Techガール Kaz
(更新)
こんにちは。
アメリカの生活情報を綴ったブログ『TechガールのUsLife』を運営しているテックガールです。
私は社会人になってから初めての留学を経験しました。
留学というと、学生のうちにしておくものというイメージが強いと思いますが、私が最初に留学をしたのは28歳の頃。
今後のキャリアについて真剣に考える時期だったと記憶していますが、私がその時に出した決断は「日本を出ること」でした。
「その年で留学?」と思う親戚や友達も実際いたと思いますが、私が社会人留学を経験した後は、「学生の時に留学するのもいいけれど、社会人になって自分のお金で留学した方が、はるかに自分自身にとってプラスになるのでは?」と感じました。
今回は、そう感じた理由を一つ一つ詳しくご紹介したいと思います。
当たり前ですが、社会人なので留学するための学費や現地での生活費は、基本的に全て自分で賄う必要があります。
私の場合は留学をすることに親が大賛成だったので、ほんの少しだけ経済的な援助をしてくれましたが、留学費用の大部分は自分で働きながら貯めたお金を使いました。
なので、数年かけて必死で貯めたお金を最大限に活用しようと、留学中はなるべく現地の人達と話し、周りの環境にとけ込むよう努力し、もちろん学校でも一生懸命授業に参加し、分からないことがあれば担当の先生のデスクへ直接尋ねに行くなどして、できる限りのものを吸収するよう努めました。
学生で留学に来ている人たちは、「留学で大学の単位が取れるからなんとなく来た」という人や、自分の意志で来たけれど遊びたい盛りなので授業を平気でさぼったり遅刻したりする人が多かったので、そういう学生を見ていると、「本当にもったいないなぁ…」と思う感じることが多々ありました。
また、通っていた語学学校で無料で提供されている留学生向けのサービスを利用したり、学校終わりに Conversation Club へ通ったり、他にも現地の人達とランゲージエクスチェンジをするなどして、毎日英語漬けの生活を送るよう心がけていました。
ちょうど留学してから1年後に映画を見に行く機会があったのですが、英語のみの映画でも、会話の内容が驚くほど耳にすんなり入ってきて、自分でもビックリしたのを今でも覚えています。もちろん字幕は付いていましたが、留学前の自分では考えられないことでした。
その時に、自分がこれまでやっていた努力が少しは報われたと感じました。
このように、自分で苦労して貯めた留学資金が絶対に無駄にならないよう、現地ではとにかく英語学習へ時間をつぎ込みました。
学生で留学する人が同じように努力しないとは思いませんが、やはり自分のお金で留学に来ている人たちは、自己投資をしているという自覚があり、使ったお金をなるべく無駄にしないよう考えるので、学習にも貪欲になります。
今は1週間〜、数万円から留学ができる時代です。
まとまった費用や時間を確保できないという方も、ぜひ一度留学を体験してみてくださいね。
2年間の留学生活を終えた後、日本に戻り就職活動をしたのですが、その時すでに30歳。
私はWebデザイナーで手に職があったので、帰国後の就職もどうにかなるとは思っていましたが、結果的に面接を受けたインタビューは全て好印象で、すぐに仕事のオファーも頂くことができました。
その際、面接官から毎回のように「なぜ20代後半で仕事を辞めてまで留学したのか?」と質問されましたが、確かにこれは多くの人が気になる部分だと思います。
その質問に対して、私はいつも以下のようなことを答えていましたが、それがもしかすると「行動力があって、何事にも挑戦する向上心のある人物」という風に受け取ってもらえたのかもしれません。
理由はなんにせよ、仕事を辞めてまで留学したという行動力を、プラスに受け取ってもらえたことは確かだと感じています。
留学で学べるのは英語だけじゃありません。
何でも相談できた友達や家族が留学中は近くにいないので、何か問題が発生した場合は自分で行動し、解決していく必要があります。
住む家を探すことから学校の宿題まで、慣れない英語を使って知り合いや友人に相談する必要があるので、最初の頃はただその土地に住むだけでも、大変だったりします。
でも、そのように行動し色んなことを自分の肌で感じながら問題を解決していくことで、サバイバル能力も身につくし、助けてくれた周りの人々に感謝する気持ちも自然と湧いてきます。
日本にいると、誰にも頼らず自分の思ったように生活することができるので、「日常の当たり前のこと」に感謝をする気持ちは、日々の生活の中で忘れ去られているように思います。
しかし、一度日本を離れて生活をしてみると、全てが当たり前ではなくなるので、人やものに感謝をする気持ちが自然と強くなります。
こういったことに気づくことが出来ただけでも、留学は自分の中でとても大きな社会経験になったと思います。
留学するには、まずは留学資金を貯める必要がありますが、貯金を邪魔する存在が常に身近にあります。
それは、「物欲」です。
女性だったら流行のファッションを身にまとってオシャレな格好をして街を歩きたいですよね。
私も留学資金を貯めている時は、色々な物欲と戦ってきました(笑)。春夏秋冬と、新しい服やスタイルは常に変わるので、その度に物欲を抑えるのが大変でした。
でも、よく考えてみて下さい。
今流行のコートやブーツ、バッグや小物、2年後、3年後、5年後は一体どうなっているのでしょうか?
きっとクローゼットの隅に追いやられて、その存在すら忘れ去られているかもしれません。
しかし留学は違います。
「経験」として自分自身に残ります。
また、「英語が分かる、話せる」というスキルも身につきます。
そうした留学で得た全てが、自分の市場価値を高め、収入を増やすためのスキルに繋がるのです。
一時の快楽のために散財してしまうより、今後の自分にとってプラスになるものに、「自己投資」として多くのお金をつぎ込むべきだと私は思っています。
そう考えると、費用が少しくらい高くても、自分の価値を上げるために留学することは、長い目で見ると遥かに有意義だと思います。
いかがでしたか?
社会人で留学を検討中の方にとって、少しでも参考になることがあれば嬉しく思います。
費用が多少かかってしまいますが、お金以上に今後の自分にとってプラスになる経験を得られるので、留学を本気で検討している方は、迷わず留学することをおすすめします。
留学をぼんやりと考えている方は、「英語が分かる、話せる」という、一生モノのスキルを身につけるために、まずは毎月少しでもお金をセーブしてみるといいかもしれません。
また、留学する国や学校ごとに奨学金制度もあるようなので、行きたい学校が決まったら詳しく調べて情報収集もしてみましょう!
「DMM留学」では、1週間、29,200円〜という手頃な短期留学から1ヶ月以上の長期留学まで、一人ひとりの目的や予算に合わせた留学をサポートしています。
数週間だけでも日本を飛び出してみるのも良い経験になることでしょう。
日本に居ると絶対にできない、新たな発見がきっとあるはずです!
最後まで読んで頂きありがとうございました。