Mei
(更新)
みなさん、お菓子作りの番組を見たことがありますか?
作っている場面を見ていると楽しそうですし、なんだか図工の時間のようで作品作りしているようにも見えますね!
日本のお土産やさんや空港の duty free shop(免税店)で見かけるお菓子を海外の人に勧めたりするときに「これはどうやって作ったの?」と聞かれたら、みなさんはどのように説明しますか?
今回はお菓子作りに関する英語の用語や、おすすめの英語料理番組をご紹介します!
海外の人に紹介するだけでなく、SNSなどに載せたりすることで紹介することもできるので、ぜひ使ってみてくださいね!
まずは、おさえておきたいベイキングに関する必須英単語をご紹介します!
お菓子作りでは1番覚えてほしい単語、bake(ベイク)。
イメージとしてはオーブンで時間をかけて焼き上げる料理自体が baking なので、「焼く」と言いたいときは bake を使います。
「チョコレートケーキを焼きたい」
そしてこの bake は、お菓子を作るときだけでなく、パンやパイを作るときにも使われる単語です!
「今日の午後にパンを作ろうかと思っています」
「弟がアップルパイと食べたいと言っていたから、一つ作りました」
まず、batter から説明したいと思います。
読み方は「バッター」で、少し「バター」寄りに聞こえます。
これは、パンに塗るバターでも、BTSの歌のタイトルでもありません。
ホットケーキを作る際に小麦粉と卵、油のほうのバター、バニラエッセンス、牛乳などを混ぜると、液状の生地ができるかと思います。その液状の生地が batter なんです。
では、dough(ドゥ) とはなんのことでしょう。
Dough は固形の生地を指します。パンを作る際に、小麦粉、卵、イースト、油のほうのバター、砂糖、塩を混ぜて出来上がるものは粘土のような生地かと思います。
それが dough です。
「生地を、温めたフライパンに流し込みます」
「生地を3つに(切り)分けます」
Whisk とは、液状の材料をかき混ぜることです。液状のものを泡立てるときにも whisk と言います。
読み方は「ウィスク」。
液状の材料をほぐすようにかき混ぜるイメージです。
ちなみに泡立て器も whisk(ウィスク)または whisker (ウィスカー)と呼びます。
「次に、卵を溶きほぐします」
クリーム自体が物の名前になっているのですが、ベイキング関連で使われると動詞になることもあります。
例えばバターと砂糖を混ぜてクリーム状にするときなどに使われます。
「バターと砂糖をクリーム状にします」
ちなみに、日本でよく使われる「ホイップクリーム」は、液状のクリームを泡立てたことから whipped (泡立てられた)cream (クリーム)になります。
ぜひ豆知識として頭の隅に置いていただければと思います。
材料と材料を混ぜ合わせるときに使います。
読み方は「コンバイン」です。
次の項目と意味が似ているので、combine はまだ何も加工されていない状態の材料と材料を混ぜ合わせることです。
例えば小麦粉と牛乳と卵。これらはまだそれぞれ加工されていない状態の材料ですよね。これらを混ぜるときに combine という単語を使います。
「小麦粉と牛乳と砂糖を混ぜ合わせます」
ちなみに、日本では二人組のお笑い芸人を「コンビ」と呼びますよね。その呼び方はこの combine の名詞 combination (組み合わせ)からきています。
上では「まだ何も加工されていない材料と材料を混ぜ合わせる」と書きましたが、この fold の場合、すでに出来上がっている食材と食材を混ぜる状態のことを言います。
何かの食材に、別の食材を混ぜ込むことです。
例えば、小麦粉、牛乳、卵、砂糖、バニラエッセンスを混ぜてできたクッキーの生地に、カカオ、生クリームを混ぜて固めてできたチョコのかけらを混ぜるときに、fold を使います。
もっと言えば、包み込むように混ぜ合わせるイメージです。包み込むというのは、「やさしく」という意味にもなるので、いくら包んでいる状態とはいえ、強く混ぜないように注意しましょう!
