Erik
(更新)
こんにちは、エリックです。
DMM英会話の大人気教材である『デイリーニュース』から毎回気になるニュースをピックし、文化や歴史、イマの社会情勢などにも触れながら紹介する『デイリーニュースで振り返る』。
今回の話題は、『ビール1杯に68,000ドルの請求』です。
オーストラリア人ジャーナリストが英マンチェスターのホテルでビールを頼んだところ、なんと68,000米ドルも請求されたことが話題になっています。日本円でいうと約730万円。
ビール1杯の値段にはとても思えませんが、一体何があったのでしょうか。今回はその一連の流れと世間の反応をまとめました。
今回のニュースはこちら。
Man Charged $68,000 for 1 Beer in Manchester
『マンチェスターでビール1杯に68,000ドルの請求』
September 16, 2019
全文はこちらからご確認いただけます。
今回の件の「被害者」となったのは、長年ビールなどに関する記事を執筆してきたオーストラリア人ジャーナリストのピーター・レイラーさん。
問題のビールの写真をツイッターにアップするとともに、「歴史上最も高額なビール」の真相を語りました。
See this beer? That is the most expensive beer in history.
I paid $99,983.64 for it in the Malmaison Hotel, Manchester the other night.
Seriously.Contd. pic.twitter.com/Q54SoBB7wu
— Peter Lalor (@plalor) 2019年9月5日
このビール見て。これが歴史上最も高いビールだよ。先日マンチェスターのマルメゾンホテルで99,983.64豪ドル払った。マジで。
99,983豪ドルはおおよそ68,000米ドル。日本円だと約730万円です!
ピーターさんが注文したビールはカレドニアン・ブリュワリーの「Deuchars IPA」で、通常価格は約6.8ドル。
「良いビールであることは間違いないよ」と言うピーターさんは、そのオリジナル版が多くの賞を受賞していることについて言及するも、「10万豪ドルの価値はない」とツイートしました。
彼は地元のビールを楽しもうと、バーテンダーにおすすめを尋ねたときにオランダの「ハイネケン」を勧められたことに戸惑いながらも、スコットランドの「Deuchars IPA」を注文。
その後、お会計をお願いすると何度か機械トラブルがありました。このとき、ピーターさんは眼鏡をかけておらず、伝票をよく見ていなかったといいます。
最終的には支払いが済んだものの、何かが引っかかり、「私は今のビールにいくら払った?」と値段の確認をお願いしました。料金を確認したバーテンダーは手で口を覆い、くすくすと笑い始めたそうです。
Something, however, made me ask “how much did I just pay for that beer”.
She checked, covered her mouth, started to giggle and refused to tell me, saying only there had been a mistake and she would fix it.
I insisted.
— Peter Lalor (@plalor) September 5, 2019
何かがひっかかり、「私は今のビールにいくら払った?」と尋ねた。彼女は確認すると、くすくすと笑いはじめ、金額を教えてくれない。間違いがあったので対応するとしか言わない。私は、いいから教えてくれ、と頼んだ。
ホテル側は返金に対応すると約束したものの、しばらく時間がかかるとのことでした。
数日後、ピーターさんは妻から電話があり10万豪ドル近くが口座から引かれていることを伝えられます。傷口に塩を塗るかのように、さらに取引手数料約2500豪ドルまでもかかっていました。
Then came the call from home. The sum of $99,983.64 had been removed from our account.
And, there’d been a transaction fee of $2,499.59 to add to the pain.
The fee has been refunded but not the larger amount.— Peter Lalor (@plalor) September 5, 2019
次に、家から電話がかかってきた。私たちの口座から99,983.64豪ドルが引き落とされていた。さらに2,499.59豪ドルの手数料もかかっていた。手数料は返金されたが、大きい方の額はまだ。
これに関して当の本人は下記のように話しています。
It really is baffling that both Visa and our bank would allow such an amount to go through unquestioned.
And, guess what? They agree that there is a refund in the system but it will take 9 working days for it to go through.
In the mean time there’s a massive hole in my finances
— Peter Lalor (@plalor) 2019年9月5日
VISAも銀行も、こんな金額の取引を何の疑問も持たずに許可してしまうことに本当に驚いている。それだけじゃない。返金することには同意してくれたけど、完了するまで9日間はかかるらしい。その間、私の財政には大きな打撃です。
ここからは、今回の件についてのネットの反応を見ていきましょう。
@UBD_26 imagine have 99k to spare just like that
— سهام (@ssxxo__) 2019年9月5日
9万9千ドルをそんな簡単に出せるなんて羨ましい。
My bank would’ve rejected the $9.99
— Lekdog (@LekDogSC) 2019年9月5日
おれの銀行だったら9.99ドルでも支払い拒否されてたよ。
That WAS a healthy bank account. I thought all you journos were skint!?! Good old Bendigo Bank only lets me take out $10k a day unless I request it different.
— Steve O'Loughlin (@OLoughlinSteve) 2019年9月5日
随分潤った口座だったんだね。君たちジャーナリストはみんなお金がないのかと思っていたよ。おれの銀行は前もって言わなければ1日1万ドルまでしか引き出させてくれないよ。
My bank would send round a congratatory fruit basket if I had £10000 in it.
— 🏝🐳 (@grapefruitzzz) 2019年9月6日
私は口座に1万ユーロでも入っていたら銀行からお祝いのフルーツバスケットが届くでしょうよ。
How do you have that much money available in your daily card limit? 😂😂😂
— Ashley Wyborn (@Wyborn21) 2019年9月5日
カードの1日の上限額どんだけ高いねん!😂😂😂
I once got charged over $180K for sushi. It was declined. pic.twitter.com/ZKlM2ZjLjU
— Andrew Siganto (@siguano) 2019年9月6日
おれは一度、寿司屋で18万ドル請求されたよ。支払い拒否されたけど。
The bartender retired on the tip
— Roland Jenkins (@Roland_Jenkins) 2019年9月7日
そしてバーテンダーはそのチップで余生を過ごしましたとさ。
いかがでしたか?
1杯730万円のビール、どんな味だったのか気になります。
ニュースを読むだけでなくその文化的な背景を知ること、より深く理解することで、英語学習もより楽しくなるのではないでしょうか。今後もデイリーニュースで楽しく英語を勉強していきましょう!
This blog features a Daily News article written by Mike Kanert.