りっか
(更新)
Q Yoneda著「バンクーバー発! 4コマ漫画で体感するから身につくほんとに使えるリアルな英語フレーズ」(明日香出版)のマンガを実演して、リアルな英語を体験するイベント
「"英語初心者集まれ!マンガでロールプレイ英会話!"Featuring Q & DMM英会話」第2回に、DMM英会話ブログにて英語学習記事連載中の
”英語キュレーター セレンさん”がスペシャルゲストとして登場!
「英語を話す」をテーマとした、ためになるのにおもしろい対談に会場は大盛り上がりでした。
Q Yonedaさんとセレンさんの、心にしっかりメモしておきたい”英語学習メソッド”公開です!
DMM英会話の夜景のキレイなセミナールームにたくさんの方が集まりました。
イベント前半はQさんのマンガ使ったロールプレイをして、Qさんからの英語レクチャーを受けます。
※Q Yonedaはバンクーバー在住のため、オンラインにて出演
例えば、“What else”は「ワレルス」と発音することや、“She”と“See”日本語では同じ「シー」でも音が違うということ。
「英語の言葉がくっつく固まりと固まりにリズムをのせる」など、英語を話すについてたくさんアドバイスを貰いました。
そして後半は「英語が話せるようになる方法」について緊急対談を開催!
スタートラインは英語レベルが”マイナス状態”だった二人が、数年で英語を使って活躍できるようになるまでのエピソードなどをユーモアたっぷりに語っていただきました。
司会: 二人が英語を話せるようになった経験などのお話しをお願いします。
セレンさん(以下セレン):えーと、Qはバンクーバーの高校に入学したとき、初めは苦労したの?
Qさん(以下Q):僕は苦労したというより、本当に全く英語がしゃべれなかったんですよ。
いきなりカナダの公立高校に入ったので、入学初日の授業では先生が黒板に書いてることを二行くらいノートに書いているうちに、先生は最後迄書ききって消されてしまうんです。
もうぜんぜんそれくらいついて行けなくて。
それから1週間2週間は本当に日本に帰ろうかって思ってました。(笑)
セレン:へー、そんなQがどうして英語話せるようになったの?
司会:彼女ができたんですか?!
セレン:(笑)それはいいきっかけではありますよね。
(会場:笑)
Q:まあ友達はできました。(会場:笑)
英語を話すコツみたいなものを持ってるんですけど、いろいろとやりながら固めていったという感じです。
実際に僕が英語を話せるって気付いたのはすでに話せてた後なんですよね。
朝、起きて遅刻しそうになって、ホストファミリーに「わあーごめんね!あと5分で用意するからね!」って言ってバン!って車の中に入って
「おお、英語喋ってた、俺」って。
セレンさんはどうでした?
セレン:僕はずっと国内で英語勉強してたんですけど、やっぱり3年前始めたときは全く一緒。何にも喋れなかったです。
その状態から自分の言いたいことをまるで赤ちゃんが「あれほしい」 “I want it” とか“I don’t like it” って言うように、自分の感情と密接に繋がる文章を優先的にやっていったんです。それこそ英語で言うとbaby steps みたいに、徐々に自分の言葉として表現できるようになっていきました。
Q:うん、実はその話しすごく繋がるところが多くって、あの実は僕って見た感じこんな不真面目そうな感じなんですけど、割とまじめにこんなん考えてきたわけで・・・
(スクリーン:【Q的英語学習5つのコツ】)
参加者一同:おおー(拍手)
Q:ちょっと嬉しい。せっかくなんでサクッとこれを紹介していきたいと思います!
努力って大変なので、辛いと感じる方法を続けるんじゃなくて、自分のできることや好きなことに紐付けるといいと思うんですよね。
英語の勉強以外に、英語を使う場面を自分の生活に紐付けて、英語が生活に根差すような状況は作れるはずなんですよ。例えば僕は友達とパーティをしたりとか音楽を作ったりとか絵を書いたりとかするのが好きなんです。そしてそれを続けて行く。毎日15分勉強するのが辛いっていう人はやり方を変えて、好きなことや生活の中に取り入れて飽きないようにするのは必要だと思います。
Q:セレンさんどうですか?
