ジェントルマンを目指す人必見!絶対に受けておきたいレディファースト講座

コミュニケーションを取る上で大切なのは言葉だけではありません。マナーや習慣などを熟知した上で行動すれば、相手からの好感度アップは間違いありません。

その中でも今回ご紹介したいのが「レディファースト」という習慣です。日本男児にとっては馴染みの薄い習慣であり、欧米男性のスマートなレディファーストぶりに「よくわからないけどなんか悔しい」と思われたことのある男性諸氏も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、今まで親も教師も教えてくれなかったレディファースト講座を開講し、皆さんが素敵なジェントルマンを目指すためのヒントになればと思います。

レディファーストの歴史とは?

レディファーストの起源は諸説ありますが、騎士階級の人々の道徳規範であった騎士道にあると言われています。

騎士階級において、長男はともかく、次男、三男は家督を継げる可能性がなかったため、戦功を挙げて主君に仕え、自分の城を手に入れようとする者が多くありました。そのため、裕福な未亡人に近づいて後釜に座ろうとする騎士もいれば、主君の妻に恋愛感情を抱いた若い騎士に対し、主君があえて家臣の引き止めのためにその感情を利用することもありました。

生々しい動機ではありますが、こうして騎士道には「貴婦人に対して奉仕する」という理念が育まれていったのです。

女性をエスコートする上で覚えておきたい「CD-R」

それでは、どのようなシチュエーションにおいてレディファーストぶりは試されるのでしょうか?

覚えておいていただきたいのがC(Chair)、D(Door)、R(Road)の3つが登場するシチュエーションです。これらがレディファースト力を発揮する重要なポイントなのです。

C(Chair)

まずは「椅子」のあるシチュエーションに着目しましょう。

レストランなどで女性の椅子を引く

これは元々、女性がロングドレスを着用している際に、座ってから椅子を引くのが大変だったことから習慣化したものと考えられます。

ちなみにホテルなどでは女性が座る際にウエイターが椅子を引いてくれますが、この場合男性は、女性がきちんと座るまで着席を控えるのがよいでしょう。

公共交通機関の椅子は女性優先

バス・電車などの公共交通機関を利用する際に、男性は女性を差し置いて座ってはいけません。紳士たる者、どんなに疲れていてもまずは女性優先なのです。

D(Door)

お次は「ドア(扉)」のあるシチュエーションです。

ドアは男性が開け、後に続く女性が通りきるまで手で押さえて待つ

この際に "After you."「お先にどうぞ」というフレーズを使いましょう。

車のドアにおいても注意が必要です。

車などの乗降時は、運転する男性が助手席に回ってドアを開閉する

そしてエレベーターの扉も同様にレディファーストの見せどころです。

エレベーターでは扉を押さえて女性を先に乗せる

降りる際も、扉が閉まらないように気をつけながら、女性を先に通しましょう。

R(Road)

そして最後は「道」でのシチュエーションです。

道路を歩く際は車道側を男性が歩き、女性を事故や引ったくりから守る

ただし、階段を上るときは女性の後ろにならないことが重要です。マナー的には、隣か斜め前方を歩くべきと言われていますが、状況によって柔軟に対応する必要があるでしょう。

 覚えておきたいお金の話

男性にとって恐ろしい話ですが、レディファーストの世界では男性はすべてデートの代金を負担すべきとされています。財力がなければレディファーストも叶わないのかと嘆きたくなりますね。

ただし、女性が男性をデートに誘った場合はこの限りではありません。願わくば女性からデートに誘われる男性になりたいものです。

「おごるよ」を英語で言うと?

ここで、デート代を負担する際に役立つスマートな英語表現を学んでおきましょう。

"I’ll get it."

これは最もカジュアルで頻繁に使われる言い方です。「おごる」というよりは「私が払うよ」と友達や家族にフレンドリーな感じで言います。

"It’s on me."

"Lunch is on me." 「昼食をおごるよ」としたり、"The coffee is on me." 「コーヒーは私のおごりね」のように言ったりします。

"It’s my treat."

"I’m buying."

こんな表現方法もありますので一緒に覚えておきましょう。

ちなみに「おごられたくないわ」とムゲなくお断りしたいレディは、

"No, let’s split the bill."「いいえ、割り勘にしましょう」

と言い返せばよいでしょう。

 全ての女性が喜ぶわけではない!?

ジェントルマンを目指すあなたが忘れてならないこと、それはレディファーストに全ての女性が賛成しているわけではないということです。

男女平等社会において、レディファーストを女性差別と受け取る人も存在します。自分でできる事をあえて男性にしてもらうのは男社会の風習の名残、男が主導で女性を導くというように感じられ、特に自立心旺盛な女性にとっては好ましくないものと映るようです。実際、欧米でもレディファースト文化は上流階級や儀礼的なシチュエーションにはまだまだ残っていますが、中産階級においては廃れつつあると言われています。

しかし、「知らない」と「知っているけどしない」は大きく違います。レディファーストを身に付けた上で、相手によってはあえてレディファーストをしないというのもまた、相手を尊重することであると覚えておきましょう。

 おわりに

レディファースト講座、いかがでしたでしょうか?基本的な振る舞いや考え方を分かっていただけたかと思います。

賢明なる受講者の方にはご理解いただけるかと思いますが、こうしたレディファースト的振る舞いは、対レディに限らず、対人関係を潤滑にする上でも有効な社交術になります。

真の紳士とは、誰に対しても紳士的な行動ができる人です。それはなかなかに難しいことではありますが、まずは手始めにレディファーストを身に付け、レディに対して紳士になることから始めてみてはいかがでしょうか?