セレン@英語キュレーター™
(更新)
「英語ができるようになりたい」
きっと多くの人がそう思うのだと思います。
そして、思うはずです。
「はて、何からやればいいんだろうか?」と。
たくさんの情報があふれていて、たくさんの方法があって
結局なにから初めていいのかわからない。
全ての人がぶち当たる最初の関門ではないでしょうか?
いろんな思いがあってそれぞれに英語を始めるのだと思います。
「会話ができるようになりたい」
「字幕なしで英語の映画が理解できるようになりたい」
「英語の歌が唄いたい」
そして、
「英語を使って自分の世界を広めたい」
などなど。
もちろん、
「仕事で英語が必要になってきた」
「海外に住むことになった」
という切羽詰まっている方もいらっしゃると思います。
これまで色々な角度から英語習得に関する記事を書いてきました。
自身の経験から胸を張ってオススメできる学習法、
マインドセットなどについてまとめています。
完全活用法!オンライン英会話で伸びる人の三原則と伸びない人がしているただひとつのこと
そして、まだ一度も取り扱っていなかった内容、それが今連載のテーマ。
ゼロから英語を始める人のための活用法
です。
これまで義務教育での英語以外に英語に触れたことがなく、
改めて英語を始めようと思う方は多いはずです。
そしてそういう方の中にも
「英語のオンラインレッスンって最近よく聞くけど、本当にいいのかな?」
「いきなりやれっていわれても、今なにも話せないし、聞き取りもできないんだけど…」
と思われる方がほとんどでしょう。
文法も単語も学校でやった多少の記憶が残っているだけ。
今連載はそういう方を対象にしています。
ご安心ください、僕自身がこれを読んでくださっているみなさんと
同じスタートを切った英語学習者の一人でした。
丸腰で挑んだ初回のオンラインレッスンの授業はほとんどパニックでなにも覚えておらず、
一月ほど無計画にフリートークだけを繰り返し伸びた実感が得られず、
またなにもできないプレッシャーから直前キャンセルも数知れず…
そんな経験を経て今があります。
DMM英会話では現在、「目指せ!セブ島!夢の4ヶ月レッスンモニタープロジェクト」という企画でさまざまなレベルのメンバーと一緒に、みっちり英語力を伸ばそうと、一丸となって奮闘中です。
4年前にゼロから英語を始め現在に至った自身の経験から、そして多くのオンラインレッスンのユーザーの皆さんとのやりとりの中から見えた、学習のポイントを押さえた上での「ゼロから英語を始める人のためのオンラインレッスンスターターキット」を3回に渡りお届けします。
「これさえあればまずは安心して始められる」
という、英語学習初級の方に必要なツールのセット、のようなものです。
英語学習を始めるにあたって、準備ゼロで挑むのではなく、このスターターキットと一緒に始めてほしい、そういう思いでつけたネーミングです。
ではまずは、ゼロから英語を始める人にオンラインレッスンをお勧めする3つの理由を簡単にお話しておきます。
アウトプットの意識のない英語学習は、
ややもすると単語の暗記や文法の復習など、
「あれ?なんかまた受験勉強みたいなことしてる?」
という壁にぶち当たってしまいがちです。
英語をやるぞ、という意欲が、なんのために英語やってるんだっけ?という
自問へと変わり、それがついには英語なんかやらなくていいか、という
諦めにつながってしまう。
これまでそんな経験をしてきた方は多いのではないでしょうか?