セレン:同じだと思う。英語を喋れる課程って全然楽しんでよくて、勉強しなきゃいけないっていうのと同じくらい楽しい条件でよくって、だから僕は何してもいい。自由だし、もっと楽しんで英語を学んでいいっていうことはすごく大事ですね。
Q:努力は諦めることだってあるけど、セレンさんが言ったように楽しさは強みで、すごく大事だと思うんです。
Q:僕はエミネムみたいに喋りたいって思ってたんじゃなくて、もはや「俺がエミネムじゃね?」て思ってました。(笑)
要はその役を借りて話すことで自分がもってない言葉だったりとかリズム感をもって話すことができるようになるよっていうことですね。
Q:これ多分すごく大事だと思います。
僕の間違いの基準ていうのは、2回同じことを繰り返し聞かれたら「多分俺の言い方が間違っているんだ」って考えます。
正解に基準を持ってしまうと「正解は1つ。その他は全部間違い」って考えてしまうんですけど、間違いに基準を持ってれば「その他は多分全て正解くさい」て考えられるので、間違うことがあんまり怖くなくなっていくっていうのが言えると思います。
Q:僕は白人の彼女がほしかったんですよ。(会場:笑)
当時17歳の高校生です、許してください。(笑)
例えば、「どうやったら英語がうまくなりますか?」て聞かれるのって、「どうやったら筋肉がつきますか?」て聞かれてるみたいなんです。
その筋肉の付け方の目的が不明確で何に対して筋肉を使うのかわからない。
水泳選手と陸上選手が付けたい筋肉は違うし、それぞれに合うトレーニングも違いますよね。
セレンさんごめんなさい、自分ばっかり喋って
(会場:笑)
セレン:いやいや、そんな(笑)
Q:おしゃべりなんです
セレン:すごいいいこと言ってるんで、会場のみなさんも注目してますよ。
Q:最後は、自分の感覚を大切にする”Don’t think, feel.”僕はブルース・リーメソッドって呼んでるんですけど、僕はこれを一番大切にしています。
例えば、
“I like reading books”
これ英語を日本語に訳したらみなさんなんて言いますか?
参加者A:えっと、読書が好き・・・?
Q:誰かに話すとき、そのまま「読書が好き」て言いますか?
僕だったら「俺、本読むのめっちゃ好きやねん!!」です。
これが僕の感覚なんですよね。
「子供が英語を話せる感覚」は、英語を自分の言葉として捉える感覚です。これが、英語を使いこなし、英語好きになり、英語を楽しむことに繋がっていくんです。
自分の感覚を大切に言葉に触れ合いましょう。
これが一番最後のポイントになるかなと思います。
さくっとキレイにまとめたつもりですけど、どうですかりっかさんセレンさん
司会:はいとてもキレイに・・・
セレン:素晴らしいと思います。
司会:セレンさんも英語が話せるようになるコツを教えてください。
セレン:意識的なハードルをしっかり下げて、行きたいゴールに向かって最短距離を進むっていうのが一番だと思います。
僕らって「英語ができる人、できない人」ていう二パターンに分けて見てることが多い。
でも、むちゃくちゃ流暢に見える人でも、自分の専門分野以外は全然喋れなかったり、得意不得意があるんです。
僕らが第二言語として英語を学んでいくときに、苦手な分野で勝負しないといけないことってまあないんですよ。
自分が強い分野で英語を使っていくことにしかならないので、自分の目標、自分のゴールに向かって一点突破を目指す。
「自分の目標への風穴を開けて、ゴール目指して一点突破で行く」というのをいつも僕は言っています。
Q:さわやかすぎます!
(会場:爆笑)
司会:では参加者の方々からいただいた質問に移りたいと思います。
1つ目の質問です。「ネイティブスピーカーの英語がうまく聞き取れない!」
Q:うん、難しいよね〜。
司会:でした〜!
