濱名 栄作
(更新)
こんにちは。
DMM英会話ブログ編集部の濱名です。
さて、今年の8月にスタートした企画
『中卒、少年院上がりの元ヤンキーが、半年間本気で英語に取り組むとどうなるのか?』
この企画の主旨はタイトルそのまま、英語音痴の元ヤンキー前田太尊が、オンラインでの英語学習を中心とした国内学習と留学を通して、半年でどれだけ英語力を伸ばせるのか、というもの。
※スタート時の英語力や学習スケジュールの詳細はこちらをご確認ください。
スタートから約2ヶ月が経ったので、このあたりで一度、これまでの振り返りをしたいと思います。
8月、意気揚々と英語学習を開始。
当初は「やってやりますよ!」とやる気と自信に満ち溢れていた太尊ですが、1ヶ月が経とうとしていた8月末、その顔から当初の覇気は完全に消えていました。
日々の英語学習に熱が入らず、毎日のオンラインレッスンもサボりがちに…
その時の彼の心境は、
慣れない勉強、苦手な英語…
ちょっと勉強しただけでやった気になっていたけど、本当に身についてきているのかな? これ意味あんのかな?…あ〜さっさとフィリピンに行ってしまいたい…
とまあ、こんな調子。
やはり苦手な英語学習を一人で黙々とこなすのは簡単ではなかったようです。
その時は、やる気がないのを無理に鼓舞してもダメかなと思ったので、「毎日少しずつでいいから続けてみて」とだけ伝えました。
9月からはフィリピン留学が決まっていたので、そこで楽しい経験、悔しい経験をたくさんして、再度モチベーションを取り戻してくれることを願って。
9月にフィリピン留学へと飛び立った太尊。
渡航前にドン底に落ちていた英語学習へのモチベーションは果たしてどうなったのでしょうか?
ここからは、フィリピン生活の様子を写真と共にご紹介します。
今回の留学で太尊がお世話になった語学学校は以下の2校。
フィリピン留学の魅力の一つは、フィリピン講師とのマンツーマンレッスンを受けられること。
生徒一人ひとりのレベル・ニーズに合わせた授業を受けられるので、初心者でも安心!
英語初心者の太尊も、発音から基礎単語、基礎文法までみっちり学ぶことができたようです。
フィリピンの語学学校の多くでは、フィリピン人講師とのマンツーマンレッスンに加え、英語圏の講師によるグループレッスンを受けられる場合がほとんど。
太尊が学んだ2校でもネイティブレッスンが提供されていて、本場の英語発音やネイティブらしい英語表現に触れられた様子でした。
こちらはプレゼンテーションの授業での一枚。
「花になるなら何がいいか」というテーマに対して、「薔薇になりたい。なぜなら、世界中のプロポーズに立ち会いたいから」と熱弁している様子です。
(粋ですね)
レッスン外の時間では、先生や学校の多国籍な仲間と雑談を楽しんだり(英語で)、
校内併設のジムで体を動かしたり、
もちろん放課後の自習学習も欠かしません。平日はどっぷり英語に浸かります。
授業のある平日は原則外出禁止でしたが、週末は勉強から少し離れてフィリピンでしか体験できないアクティビティを満喫。
こちらは、セブから約2時間、美しい珊瑚と山々に囲まれたボホール島に行った際の様子。
同じくボホール島にあるチョコレートヒルズにて。
あと、これはもう永遠に謎なのですが、マーメイド体験もしてきたみたいなので、ぜひ見てやってください。
違和感に包まれたドヤ顔が特徴的。
写真を見ていただいたら分かる通り、フィリピン渡航前に落ち切っていたモチベーションは回復し、勉強にアクティビティに、初めての留学生活を楽しめた様子でした。
さて、国内学習1ヶ月、フィリピン留学1ヶ月、計2ヶ月の英語学習期間を経て、彼の英語力がどれほど変化したのか、気になる方も多いのではないでしょうか?
下記の動画は、フィリピン留学から帰国して2週間後に、オンラインレッスンの様子を撮影したものです。
ちなみにこちらが8月の学習スタート時に撮影したもの。
比べてみていかがでしょう。
やはり2ヶ月という短期間だと脅威的な伸びは見受けられませんが、単語力・文法力を中心に基礎英語力が少しずつ伸びてきているのが分かるかと思います。
文法面では、go→went / stay→stayed / eat→ate / tell→told などの過去形が使えるようになっているのは大きな成長だと感じました。
また SV / SVC など、英語の基本型も少しずつ身についているようです。
語彙の面では、gross(気持ち悪い) / coworker(同僚) / cuisine(料理) / liar(嘘つき)など、学習スタート時とは明らかにレベルが違う語彙を理解し、使うことができています。
そして、相手の言っていることが分からない時に聞き返す表現 "One more time please.(もう一度お願いします)" や、言おうとしていたことをド忘れしてしまったときの "I forgot.(忘れてしまった)" などが自然と出てきている点も、2ヶ月前には見られなかった点です。
文法や語彙、発音等、まだまだ伸ばすべき部分は多くありますが、この2ヶ月で英語力は着実に伸びていると感じました。
太尊
僕にとって1ヶ月も日本を離れて海外で生活をするのは初めてのことでしたが、たくさんの気付き、学びがあり、面白くって心踊りっぱなしでした。日本を一歩出れば、色々な価値観、文化、考え方があって、それら全てが僕にとっては新鮮で刺激的に感じました。
出会った人たちともっともっと色んな話をしたかったけれど、今の自分の英語力では相手のことを知ることも、自分を知ってもらうことも満足にできませんでした。
おしゃべりな僕は、無限に広がる草原のような話術を持ち合わせていますが(そう信じています笑)、現状、伝えられる言葉、受け取れる言葉に限りがあります。
今回の留学の反省点は準備不足だったことです。
正直、単語や文法を覚えるのは日本でもできたし、事前学習をもっときちんとやっていれば、同じ留学期間でもっと成長できたんじゃないかなと思います。
今後は英語力を上げて使える表現を増やしたいです! そうすればもっともっと英語コミュニケーションが面白くなるだろうし、その姿を想像するとワクワクが止まらないですね! これからも頑張りマンボ!
フィリピン留学前に飛び立つ前はどうなることかと思いましたが、無事に留学生活を楽しみ、英語力を伸ばして戻ってきてくれて安心しました。
11月の下旬からはカナダ留学が待っています。
それまでは国内学習になりますが、フィリピン留学での悔しさを忘れずに、学習に励んで欲しいと思います!