僕自身も初期の頃からオンラインを利用していて良かったなと思えるポイントがここにあります。
思いを伝え、思いを受け取る、コミュニケーションのためのツールとして
英語はある、という手垢のつくほど使い古されたこんな陳腐なフレーズが
身をもって本当にその通りなんだな、と実感できます。
英語ができれば、これまで話したこともない色んな国の人とアイデアを交換でき、
笑い合い、そして話し合うことができる。
学校で学んだ仮定法も、
「そうか、もし僕の国がこうだったら、もし僕が君の立場なら、なんて話すときに必要なんだな。だから使えたほうがいいのか」
と頭に格納されたヴィンテージフィルムのような情報がイキイキと自分の思いを反映させることのできるツールとして蘇るのです。
それはとにもかくにも、オンラインレッスンでまずは、英語を話す、
という早い段階での経験があるから感じられることなのです。
英語を学んでいく段階で「勉強」することは必須です。
勉強と書くとあまりにも伝える芸がなさすぎて、
つまらなく聞こえてしまいますよね。
ただ、一人の時間で文法を知り、単語を身につけ、読む力、聞く力、などを
グングン伸ばせるもの、それが勉強なんです。
英語は一人で伸ばせる部分が多いのも事実。
僕自身は勉強なんか学生の頃1秒たりとも面白いとは感じることができない
タイプの人間でした。
ただ、今の僕からすると英語の勉強、というのは
やればやるだけ自分が成長できる時間、と身体が認識しているので
好きか嫌いか、で言うと「好き」だと思います。
やれば伸びるってわかってる、
そこに明確なベネフィットがあるもの、
に僕らは敏感であるべきで、
つまり英語の勉強ってやればやるだけお得
なんです、僕はそう思っています。
オンラインレッスンを使う習慣がある人にとって、日々日本にいても英語を話すということは非日常ではなく、すぐそばにある風景の一つに他なりません。
気のおけない友人と話すように、
近所のスーパーで出会うご近所さんと
「最近どう?」
なんていう立ち話をするのと同じラインに「英語を話す」ことが置かれています。
学んだことが、そのまま反映される、この環境はとても強力で、
勉強したことがすぐにその場で生かされます。
勉強で学んだことがそのまま自分を表現する力になることを日々体感できるので、
勉強をする「お得感」を身をもって感じることができるのです。
英語を学ぶことは、自分を表現し考えをダイレクトに届けるための一番の栄養素なんです。
そして、それは日々英語を話す、という環境がなければなかなか得られない感覚なのです。
いきなり英語で会話というのとてもハードルの高いことです。
少なくとも精神的なハードルは。
ゼロから始める人にとって、いきなり話せと言われてもなにも言えなくて当たり前。
僕自身よく、「ゼロからの英語スタートとご自身で言われてますがどのくらいだったんですか?」
と聞かれます。
「実際はある程度できたんでしょう?」
と聞かれたりしますが、
初めての自己紹介で名前を言った後に出身地を言おうとして
"I come from …umm."
で止まって撃沈した記憶だけはあります(笑)
オンラインを利用している方で、なんとなく英語を話せる感覚がつかめてきた、という声は3ヶ月くらいすぎたあたりのユーザーさんからよく聞きます。
「それまではなにも言えない」
「相手がなにを言ってるかわからない」
そんなこと起こるのが当然なのです。
みんな通ってきている道なのです。
頻度や量の差はあれど、相手がなんて言ってるかわからない、
言いたいことがスッと出て来ない、なんて僕でも毎日経験していますし、
もっと上のレベルの方でもそれは同じではないでしょうか?
いきなりはできなくて当たり前。
ゼロから始めているのですから、まずは「できないと恥ずかしい」なんて思いは捨てるところから始めてみましょう。
英会話を始める精神的なハードルの高さ
これは僕自身、痛いほど理解しています。
みんなそうなんです。
「何にもできないし不安だし、今の自分じゃ勉強になんか
ならないし、うーん、やっぱりやめておこう。」
始める前の段階でこういう風に諦めてやめてしまう人が多いのは事実です。
僕から言えることは、「ぜひ一度試してみてください。」ということ。
誰も見ていないので恥ずかしくもなんともありません。
無料で試せる機会があるので、安心して受講してみてください。
シンプルな感覚として、英語を話す、ということはとても楽しいものです。
言えないもどかしさも勿論あるけれど、
通じた喜びはいとも簡単にそのもどかしさを凌駕してしまいます。
そして、できなくて当たり前というスタンスで、一度トライしてみてください。
なんのプレッシャーもない世界、試験でもなんでもありません。
間違えて、失敗して、洗練されていくものです。
英語でのコミュニケーションは思っているより、なんとかなるものです。
浅草の焼き鳥屋のおばちゃんを見てください。
英語力ゼロなのに、間違うことなく英語でオーダーを取り、外国人のお客さんと楽しそうにコミュニケーションをしています。
スタートラインは思っているよりすぐそばにあって、
そして思っているより一つ目のハードルは低いのです。
一つ目のハードルを乗り越えた人には大きなメリットが待っています。
それが常に英語でコミュニケーションをとる機会、なのです。
うまくいかないことも沢山出てきます。
また同時にうまくいことも沢山出てきます。
英語をもっと身近に、そしてもっとアクティブに捉えられる
機会は今こんなに簡単に手に入るのです。
”What are you waiting for?“
何を待っているんだ?