Fold 自体は「折りたたむ」という意味ですので、チョコチップクッキーの場合は、クッキーの生地を広げて、チョコチップをその上に広げて、チョコを包むように生地を折りたたんで混ぜる、という状態です。
「クッキーの生地にチョコチップを混ぜ込みます」
読み方はグリースです。
グリース自体は「油」という意味を持ちますが、これが動詞になると「油まみれの状態にする」、つまり「油を塗る」という意味になります。
「フライパンに溶けたバターを塗る」
※ここでいう pan は食べ物のパンではなく、フライパンのことを指します。
料理(特にお菓子作り)において必ず覚えていただきたい単語・ニード。
これは手のひらでこねて生地をつくるときに使われる単語です。
また、生地だけでなく、陶芸用やおもちゃの粘土などをこねたり揉んだりするときも knead を使います。
「パンの生地をこねる」
読み方はプルーフ。
この単語には二つ意味があります。
一つ目は、料理とはまったく関係のない「証拠」という意味。そしてもう一つは「発酵させる」という意味です。
お菓子作り(特にパン作り)において、これも必ず覚えていただきたい単語です。
「パン生地を発酵機に30分間入れて発酵させます」
ビートにはさまざまな意味があります。
ビートを刻む意味であったり、打つ・叩くという意味もあったりします。
今回は「溶く・かき混ぜる」という意味で覚えていきましょう!
「卵を溶きましょう」
基本的なベイキング用語がわかったところで次は、おすすめの海外の料理番組をご紹介したいと思います。
せっかくなので、今回習った用語を聞き取ってみてくださいね!
時間制限ありのお菓子作りの番組です。
何組かのチームで、制限時間内にユニークなケーキやスイーツを作りあげて競い合う番組です。
見どころはなんといっても、パッとみただけでも目を引くような斬新なデザインのケーキたち。背の高いケーキから、可愛らしい小さなケーキまで、さまざまなスイーツが作られていく番組です。
こちらはNetflixでご覧いただけます。
ベイキングの番組といったら、必ず外せない「ブリティッシュ・ベイクオフ」。
イギリス全土から選ばれたさまざまなバックグラウンドを持ったアマチュアなパティシエたちが、ベイキングの腕を競う番組です。2014年から放送開始をして、2021年の時点ではシーズン12まで放送されています。
また、ブリティッシュ・ベイクオフの日本版公式Twitterが面白いと話題になるほど、盛り上がっている模様です。
…押すなよぉ…、
…ぜ、絶対に押すなよぉぉぉぉおおおおおお#ブリベイ #お菓子づくり番組#Dlifeで無料放送中#ブリベイ映像を使って遊んでみた pic.twitter.com/AdIIdgloWD— ブリティッシュ ベイクオフ (@GBBOjp) January 8, 2018
こちらはHulu、Amazonプライム・ビデオ、U-NEXT、FOXでご覧いただけます。
ちなみに、余談ですが、2022年4月より「ブリティッシュ・ベイクオフ」の日本版「ベイクオフ・ジャパン」がAmazon Originalで放映開始されました。
俳優の工藤阿須加さんと女優の坂井真紀さんがホストを務めています。
タイトルの通り、8歳から13歳までの子供たちがベイキングの腕を競う番組です。子供たちは大人たちが思う以上の想像力と創造力があり、子供たちだからこそ思いつくお菓子を作り上げていく番組です。
審査員は大人ですが、子供たちを傷つけないように、かつ、将来伸びるように的確なアドバイスをくれます。
この番組はAmazonプライム・ビデオ、Apple TVでご覧いただけます。
いかがでしたか?
「あの単語がまさかこういった意味でも使われるんだ」と思うような用語があったり、逆に初めて知る用語もあるかと思います。
ベイキングに関して英語で話してみたいときは、海外のお友達とメッセージでやりとりして、今回習った用語を使ってみたり、DMM英会話を活用してみてもいいかもしれませんね!