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コーヒーにもいろいろある?!【世界のコーヒー事情】

コーヒーにもいろいろある?!【世界のコーヒー事情】

コーヒーは好きですか?

苦手だという人も、愛してやまない人もいるでしょう!

しかし、コーヒーの歴史や起源を知っている人はなかなかいないのではないでしょうか。

世界中で飲まれているコーヒーですが、どこから来たのでしょう?

そして、地域ごとにどのように違うのか、今回は探ってみました。

今回の記事では地域ごとのコーヒー文化について紹介し、関連する英語表現にも触れていきます。

さて、コーヒーの世界に足を踏み入れてみましょう!

コーヒーの歴史と起源

コーヒーの歴史と起源は、魅力的な伝説と事実が絡み合っています。複雑なので、ここでは、コーヒーの発見からその世界的な普及までを端的に解説していきます!

エチオピアの伝説

コーヒーの発見に関する最も有名な伝説は、エチオピアの羊飼いカルディに関するものです。彼は羊が赤い実を食べた後、異常に活発になるのを見て、自分もその実を試してみました。その実がコーヒーチェリーだったとされています。※他にも諸説あります。

イエメンと初期の栽培

コーヒーが初めて栽培されたのは、イエメンのスーフィー教団によってです。彼らは長時間の祈りに集中するために、コーヒーを利用しました。15世紀にイエメンの港町モカで広く栽培され、ここから「モカ」という名前がコーヒーと結びつくようになりました。

コーヒーの世界への広がり

コーヒーはまず中東や北アフリカに広がりました。コーヒーハウスが文化的、社会的な集会の場として人気を博したのだそうです。

その後、17世紀にはヨーロッパにコーヒーが伝わりました。コーヒーハウスはロンドン、パリ、ウィーンなどの主要都市で中心的な役割を果たし始めます。

コーヒーがアメリカに伝わったのはさらにその後、18世紀頃でした。特にボストン茶会事件後、コーヒーはお茶に代わる飲み物として人気になりました。19世紀には、アメリカの企業がコーヒーの大量生産と流通を開始し、人気は不動のものとなったのです。

植民地主義の拡大とともに、コーヒーの栽培は南米、アジア、アフリカの植民地に広がりました。ブラジルは19世紀に世界最大のコーヒー生産国となり、今日でもその地位を維持しています。

コーヒーの歴史は、その発見から世界的な商品への変化に至るまで、文化、経済、社会的な影響を数多く受けてきました。もちろん、現代でもその生産と消費は多くの国々の経済にとって重要な役割を果たしています。

各国のコーヒー文化

次に、各国での特徴的なコーヒー文化についてみてみましょう。

各国のコーヒー文化は、その国の歴史、文化、そして社会的習慣に深く根ざしています。ここでは、アラビア、イタリア、アメリカ、日本のコーヒー文化を紹介します!

アラビアの伝統的なコーヒー

アラビアのコーヒー文化は、おもてなしや寛容の象徴とされ、家庭や公共の場での集まりにおいて重要な役割を果たします。

もともとコーヒーはアラビア半島から広まったと前章で触れました。そのため、アラビアではコーヒーは単なる飲み物以上の意味を持ち、社会的な交流の重要な要素となっているのです。

伝統的なアラビアコーヒー(Qahwa)は、一般的に軽く焙煎され、しばしばカルダモンで風味付けされます。コーヒーは細かく挽かれ、小さな鍋でゆっくりと煮出されます。このコーヒーは伝統的なコーヒーカップで提供されることが多いです。

イタリアのエスプレッソとカプチーノ

イタリアでは、「バール」と呼ばれるカフェで短時間のコーヒーブレイクを取るのが一般的です。イタリア人は自国のコーヒーにとても誇りを持っており、バールへ通うのを日課にしている人も多いようですね。

・エスプレッソ

イタリアのコーヒー文化の中心はエスプレッソです。この濃厚で濃いコーヒーは、イタリア人の日常生活に欠かせない一部となっています。

・カプチーノ

エスプレッソにスチームミルクとミルクフォームを加えたカプチーノも非常に人気です。イタリアでは通常、午前中にカプチーノを飲む習慣があります。

アメリカのコーヒーショップ文化

アメリカのコーヒーショップは、リラックスできる社会的な空間として設計されています。広々とした座席、無料のWi-Fi、自由に使用できるコンセントが特徴的です。

カフェは友人や同僚との集まりの場所、リモートワークや勉強の場所としても利用され、コミュニティの中心としての役割も担っています。

メニューはエスプレッソベースの飲み物からアメリカンコーヒー、フレーバードリンクまでさまざまです!

