DMM英会話ブログ編集部
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海外旅行といえば、語学勉強の腕を発揮する良い機会ですが、出発前にぜひもう一つチェックしていただきたいのがボディ・ランゲージ。普段日本で何気なく使っているボディ・ランゲージが、海外では全然違う意味だった!ということはよくあります。
というわけで、誤解される危険性のあるボディ・ランゲージを、全部で13個ピックアップしてみました!
親指を立てるジェスチャーと言えば、アメリカや日本では "Good job!" の意味合いがありますが、タイやイラン、アフガニスタンでは意味が異なるそう。たとえばタイでは、「あっかんべー」と舌を出すのと同じような、子どもっぽいジェスチャーとして捉えられるそうです。
また、イランやアフガニスタン、そしてギリシャの一部の地域では、「くたばれ!」に近い、非常に攻撃的な意味があるそう。
ピースサインは、世界のいろいろなところで使われています。でも、ピースの仕方で意味が変わるので要注意。たとえば、イギリスやオーストラリアでは、手のひらを内側に向けると「くたばれ(up yours)」の意味になるそう。
日本の女の子が写真を撮るときによくするような、口を挟む形のピースサインも、アメリカでは性的に相手を挑発する意味を持つので、要注意です。
顔の前に手のひらを突き出すポーズは、日本では「ちょっと待って」「今話しかけないで」といった一時拒否の意味になりますが、ギリシャでは侮辱的な意味になるそうです。
ちなみに、アメリカではこのポーズをして "Talk to the hand." と言うと、「そんなこと知ったことか」「聞いてないよ」という意味になります!
親指と人差し指で丸を形作る "OK" サインは、フランスでは「ゼロ」あるいは「無価値」という意味になるそうです。一方ブラジルやドイツでは、「馬鹿野郎」という侮辱の意味になります。またトルコでは、同性愛者を侮蔑する意味があるそうです。
アメリカではよく、幸運を祈るときに人差し指と中指をクロスさせて "I'm crossing my fingers." と言ったりしますが、ベトナムでは意味が全く異なります。特に相手に直接向けられると、強く侮辱する意味になるそうです。
愛情表現を示すために、ついつい人の頭をよしよしと撫でたくなることがありますが、タイやラオス、スリランカなどの仏教国では無礼とされるそう。仏教の教えで、頭が最も神聖なパートだと考えられているためです。
何かを成し遂げたときなど、片方の腕を立ててこぶしを作り、もう片方の手で腕をたたくポーズを取ることがありますが、フランスやブラジルでは、中指を立てるポーズに匹敵するそうです。
こぶしは興奮や勝利、闘志など、さまざまな意味で使われますが、パキスタンでは「くたばれ」という意味になるそうです。
"yes" の時にうなずいて "no" の時に首を振るのは、どこの国でも同じような気がしますが、ブルガリアでは逆だそうです。つまり、"yes" の時に首を振って、"no" の時にうなずくそう。これは混乱しそうですね・・・!
こぶしの形で人差し指と小指を立てるこのポーズは、ライブ会場などで見かけることも多いですが、スペインやイタリアでは侮辱的な意味があるそうです。
手のひらを外に向けて左右に振るしぐさは、韓国では犬に対して使われるそう。韓国では、人に手を振るときは、手のひらを下に向けて上下に振るそうです。
私はアメリカで写真を撮る時に口元でピースサインをしてしまい、まわりからすごくびっくりされたことがあります。(2. のパターン)
また、しぐさとは関係ありませんが、海外旅行でレインボー柄の靴下を履いていて、同性愛者と間違われたこともあります (※注:レインボー・フラッグは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー [LGBT] のシンボル)。
文化によって認識が異なるのは面白いですが、自分の意図とは異なる受け止められ方をすることもあるので、うっかりトラブルに巻き込まれないように、くれぐれもご注意を!
Have a good trip!
※参考:BuzzFeed, Yahoo!Travel