「in fact」の意味と使い方|「actually」との違いは?

「(表向きは〇〇だけど)実はね…」のように情報を伝える機会って、結構ありませんか? 

「in fact」は、そんな風に「本当の話」を伝えるときによく使われる英語表現です。

簡単な単語2つのシンプルなフレーズではありますが、「話の核・本音の部分」に導くキーポイントになります。

当記事では in fact の意味を、同じような文脈で使われる「actually」との違いと併せて解説していきます!
 

「in fact」の意味と使い方

「in fact」の意味と使い方

fact「事実」という言葉が入っていることもあり、「実は」の意味で覚えていることが多い in fact は、文字通り「これから事実を述べるときに使う」英語表現です。

ただ、日本語で理解する場合は、その事実が「前言を補強する話だったか」、「前言を上回る話だったか」、「前言に反する話だったか」、あるいは「全体を総括するような話だったか」によって異なる意味で解釈しないと、辻褄(つじつま)が合わなかったりします。

1つずつ例を挙げながら見ていきましょう。
 

「実は、実のところ…」の in fact

「実のところ」「実は」「実際は」などの表現は、最初に述べた内容を覆すような文章をつなげるときに使いますよね。

これらは、文字通りでもっとも覚えやすい in fact の意味です。

In fact, it was more costly than I thought.

「実は、思っていたより高額でした」

In fact, I don't drink much.

「実は私、あまりお酒は飲みません」

Sudoku may look difficult, but in fact, no mathematics is involved.

「数独は難しく見えるかもしれないけど、実のところ、数学的な要素はまったくないんですよ」

「実は、実のところ…」を表すその他の英語表現やそれぞれのニュアンスの違いは、こちらの記事でご紹介しています。

「実は…」を意味する英語表現

「実は…」を意味する英語表現6つ|使い分けのポイントとは?

April 27, 2021
 

「もっとはっきり言えば、さらに言うと」の in fact

in fact に続く話が、前に述べた話を発展・強調させる内容だった場合は「もっとはっきり言えば、さらに言うと」といった意味で理解すると、しっくりきます。

He made me upset. In fact, he disgusted me.

「彼には腹が立ちましたよ。はっきり言ってムカつきました」

I think you should change your jacket. In fact, I think you should do something with your hair too.

「ジャケットを変えた方がいいと思うよ。さらに言うと、その髪型もどうにかした方がいいんじゃないかな」

This is unusual. In fact, it's insane.

「これは普通じゃないね。はっきり言えば異常だよ」

 

「むしろ、それどころか」の in fact

in fact に続く話が、前に述べた話に相対していたり意外性があるような内容であれば、「むしろ、それどころか」という訳で捉えると自然です。

I don't think you should complain. In fact, you should be thankful.

「あなたは文句を言うべきじゃないと思いますね。むしろ感謝すべきでは」

You are not a beginner, in fact, you are quite advanced.

「あなたは初心者どころか、なかなかの上級レベルじゃないですか」

It’s been 20 years since we got married. But in fact, we love each other more than when we were just married.

「私たちは結婚して20年になりますが、むしろ新婚のときより愛し合っています」

 

「要するに、つまり」の in fact

in fact に続く話が、前に述べた話をまとめるような内容であれば、「要するに、つまり」という意味で捉えると分かりやすくなります。

She buys globally and she sells globally. In fact, she is an internationally successful businessperson.

「彼女は世界を相手に売買している。要するに、彼女は国際的に成功したビジネスパーソンですよ」

I was always looking for excuses. In fact, I wasn't very serious.

「私はいつも言い訳を探していました。要するに、私はあまり真剣ではなかったんです」

It is in fact the reality.

「つまり、それが現実ということです」

 

「in fact」と「actually」の違い

「in fact」と「actually」の違い

事実を打ち明けるときに使う英語表現といえば、「in fact」の他に「actually」もよく耳にします。

基本的には、in fact も actually も「実は、実のところ…」の意味で同じように使うことができます。

I said I was OK, but in fact, I wasn't.

「大丈夫だよと言ったものの、実のところ大丈夫じゃなかったんだよね」

I said I was OK, but actually I wasn't.

「大丈夫だよと言ったものの、実のところ大丈夫じゃなかったんだよね」

in fact の方は上で挙げたようなニュアンスの異なる複数の意味で捉えることができるのに対し、actually はシンプルに「ホントのところを語るとき」に使います。

I'm married, actually.

「実は私、結婚してます」

I actually saw him there.

「私、実際にあそこで彼を見かけたんです」

in fact も actually も、どちらも話し言葉・書き言葉の双方でよく使われるものの、ハッキリした主張を後続させるときは in fact、サラッと感覚的なコメントを後続させるときは actually が合います。

また、in fact は文頭に来ることが多いのに対し、actually は挿入場所にこだわらずに使えるのも特徴です。

Actually, you speak like my dad.

「なんだかあなたの話し方って、私のお父さんみたいなんだよね」

You actually speak like my dad.

「なんだかあなたの話し方って、私のお父さんみたいなんだよね」

You speak like my dad actually.

「なんだかあなたの話し方って、私のお父さんみたいなんだよね」

「ホントのところを語るとき」に特化した英語表現の actually を使えば、本心を語るときに使う「やっぱり」の意味で使うこともできますよ!

Actually, I don't need anything.

「やっぱり、私は何もいらないや」

 

「in fact」の意味を理解して使いこなそう

in fact というフレーズは、後に続く文章の内容によって複数の解釈が可能だということが分かりましたでしょうか。

英語を勉強していると、このように1つの英語が複数の日本語の意味を持っている例にたくさんぶつかります。

そんなときは、共通する「ニュアンス」を捉えるようにすると柔軟な理解と活用ができ、結果として言語の上達が早くなりますよ。


今回のテーマ in fact も、日本語でいくつもの意味があるからといって、それらを個別に覚えようとするのではなく、in fact が持つニュアンスを感覚的に捉えてみることをおすすめします!