日本の缶コーヒー

日本に住んでいるみなさんにとっては当たり前かもしれませんが、実は缶コーヒーはあまり海外では見かけません。自動販売機やコンビニエンスストアで販売されている缶コーヒーは、日本の文化なのです。温かいものも冷たいものもあり、多様な味が楽しめると、観光客には密かに話題を呼んでいるのだとか。

また、日本では、独自のカフェ文化が根付いており、伝統的な喫茶店からモダンなカフェまで、多様なスタイルが存在します。欧米のアイディアを上手く取り入れつつ、独自の文化として発展させてきたのです。

アメリカでのコーヒー文化を深掘り!

各国のコーヒー文化のなかで、アメリカに焦点を当ててみましょう。

アメリカではコーヒーは非常に人気があり、多くの人々にとって日常生活の一部です。朝や仕事中の休憩時間にコーヒーを飲む習慣が根付いています。映画やドラマのなかでも登場人物がコーヒーを飲む場面はよく出てきますね。

コーヒーショップの広まり

スターバックスはアメリカのシアトル発祥のコーヒーショップです。このような大手チェーン店から地元の独立系カフェまで、アメリカではコーヒーショップは社会的な集会の場としての役割を果たしています!

アメリカでは、コーヒーショップと言ってもコーヒーだけを販売するわけではないことが一般的です。エスプレッソベースのドリンク(ラテ、カプチーノなど)からシンプルなアメリカンコーヒーまで、さまざまな種類のコーヒーが楽しまれています。近年では、コールドブリューやニトロコーヒーなど、新しい醸造方法やトレンドも人気を集めているようですね!

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スペシャルティコーヒーの台頭

現代では、高品質な豆、持続可能な栽培方法、精密な醸造技術に重点を置いたスペシャルティコーヒーが注目されるようになってきています。

最近話題となっているフェアトレードやオーガニックなど、倫理的かつ持続可能なコーヒー生産への関心が高まっているのです。

アメリカのコーヒー文化は、その多様性と常に進化するトレンドによって、国の生活様式や社会の価値観を反映していると言えるでしょう。

コーヒーに関する英語表現・フレーズ

ここで、コーヒーに関する英語表現をいくつか紹介します! コーヒーを注文するときやコーヒーについて話すときに役立つ表現です。

基本的なコーヒーの注文表現

I'd like a cup of coffee, please.
「コーヒーを一杯ください」
Can I get a latte with almond milk?
「アーモンドミルクのラテをいただけますか?」
I'll have an espresso, no sugar.
「エスプレッソを砂糖なしでお願いします」

関連記事:カフェでスムーズに英語でコーヒーを注文する方法

特定のコーヒーに関する表現

Do you serve single-origin coffee?
「シングルオリジンコーヒーはありますか?」
I prefer my coffee black.
「コーヒーはブラックが好きです」
This cappuccino is really creamy.
「このカプチーノは本当にクリーミーだね」

コーヒーの味について

This coffee is very robust and full-bodied.
「このコーヒーはとても力強く、コクがあります」
I love the smooth, rich flavor of this blend.
「このブレンドのなめらかで豊かな味わいが大好きです」
This coffee has a hint of chocolate and nutty undertones.
「このコーヒーには、ほのかなチョコレートとナッツの香りがある」

コーヒーに関する一般的な会話

Do you prefer drip coffee or espresso-based drinks?
「ドリップコーヒーとエスプレッソベースのドリンク、どちらが好きですか?」
I need my morning coffee to start the day right.
「一日を良いスタートにするために、朝のコーヒーが必要です」
Let's grab a coffee and catch up.
「コーヒーを飲みながら、近況を話しましょう」

コーヒー文化は奥が深い!

いかがでしたか? 

コーヒーに興味がなかった方も、実はこんな深い歴史があると知って驚かれたのではないでしょうか。

カフェインが苦手な方もデカフェコーヒーを活用しつつ、世界各地のコーヒー文化を知ってみるのも面白いですよ。

その際にはぜひ、今回得た知識を活用してみてくださいね!