そう自分に問いかけ、まずは一度トライしてみてください。
「英語が話せる自分」という新しい世界の扉はそこにあります。
さて、メリットの部分を確認した上で、
実際にオンラインレッスンを始めて受けるためのスターターキットの
話に移りましょう。
実際の会話の始まりがそうであるように、オンラインレッスンでも
レッスン、そして会話の始まりは自己紹介です。
ここで言いたいことは、自己紹介をナメてかかるといきなりつまづく、ということ。
僕がそうであったように(笑)
自己紹介というのは実は結構難しいものなのです。
自分のこと話せばいいんでしょ?そんなに難しいの?
とこれから英語を始める方は思うかもしれません。
これまで日本で過ごしてきて、同じ日本人同士の
世界の中で暮らしている人にとっていわゆる「自己紹介」をする機会って
ほとんどないのではないでしょうか?
友達に紹介されて始めて会う友達なんか、
「ちーっす、◯◯君の大学の連れっす、よろしくー」
で終わってしまう(笑)
ビジネスで知り合った人同士でも
「〜でエンジニアをしてます、◯◯と申します。今日はどうぞ、よろしくお願いします。」
こんな風に終わってしまう。
でも英語でのやりとりとなると少し自己紹介の意味合いが変わってきます。
そもそもどこの国の人かもわからない人とのやりとりすら多々ある英語での自己紹介、
はじめに伝えないといけない情報の量が少し違ってくるのです。
そして「よし英語を始めるぞ、」と思ってせっかく英語学習の
扉を叩いた人が多くつまずいてしまうのも自己紹介なんです。
なにせ真っ先にくるので、挨拶も早々に「自分のことをまとめて話してください、」なんて結構苦痛ですよね…。
「ああ、やっぱり英語を話すのって難しい、自分には向いてない、」
そんな風に思ってしまう人が多いんです。
でも、自己紹介は恐るるに足らず、準備さえしてしまえば安心なのも自己紹介なのです。
アップデートされた情報以外は基本的に同じ文章が使いまわせてしまうのです。
どっちなの、と言われそうですが、
自己紹介が意外と易しい3つの理由、もあります。
そう、自己紹介は英語を話す僕たちが一番初めに身につける
英語を話す「型」なんです。
つまり、オンラインレッスンを始めるにあたってまず準備するスターターキットは
ずばり自己紹介フォーマットです。
レッスンを受ける際にこれを持っているのといないのでは全く安心感が違ってきます。
覚えてしまった方が断然楽ですが、はじめは見ながら話して少しづつ、
英語を話すということに慣れていくのもいいでしょう。
オンラインレッスンの始まり方もほぼ決まっていて。
Teacher: “Hi! Good morning! How are you? I’m your teacher ◯◯. Nice to meet you.
Since this is our first time, let me introduce myself.”講師:おはようございます!調子はいかがですか? 今日のあなたの講師をつとめます◯◯です。よろしくお願いします。
初対面なので、まずは自己紹介しますね。
こんな風に始まります。
これはもうほぼお決まりです。
でもって、実際の会話もほぼこのように始まります。
まずはフォーマットに自分の情報を当てはめて、自己紹介を
完成させましょう。
可能な方はプリントアウトして記入し、オンラインレッスンに活用してください。
結構シンプルですが、なんの準備もなしにこれを話せと言われたら
絶対にうまくいかないはずです。逆に言うと準備さえしておけば意外と簡単そうでしょ?
