西東 たまき
(更新)
「ボルダリング」というスポーツを知っていますか?
東京2020五輪の新競技として採用されたことで知った、という方も多いことでしょう。
また、「ボルダリング」に聞き覚えがない人でも「クライミング」ならイメージが湧くかもしれませんね。ボルダリングはクライミングの一種です。
当記事では、「ボルダリングとは?」「クライミングとはどう違うのか?」などの基礎知識と、ボルダリング競技で使われる英語の用語・表現のまとめをお送りします!
英語で「大岩、巨石」のことを boulder と言います。そしてそれを登るのが「ボルダリング(bouldering)」です。
でも「岩を登る」と聞くと「ロッククライミング(rock climbing)」との違いが気になりますね。
実は、岩壁を登る「ロッククライミング」には次のような種類があります:
ボルダリングに必要なのは、専用シューズと手汗を抑えるためのチョークだけ。
ロープも使わないボルダリングでは、万が一落ちても命にかかわることがないであろう4m前後の高さを登ります。
ボルダリングジムで人工の壁を登るほか(インドア・ボルダリング)、野外で自然の岩を登ったりもします(アウトドア・ボルダリング)。
コースを登り切るには体の使い方に工夫が要るのはもちろん、どうしたらコースをクリアできるかを考えなければなりません。
ボルダリングは体と頭の両方を使うスポーツなのです。
ボルダリングをするには、ある程度の用語を知っておく必要があります。
英語が多く、聞き慣れないものも少なくありません。どこかの外国語かと思いきや、実は日本ならではの用語だったりするものも。
以下、初心者が知っておきたい主な用語を日本語と英語で挙げていきます。
まずはボルダリングのホールドに関する英語用語から。
「ホールド(hold/掴み、支え)」とは、壁面を登るために手や足を引っかける突起物のことです。形状により呼び名が変わります。
また、ホールドの持ち方にも呼び名があります。
ここでいう「ムーブ(move)」とは、ボルダリングにおける登るときの動作のことです。
体の動きについて話せるよう、ボルダリングの基本的な動作に関する英語と表現例も紹介します。
「手を入れ替えて」
「右手を離して」
「両膝を曲げて」
「しゃがんでから飛び上がって」
「左側のホールドにつま先を置いて」
「勢いをつけて体を持ち上げて」
「緑色の(ホールド)を掴んで」
「登れ!」
※ ascend「登る」から来たボルダリング用語。
登るコースのこと。目標として挑むコースのことを特に project と呼ぶ。
登り方に関する情報のこと。
コース中で一番難しい箇所。
傾斜が90度よりも緩やかで登りやすいもの。
高さのあるコース。
一度で登りきること。人が登った様子を見たあとに一度で完登することを特に flash という。
筋肉の使い過ぎで腕がパンパンに張ること。
英語の声掛けフレーズも使って、ボルダリングで盛り上がりましょう!
「惜しい! もう少し!」
「頑張れ!」
「いい感じ!」
「その調子!」
「登れ!」
「いい出来だ!」
「楽勝!」
「もう一回!」
ボルダリング用語とボルダリングのときに使える英語表現をまとめました。
ボルダリングならではの言葉がたくさん出てきましたね。初心者であっても、用語を知っていれば話が早くなります。
用語を英語でも知っておけば、海外の動画を見ながらコツを理解するにも役立ちますし、海外の人と一緒に楽しみたいときは、英語表現も知っておいて良かったと思うことでしょう。
これといった道具も要らず、室内で一年中楽しめる全身スポーツ「ボルダリング」。未体験の人は、この機会にチャレンジしてみてはいかが?