Erik
(更新)
こんにちは、エリックです。
DMM英会話の大人気教材である『デイリーニュース』から毎回気になるニュースをピックし、英語のポイントだけでなく文化や歴史、イマの社会情勢などにも触れながら紹介する『デイリーニュースで振り返る』。
今回のニュースは『7歳少女、キリマンジャロ登頂成功で記録更新』です。
アメリカのある少女が標高5895mのキリマンジャロに登頂成功し、キリマンジャロ登頂の女性最年少記録保持者となりました。
しかし、一体なぜ若干7歳でアフリカの最高峰に登ろうと考えたのでしょうか。その理由が泣けると、アメリカで話題になっています。
本記事では、今回のニュースの一連の流れとネットの反応をまとめてみました。
今回のニュース記事はこちらです。
Seven-Year-Old Sets Record by Climbing Mt. Kilimanjaro
7歳少女、キリマンジャロ登頂成功で記録更新
June 20, 2018
上記ニュースより英文を一部抜粋し、単語や文法等の解説を交えながら、関連情報やネットの反応等を見ていきましょう。
全文はこちらからご確認いただけます。
キリマンジャロという山の存在を知っている方も多いでしょう。
テレビ番組「世界の果てまでイッテQ!」で活躍中のイモトさんが、番組の企画で登頂成功したことが日本で反響を呼びましたね。
Climbing Kilimanjaro, the highest peak in Africa at 5,895 meters, was Montannah's project during a school break in March. The native Texan was accompanied by her mother, Hollie Kenney.
<和文>
7歳のモンタナ・ケニーさんはタンザニアのキリマンジャロ登頂に成功した最年少の女性となった。
モンタナは3月の学校の休みを使って、アフリカ大陸の最高峰、5895mのキリマンジャロに登ることにした。テキサス州出身の彼女は、母親のホリー・ケニーさんと偉業に挑んだ。
学校の春休みを使って登ったとのことですが、一体どのような経緯でアフリカの最高峰に挑むことになったのでしょうか。
もともとは娘のモンタナさんは行く予定ではなかったよう。母親が一緒に行く相手を探している中で自分がと手を挙げたのです。
<和文>
「私の姉妹が一緒にキリマンジャロに登らないかと言ってきたんです」とホリー・ケニーさんは言います。「予定を立て始めていたのですが、姉妹が登らないことになったのです。そのあと友達数人に興味がないかと聞いて回っていたら、モンタナが『私が行くよ、お母さん』と言ったのです」。
"chime in" は「話に加わる」「口を挟む」のような意味。
娘の参加が決まると、ホリーさんは準備のため様々なことを調べ始めます。その中でキリマンジャロへ登るための年齢制限が10歳以上であると知ります。
数年間の準備を経てからの挑戦になると思っていた矢先、ホリーさんはキリマンジャロに登頂成功した8歳の少女がいることを知ります。ある一定の条件を満たせば10歳以下でも登ることが許されるのだそう。
俄然やる気になったケニー親子は、学校の春休みを利用してモンタナさんが8歳になる前の登頂を目指す事にしました。
そして、モンタナ・ケリーさんは無事登頂に成功し、女性の最年少登頂記録を更新しました。
"We really didn't get any sleep," Kenney recalled. "And for a 7-year-old, that's very challenging because she just wanted to lay down and go to sleep. Then, to take seven hours and a half to reach the summit. When we finally get there, we have to come back down, which was another three hours. We had lunch, and then another five and a half hours going down even further. So, it was 17 hours total that we were hiking."
<和文>
山頂にたどり着くまで6日かかった。最も困難だったのは、ガイドと頂上への登頂準備をしていた夜だった。
「ほとんど寝られなかった」とケニーは振り返る。「それは7歳の女の子にとっては大変なことです。ただ横になって寝たかったのですから。そしてその後7時間半をかけて頂上を目指すなんて。やっとたどり着いたら、また降りてこなければなりません、3時間かけて。昼ごはんを食べて、さらに5時間半かけて降ります。なので、全部で17時間ハイキングしていました」。
最年少記録保持者になれるという以外にも、モンタナさんがキリマンジャロ登頂に挑戦した理由があったといいます。
その理由とは一体何だったのでしょうか?
実は、モンタナさんはキリマンジャロの山頂がどれだけ高いところにあるのかを知ったとき、亡くなった父親がいる天国に近づけるのではないかとすぐに考えたそう。
モンタナさんの父親は、彼女が3歳の誕生日を迎えた直後に亡き人に。
パパに近づけるという気持ちを心に登り続け、山頂でモンタナさんは父親を探すように空を見上げていたといいます。
下記は今回のニュースがまとめられた動画です。
ここからは、7歳でアフリカ最高峰に登頂成功したモンタナさん親子に対するネットの反応をいくつか見てみましょう。
You go, girl!! Looking forward to hearing more about your adventures.
— Sherryn Bell (@SherrynBell) April 12, 2018
いいぞ!今後の冒険での活躍も楽しみにしてるよ。
Love, love this story.
— Victoria Fouts (@VictoriaFouts2) April 11, 2018
この話、本当に大好き。
That IS awesome, but thanks for making me feel lazy, Ted.
— Utmost Conservative (@LeaningFarRight) April 12, 2018
これは素晴らしい。でも自分が怠惰であることを思い出させてくれてどうもありがとう。
❤️ I’m sure he is so proud. Beautiful story!!
— Laura Lynn (@PsychicMediumLL) April 10, 2018
きっとお父さんも誇りに思っていることでしょう。とても素敵な話!
So a rich kids parents thought a risky climb was worth bragging rights ?
— Duckdong (@duckdonger) April 9, 2018
お金持ちの親が自慢する権利のために、子供の命を危険にさらす価値があると思ったのかな?
I think that exposed her to harm. Wouldn't do same as a parent.
— Erica (@EricaThink) April 10, 2018
子供を危険に晒したと思う。私だったら親として同じようなことはしない。
いかがでしたか?
天国にいる父親に近づきたくて5895mの山に挑む姿は多くの人に勇気を与えたことでしょう。
若干7歳でキリマンジャロに登ってしまった少女。今後どのようなことを成し遂げていくのかが楽しみですね。
ニュースを読むだけでなくその文化的な背景を知ること、より深く理解することで、英語学習もより楽しくなるのではないでしょうか。今後もデイリーニュースで楽しく英語を勉強していきましょう!