"Enjoy" の部分ですが、日本語で言うところの「趣味」を伝える部分と考えてください。
「趣味」を表現する単語 "hobby" のニュアンスは日本人の我々が思っているのと少し違います。
趣味は寝ること、みたいな風に言う人もいたりしますが、
これ英語で言うとほとんど理解されないと思います(笑)
" My hobby is sleeping. "
そこはかとなく怪しい感じがします(笑)
英語で言う "hobby" はあまり一般の人がやらないような、日本語でいう特殊趣味、のようなニュアンスがあります。
切手収集やバイクいじり、のような少しマニアックなもののイメージです。
ですので、本を読んだり、映画を見たり、というのはホビーにあたらず、このように
"enjoy 〜ing" で表現するのが自然です。
"I enjoy reading books, watching movies and going shopping."
本読んだり、映画を見たり、買い物に行ったりを楽しんでます。
こんな自己紹介がスッとできたらとても素敵です。
ぜひ自分の好きなことを当て込んでレッスンでも、また日常でも使ってみてください。
高校生なら "high school" 大学生なら "university" を入れてあげればオッケーです。
"college" と "university" の違いも気になると思いますが、アメリカと日本の「大学」のあり方が違うため、
日本のこの大学は "college" で、この大学は "university"というような明確な分け方が
できないのが事実で、"university" であれば基本誤解などを与えることはないと思います。
学年を言うときは
I’m in the ____ grade.
で表せますが
大学の学年を言うとき、よく間違っているのを耳にします。
この言い方は注意したいところですね。
しっかり覚えておきましょう!
僕は30代で英語を始めたので自分には使ったことがないですが…(笑)
他にも自己紹介に便利な表現をいくつか載せておきます。
例えば
"I’m in the computer business."
コンピューター関係の仕事をしています。
はっきりとは言い切れない仕事の方もいますよね。
美容関係のお仕事を沢山されていたり、IT関係一般だったり。
働き方も多様化している時代なので、こう言い方は覚えておくと便利です。
"I work for 〜." で表せます。
よく〜に属しています、という直訳で "belong to" を使う方がいますが、
自己紹介ではほとんど使わない表現で、「〜の所有物である」というようなニュアンスになってしまいます。
英語では「自分はどこどこのために働いている」と堂々と表現するんですね。
そういう違いも英語の学び始めは新鮮で面白いと思います。
などなど、こうやってみると仕事も沢山ありますね。
でも大切なのはまずは自分のことをしっかり説明できるようになること。
英語学習を始めるにあたって大切なスターターキットのVol.1は自己紹介フォーマットでした。
まずはできなくて当たり前、英語は失敗してどんどん上達するものです。
ただ、丸腰で挑んでいては自信もなくなるし、いつまでも上達しないのも事実。
まずは初回レッスンに向けて自分のことをある程度説明できるフォーマットを用意してレッスンに臨んでみてください。
驚くほど会話がスムーズに進むことに驚くと思います。
そして勿論、全然うまく話せない自分にも同時に驚くかもしれません。
でも、安心してください。
それに気付けてからがスタートなんです。
まずは、このスーターターキット一つ目と一緒にオンラインレッスンを受けてみる、
そこから始めてみましょう。
そして、勿論オンラインレッスンだけではなく、
自分での勉強も同時に大事なものです。
やればやるだけ力になる英語の勉強の面白さは
やはり自分で実感するまではなかなか納得いかないかもしれません。
以前書かせていただいたこの記事に英語学習のスタートの切り方として
おすすめの方法をまとめてあります。
“英語学習の原則”まとめ!上達した全ての人がスタートからやっていた3つのこと
ぜひ、参考にしていただき、英語力アップを目指してください!次に続く、第二回、第三回もお楽しみに!
セレン