(会場:笑)
Q:(笑)まてまて、面白いけれども。(会場:笑)
えー、人間は自分の聞き取れない言葉は発音できません。その逆で発音できる音は必ず聞き取れているはずです。
なので、自分の聞き取れる音の音域を広げるには自分が発音を上手になるっていうのが1つコツかもしれないですね。
司会:ということはネイティブスピーカーの発音を聞き取れるようになるためには話す練習が必要っていうことですか?セレンさん。
セレン:そうですね。ただ自分達のようなネイティブでない相手に話しかけるネイティブスピーカーと、ネイティブスピーカー同士の会話というのがまた質が全然違うんです。
ネイティブスピーカー同士の会話は一番難しくて最終ゴールだと思います。
まず僕らが目標にしないといけないのは、”話しかけてくるネイティブスピーカー”です。
映画はネイティブ同士の表現が沢山あるので思っているよりハードルが高い。そこはまず理解しておくといいと思います。
Q:そうです。僕も最初はそれでついていけなくてすごく悔しい思いをして・・・。
で、アホだったんでその次に掲げた目標がいきなりエミネムだったんですよ。なんで、本当に耳から血が出てきたことがあります。(笑)
司会:はい、次の質問です!「勉強が長続きしません、単語帳読んでみても英文をひたすら流し聞きしても長続きしません」
Q:さっきも言ったんですけど、続けるっていうことが苦痛になってるんじゃないかなって思います。
なので、飽きないっていうことをポイントに自分の勉強方法を変えてみてはどうでしょうか、と思います。
司会:セレンさんは得意分野ですよね。
セレン:僕がいつも言っているのは『軽続楽習』軽く続けて楽しく習うって書くんですけど。
最終的に歯磨きと一緒で、歯磨きに何か目的を求めてしまうと面倒くさくなるんですよね。
英語の最終的なゴールを目的にすることはすごく大事なんですけど、習慣にあまり目標を持ちすぎない。
「これをやったらどうなるか」ということを深く考えず、単語も「覚えなければいけない」ていう “have to(しなければならない)”ていう部分をどんどん忘れて、習慣にしてしまう。
習慣の力っていうのはすごいので、何も考えずに動作を行う習慣ていうのを増やしていくといいと僕は思います。
司会:あとは、例えば留学なんていう手もあるんじゃないですか?
Q:あ、そんなCheesyな振り方してくれてありがとうございます。そうですね、留学は1つあると思います。
ただ、留学に向く人と向かない人がいるので全員が全員留学すればいいとは思ってません。
「海外にあまり興味がないけど、仕事で英語を使うので勉強したい」これだと留学したところで絶対に心を折られます。
今、セレンさんがおっしゃったところはすごく大事で、僕だったらぼーっとしてても絵は書きます。ぼーっとしてても音楽は聞きます。こういうなくてはならないの横に英語を置いておくっていうのは1つの手なんじゃないでしょうか。
でも、もし留学したいっていう方おられましたら、連絡ください。(笑)
※Q Yonedaは海外留学エージェントとしても働いています。
司会:では最後の質問です。「一瞬で笑いが取れる英語のフレーズやネタは?」
Q:Oh,shit …
司会:Qさんはめっちゃ得意なんですよ、こういうの!
セレン:そうなんやー(笑)
司会:いや、セレンさんもですから。
セレン:ええ?!いやいやいや、僕ないですよそんなん!
(会場:笑)
司会:ではまずQさんどうぞ!
セレン:すごいフリですね、これ
Q:難しすぎるわ!
えーっと笑いなのかわかんないんですけど、僕がやって成功したナンパのやり方を1つをお教えします。
男性諸君、耳をかっぽじってよく聞いてください。
(会場:爆笑)
バーとかカフェとか1人でいる女性がいるじゃないですか、何も言わずにその人の前に行き、
“Hi. Excuse me, Do you have a boyfriend?”
って聞くんです。
多分みんな”Yes”か”No”で答えますよね。でもどっちでも自己紹介するんです。
例えば、
”Do you have a boyfriend?”
て聞いて”No.”って言われたら
”Hey! That’s great! My name is Q.”って自己紹介する。
で、
”Do you have a boyfriend?”って聞いて
”Yes, I have a boyfriend.”って言われたら、” I don’t care, my name is Q.” って言うんです。
そうするとそれはジョークになって、今みたいな静かな笑いが起こって、
(会場:静かな笑)
っていうのは一回成功したことがあります。
(会場:ふーん)
司会:Qさんは実はこういうネタすごい得意なんですけど・・・
Q:おぼえとけよほんまに。
司会:ではセレンさんどうですか?
セレン:僕はそうですね、あんまり普段英語でジョークとか言うことはないけど、やっぱり英語のジョークって日本語のジョークとちょっと違って、結構高度な部分があるので・・・
司会:わかりました、じゃあ宿題です!
(会場:笑)
セレン:あ、一個だけ!
Q:言うんかい!
(会場:笑)
セレン:“What do you call a man without a body and a nose?(体と鼻がない人をなんといいますか?)”ていう質問。
答えは“No body knows.(だれも知らない)”
(会場:ふーん)
Q:セレンさん、笑いは起こってません。
(会場:爆笑)
セレン:知的なあれとして是非どこかで使ってください。
司会:セレンさん、宿題です。
セレン:宿題。笑いを取れる英語フレーズが・・・w
(会場:笑)
司会:本日は楽しいお話しありがとうございました!
写真:イベントで優勝したペアとQ