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暑い!蒸し暑い!うだるように暑い!夏に使える英語表現

暑い!蒸し暑い!うだるように暑い!夏に使える英語表現

梅雨が明け、ついに夏本番がやってきました!

日本の夏は蒸し暑く、湿度の高い季節ですね。通勤電車のなかはムシムシしていて、髪の毛は湿気で広がり、なんとも不快な季節です。さらに、暑さのために夏バテ気味になったり、熱射病や熱中症になってしまったりすることもあります。

そんな日本の夏の特有の表現を英語で言えるようになると、海外の友人にもこの季節のことを伝えやすくなりますよ! 今回は、そんな夏にまつわる表現を英語で学んでみましょう!

Hot だけじゃ伝わらない!「暑い」の英語表現いろいろ

夏の会話で「暑い」という表現を避けることはできません。どうしようもないとわかっていても、つい「暑い」と言ってしまいますよね。

しかし、hot だけでは、日本の蒸し暑さや真夏のジリジリと焼けるような暑さを表現しきれません。どのような「暑い」を表す英語表現があるのか、見てみましょう!

「蒸し蒸しする」ってなんて言う?夏の暑さを表す英単語

Humid

まず、湿度が高い日本の夏を表現するのにぴったりな単語が humid です。これは「湿気の多い」という意味です。梅雨の時期や夏のジメジメして暑苦しい満員電車のなかでは、hot and humid という表現も使えます。

Muggy

こちらも humid と同じように、生暖かくて湿度が高く不快な状況を表す際によく使われます。

Sticky

肌に湿気がべったりとまとわりつく感じを表すのに最適な単語がこの sticky です。Stick はもともと「くっつく」という意味の動詞で、その形容詞の sticky は「ベトベトする」という粘着質な感じを表します。

日本語の「シール」は英語で sticker、また「もち米」は sticky rice と呼ばれますが、どちらもベトベトくっつく感じを連想させますよね。

Uncomfortable

ひと言でシンプルに伝わるのが、この uncomfortable です。他にも、暑かったり湿気が高いだけではなく不快だという気持ちを表したいのなら、hot and uncomfortable という表現もできますし、uncomfortably humid なんて言うこともあります。

関連記事:「梅雨」を表す英語はこんなにも!梅雨を説明するフレーズや関連表現をご紹介

「うだるように暑い」ってなんて言う?夏の暑さを表す英単語

Sweltering

「うだるように暑い」を表す場合には、sweltering がよく使われます。「うだるような暑さ」という意味の名詞 swelter が形容詞になったものが sweltering で、It was a sweltering day. と言えば「不快なほどの暑さ」を表すことができます。

Boiling hot

「うだるように暑い」は sweltering 以外に boiling hot もよく使われます。Boiling hot は「沸騰している」だけでなく「焼けつくような」という意味もあります。たとえば、It's boiling hot today や I'm boiling と表現します。

Scorching hot

「焦げるように暑い」を表すのにぴったりなのが scorching という表現です。この単語は extremely hot と同じニュアンスを持ちます。例えば、 It's scorching hot outside. は「外は焼けるように暑いよ」という意味になります。

Sizzling

Sizzle は、鉄板でお肉を焼いたときのジュージューという音を指します。そこから派生して sizzling は、焼けるようなジリジリとした暑さを表現するのに使われます。

たとえば、It's sizzling out there!「外はジリジリ焼けるように暑いよ」というフレーズで、肌が日焼けで痛くなるような暑さが伝わってきます。

その他の夏特有の英語表現

夏と言えば「暑さ」に関する表現が多くなりますが、「汗だくです」や「夏バテ気味です」といった夏特有の英語表現もサラッと言えるようになりたいですね。

さらに、夏に起こりがちな「熱中症」や「熱射病」といった英語表現も知っておけば、いざというときに役立つかもしれません。

「汗だく」は英語でなんて言う?

I'm drenched in sweat.

Drench には「〜をびしょぬれにする」という意味があります。 I'm drenched で「(私は)びしょぬれ」と表現できます。これはジムで汗をダラダラ流しているような、かなりの汗だく具合を表します。

I'm all sweaty.

汗を表す sweat に -y をつけた sweaty で、汗をたくさんかいている様子が伝わります。

「夏バテ」は英語でなんて言う?

英語で「夏バテ」の直訳はありませんが、以下のようなフレーズを使って表現することができます。

I'm suffering from summer/heat fatigue.

これは直訳すると「暑さによる疲労に苦しんでいます」という意味です。このフレーズは、暑い季節や猛暑のなかで疲れやすくなったり、体調が悪くなったりする状態を表現します。

I'm tired/exhausted from the heat.

「夏の暑さで疲れた・へとへとだ」という意味です。この表現は、夏の暑さが原因で体力やエネルギーが消耗され、疲労感を感じている状態を伝えるときに使います。

「熱中症」は英語でなんて言う?

Heat stroke / summer stroke

これらは「熱射病」を表す基本的なフレーズです。

Heat exhaustion

大量の発汗、倦怠感、めまい、吐き気、頭痛などの症状を伴う「熱疲労」を指します。

Hyperthermia

体温が正常範囲を超えて異常に高くなる状態を指す総称。Heat stroke や熱疲労 heat exhaustion を含む広い概念を指します。

Heat illness 

熱疲労、熱射病、熱発疹 (heat rash) など、熱に関連するさまざまな疾患の総称。

今年も暑い夏を乗り切ろう!

今回は、夏に使えるさまざまな英語表現を紹介しましたが、天気や季節にまつわる表現をたくさん知っておくことは、とても役立ちます。

海外の人々は、見知らぬ人とでもちょっとした会話を始めるのがとても上手です。もちろん、そうではない人もいますが、知らない人と会話をスタートさせるには天気の話が一番簡単です。

たとえば、「Another sweltering day!(今日もまたうだるような暑さだね!)」と話しかけることで、そこから会話が生まれることもよくあります。この夏は、ボキャブラリーを増やして、自分から積極的に話しかけてみませんか?

みなさんもぜひ、新しい表現を使って、楽しい会話を楽しんでみてください!