、個人のレベルや目的に応じたカリキュラムが用意されています。
専門的なビジネス英語や試験対策コースなどもあるため、ただ英語を学ぶだけでなく、実践的なスキルも身につけることができます。また、留学生が多いため、異文化交流の機会も豊富です。
マルタは、比較的治安が良く、留学生にとって安心して学べる環境が整っています。地元の人々もフレンドリーで、留学生に対しても親切に接してくれることが多いです。
小さな国でありながら、観光業が発展しているため、異国の文化に対する理解が深いのも魅力です。さらに、地中海の温暖な気候やリラックスした雰囲気は、学業に集中しつつも、生活を楽しむバランスの取れた留学生活を送るのにぴったりです。
マルタの生活費は、他のヨーロッパ諸国と比べると比較的安いと言われていますが、観光地として人気があるため、場所によってはやや高めです。特に首都ヴァレッタや観光エリアでは物価が高い傾向がありますが、郊外に住むことでコストを抑えることが可能です。
家賃は都市部ではやや高めですが、シェアハウスを利用すれば学生にも負担が少ないでしょう。食費や交通費も、それぞれの予算に合わせて調整できるため、比較的安心して生活できます。
マルタの交通手段は主にバスとタクシーが一般的です。マルタは小さな国なので、公共交通機関で島内を移動するのは比較的簡単です。
バスは主要都市や観光地を結んでいて、料金も手頃で利用しやすいのが特徴です。観光や日常の移動にはバスを利用する留学生が多く、バスカードを使うと割引も受けられます。また、アプリで呼べるタクシーサービスも普及しているので、短距離の移動や荷物が多いときに便利ですよ。
一方で、道路が狭く、特に観光シーズンは交通渋滞が発生しやすいこともあります。レンタカーを借りる場合は、左側通行であることを覚えておく必要があります! フェリーも運行していて、ゴゾ島やコミノ島へ行く際に便利です。
マルタの食文化は、地中海料理の影響を強く受けているので、新鮮な魚介類やトマト、オリーブオイルなどを使った料理が豊富です。地元の人々は食事を大切にし、家族や友人と一緒に食卓を囲むことが多いです。
伝統的なマルタ料理には、魚のスープ「アリオッタ」や、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている「フィッティーラ」などがあります。意外かもしれませんが、ウサギ料理も伝統的だそうです。
マルタはその美しい自然環境、温暖な気候、そして英語が公用語であることから、留学先として非常に魅力的な国です。英語を学ぶだけでなく、異文化に触れ、素晴らしい経験を積むチャンスとなるでしょう。
ちなみに、DMM英会話の大人気オリジナル教材「Daily News」の作成に加わっているメンバーにもマルタ出身の方がいます。インタビュー記事もあるのでぜひ読んでみてくださいね!