【1分で解説】「in person」の意味・使い方・言い換え表現
英語を学習している方なら「in person」というイディオム(熟語)を聞いたことがあるかもしれません。
この英語イディオムを聞いたことがない人でも、「person という単語が入っているから、人に関する意味があるのかな?」と想像できることでしょう。
今日は「in person」の意味と使い方、そしてよく似た英語表現や言い換え英語表現を紹介します!
「in person」の意味と使い方

in person は大きく分けて2つの意味があります。例文と一緒にそれぞれの意味を見ていきましょう。
「じかに・生で」の in person
「じかに・生で」の意味を持つ in person は、たとえばテレビや写真などではなく「自分で実際に」という意味があります。
「先週の金曜の夜、東京のバーで有名な歌手を生で見た」
テレビなどではなく、有名な歌手を自分の目で実際に見たと言っています。
「そのルワンダ人の少年は実際に雪を見たことがなかった」
テレビや写真などではなく、雪を自分の目で見たことがないと言っています。
「本人が直接に」の in person
「本人が直接に」の意味を持つ in person は「代理ではなく自分で」という意味があります。
「彼と直接話した方が良いよ」
たとえば誰かに頼んで伝えてもらったり、メールなどで間接的に連絡したりするのではなく、自分で会って直接話した方が良い、と言っています。
「私は給料を直接取りに行かなければいけなかった」
振込みや代わりの人が取りに行くのではなく、本人が直接取りに行かなければいけなかったと言っています。
「in person」の言い換え表現と関連表現

次に in person の言い換え表現と、関連英語表現を紹介します。
in the flesh
flesh には「(人間や動物の)肉」または「肉体」という意味があり、in the flesh だと「生身の・実物の」という意味になります。
「私はその男優をテレビで見たことはあるが、生身で見たことがなかった」
in the flesh を in person に置き換えて言うこともできます。
face to face
face to face は直訳すると「顔と顔で」となり「顔と顔を合わせて」や「面と向かって」という意味の副詞になります。
「彼女は小さい頃から音信不通だった父親との対面をずっと望んでいた」
この face to face も in person に置き換えて言うことができます。
ハイフンのついた face-to-face だと形容詞になり「対面の・向かい合った」という意味になります。
in-person
ハイフンで結ばれた in-person は形容詞で「対面の・直接会って行う」という意味になります。通常後ろには名詞がきます。
「この秋、大学は対面授業に戻る予定です」
この in-person は形容詞の face-to-face に似ていて、置き換えて使える場合もあります。
「in person」を使いこなそう
今日は in person の意味・使い方・言い換え表現を紹介しましたが、いかがでしたか?
in person は意外とよく使う英語表現なので、基本の2つの意味と使い方をしっかり覚えましょう。
また言い換え表現とハイフンで結んだ形容詞的表現も一緒に覚えて、英語力アップにつなげてくださいね!