【カテゴリー別】英語のおすすめドキュメンタリー映画11選
みなさんは劇映画とドキュメンタリー映画、どちらが好きですか?
劇映画はフィクションや物語映画なのに対し、ドキュメンタリー映画は現実に起こったことを題材にした映画です。
劇映画だと「現実にありえない」と思うようなシーンがたくさんありますが、ドキュメンタリー映画だとその現実にありえないようなシーンが現実なので、劇映画以上に映像に引き込まれていくのが、ドキュメンタリー映画の魅力ではないでしょうか。
本記事では英語のドキュメンタリー映画を紹介していきます。カテゴリー別に分けてみましたので、ぜひ興味のあるカテゴリーから視聴してみてください!
自然・動物
Grizzly Man『グリズリーマン』
グリズリーマンは、ヴェルナー・ヘルツォーク監督によるティモシー・トレッドウェルの人生と死についてのドキュメンタリー映画です。
13年間にわたりアラスカでグリズリーベアの研究と保護活動を行っていたティモシーは、2003年カトマイ国立公園でガールフレンドのエイミーと共にグリズリーに襲われ命を落としました。
13年にわたるティモシーの莫大な映像は、ヴェルナーによりセルフドキュメンタリーフィルムとして制作され、ティモシーの活動が最後の最後まで記録されています。
Free Solo『フリーソロ』
世界的なロッククライマーのアレックス・オノルドに焦点を当てた、エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィとジミー・チン監督によるドキュメンタリー映画です。
アレックス・オノルドはフリーソロクライミングとよばれるロープなどの安全装置をまったく使わないクライマーで、このドキュメンタリーでは、まだ誰もフリーソロで登ったことのないカリフォルニア州ヨセミテ国立公園にあるエル・キャピタンという崖に挑みます。
映像を見ているとまるで自分がエル・キャピタンを登っているかのように感じ、かなり見ごたえがありますよ。
音楽
Amy『エイミー』
27歳の若さでこの世を去ったイギリスの歌手エイミー・ワインハウスの知られざる半生を描いたドキュメンタリーです。
圧倒的な歌声で人々を魅了した彼女ですが、アルコール依存やドラッグの過剰摂取など、プライベートでは度々問題を起こしていたエイミー。彼女の複雑な家庭環境から、未公開ビデオまで、エイミーの知られざる一面が見られるドキュメンタリーです。
グラミー賞を受賞しトップアーティストとなるも、アルコールや薬物にどんどん蝕まれていく彼女の姿に胸が苦しくなる作品です。
THIS IS IT『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』
2009年7月に予定されていたロンドン公演の直前に急死したマイケル・ジャクソンのドキュメンタリー映画です。
幻のコンサートとなったロンドン公演のリハーサルは100時間以上と言われ、このリハーサル風景や舞台裏などの貴重な映像の数々を見ることができます。
ファンだった方も、そうでない方もマイケルの最後のパフォーマンスを楽しめる作品です!
社会
Citizenfour『シチズンフォー スノーデンの暴露』
アメリカ政府機関で働いていたエドワード・スノーデンは、アメリカ政府が一般市民を対象に情報収集や監視を行っていた事実を世界に暴露しました。
スノーデンから直接連絡をもらったローラ・ポイトラス監督は、この情報暴露やスノーデンとの密会のやり取りを全てカメラに収めドキュメンタリー映画として世界に発信します。
世界を震撼させたこの作品は、観ている人もその密会の中にいるかのような臨場感を味わえるスリリングな仕上がりになっています。
MLK/FBI
1960年代、公民権運動に大きな影響を与えていたマーティン・ルーサー・キング・ジュニアが連邦捜査局(FBI)から監視を受けていた事実が描かれているドキュメンタリー映画です。
FBIはキングのことを「国内で最も危険で効果的な黒人指導者」と表現しており、キングの死後にはFBIがキングに対し執拗に脅迫をしていたこともわかっています。
当時FBIがキングを盗聴・録音していたこと、FBIを率いていたJ・エドガー・フーバーがキングとキングの公民権運動に敵意を抱いていたこと、キングを自殺に追い込もうとした内容の書簡など、衝撃的な作品となっています。
健康
Hack Your Health: The Secrets of Your Gut『健康”超”分析: 知られざるオナカの世界』
『健康"超"分析: 知られざるオナカの世界』は腸のことを徹底解説したドキュメンタリーです。
脳と腸は密接に関係していて、腸の環境が悪いと、メンタルや身体の調子も悪くなるそう。腸内細菌について学べるので、腸活に興味のある人におすすめです。
腸のことを楽しく、かつ専門家たちの詳しい解説もあって、とてもためになるドキュメンタリーです。フードファイターの小林尊さんが出ているところも要チェック!
歴史
I Am Not Your Negro『私はあなたのニグロではない』
『私はあなたのニグロではない』は、ジェームズ・ボールドウィンの未完成原稿Remember This Houseと彼の手紙やメモに基づき制作されたドキュメンタリーです。
このドキュメンタリーは、公民権運動指導者のメドガー・エバース、マルコムX、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアのストリーをボールドウィンの視点から描かれています。アメリカの人種差別や公民権運動指導者たちの暗殺の歴史に迫る作品です。
フード
Jiro Dreams of Sushi『二郎は鮨の夢を見る』
銀座「すきやばし次郎」の店主である鮨職人小野次郎を3ヶ月にわたり密着取材したアメリカのドキュメンタリーです。
店内たった10席ほどなのにミシュランの最高ランク3つ星を何度も獲得した、世界中に美食家のファンを持つ鮨店。偉大な父に追いつこうと奮闘する長男の姿や、芸術品のような小野さんの鮨も見所です。
アメリカ人の視点から見た日本の職人のドキュメンタリーなので、映像のところどころに「やっぱりアメリカ人監督の作品だな」と思えるところがあって面白いですよ。
スポーツ
Hoop Dreams『フープ・ドリームス』
シカゴに住む貧しい2人の黒人少年(ウィリアム・ゲイツとアーサー・エイジー)が、NBA選手を目指し高校、大学へと進む姿を追ったドキュメンタリー映画です。
アメリカの社会問題でもある黒人スラムや黒人低所得層の家庭内暴力や家庭崩壊、麻薬問題などから抜け出したいウィリアムとアーサーの困難と挫折の数々は、アメリカの厳しい現実を考えさせられる作品でもあります。
ファッション
The September Issue『ファッションが教えてくれること』
ファッション業界のカリスマとも言われる『VOGUE』編集長アナ・ウィンターとその編集部に密着したドキュメンタリー映画です。
アナ・ウィンターは『プラダを着た悪魔』や『アグリー・ベティ』に出てくる編集長のモデルとなったと言われている人物だけあり、厳しく妥協をしない仕事に対する姿勢はすごいです。ファッション業界に興味のある方に特におすすめ!
お気に入りのドキュメンタリー映画を見つけよう
今日は英語のドキュメンタリー映画をカテゴリー別に紹介しましたが、いかがでしたか?
ドキュメンタリー映画は、フィクションでなく実際に起こったことや実際の人物のストーリーを使っているので、観始めると自分もその場にいるかのような感覚になってしまうところが、ドキュメンタリー映画にハマる理由ではないでしょうか。
ぜひ本記事でお気に入りの作品を見つけてみてください!