masa osada
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もし、外国人の友だちが目標に向かってすごく頑張っているのを見かけたら、英語でなんて声をかけますか?日本語だと「頑張って!」と便利なひと言があるのですが、英語だとシチュエーションによって表現はいろいろ。
間違えて "Fight!(ファイト)"なんて声をかけてしまうと、英語では「喧嘩しろ!」なんて意味になってしまいます。こういう日常の何気ない一言って、学校ではなかなか教えてくれませんよね。
そこで今回は友だちが「これから何かに挑戦しようとしている」とき、「今まさに頑張っている」とき、「落ち込んでいる」ときの3つのシチュエーションごとに、友だちを応援したり励ますときに使えるフレーズを15個ご紹介していきたいと思います。
まずご紹介するのは、これから何かをやろうとしている友だちを励ますときのフレーズです。
“Go for it"は「やっちゃえ!」とか「いけーー!」とか、相手の気持ちをグッと後押しするときに使えるフレーズです。
"Go"の前に"Just"を付けて"Just go for it!"と言うと「いいからやっちゃえ!」とか「つべこべ考えずにやるんだ」と言うニュアンスを含ませることもできます。
「もしかしたら今じゃなくて半年経ってからの方がいいのかもしれない」とか「もう少し状況が落ち着いたら...」と迷っている友だちに「やるなら今しかないよ」と言う意味で使えるのが"It’s now or never!"です。
やろうか、やらないか「失敗したらどうしよう...」とか「あんまり楽しくないかも」など、やったあとのことを心配している人には「やってみないとわからないよ」と言う意味で"You never know until you try it"はピッタリの表現です。
直訳すると「指を交差させておくね」と言う何だか意味がわからない表現ですが、意味合い的には"Good luck"と同じで「幸運を祈るよ」「成功するように祈るよ」と言う意味で使われます。
“make"だからと言って「お前なら作れる!」という意味ではありません。"You can make it"は「お前ならできる!」と言う意味で使われます。
“make"には「成し遂げる」とか「間に合わせる」と言う意味があるので、"You can make it"は期限があるような仕事に対しても「期限内に間に合わせられるよ」と言う意味でも使えます。
このフレーズは頑張っている最中の人を励ますときにも使えるすごく便利なフレーズです。
ちなみに達成した場合は"I made it !! "(やったぞ!)と言うこともできます。
「今まさに友だちが必死に頑張ってる!」
「頑張ってる友だちがちょっと弱気になっている」
そんなときに使えるフレーズがこちらです。
マラソンで辛そうに顔をしかめて走っている友だちを見かけたら、「踏ん張れ!!」と言ってあげたいですよね。そんなときに使えるのが"Hang in there"です。
直訳すると「そこに掴まれ」という意味になりますが、イメージ的にはロッククライミングで崖を登る人が踏ん張るイメージです。
落ちそうなときに言う「そこに掴まって!」が、現実社会で諦めそうな人に「頑張れ!」と励ます時に使われます。
いい調子、いいペースで頑張っている友だちに「その調子!」と言いたいときは"keep it up"を使いましょう。
また、少し違った言い方で"You should keep it up"と言うと、ペースが下がってきた人に向かって励ますのにも使うことができます。
“Stick"は野菜スティックのスティックと同じ単語ですが、この場合は動詞として使われます。直訳すると「そこに貼り付いていろ」と言う意味です。相手を上げますときは「粘り強くやっていこう!」と言う意味で使われます。
“Stick to it"と"Stick with it"の違いは、若干"Stick with it"の方が口語的な印象になります。
この言葉は「僕が付いてるから頑張るんだ!」と、今まさに頑張っている人にも使えますし、落ち込んでいる人にも使えるフレーズです。
何度やっても失敗して挫けそうになっている友だちには、こちらがピッタリです。意味は「もう一回だけ最後にやってみよう」です。
上で紹介した"You can make it"や"I’m always on your side"を続けて使えれば、120点満点の励ましになること間違いありません。
最後の励ましフレーズは、失敗したり、目標が達成できなくて落ち込んでいる友だちを励ますときに使えるフレーズです。
乾杯!と言う意味で"Cheers!"と言いますね。それと同じ"Cheer"は動詞で「元気づける」とか「慰める」と言う意味があります。
そのため"Cheer up"と言った場合、「元気出していこう!」と言う意味になります。
落ち込んで「あーもう僕なんてダメなんだ」となっている友だちにピッタリなのが、"Everyone has their bad days"です。意味は「誰にだってイマイチの日はあるさ」です。
日本語で「気にするな」という意味で「ドンマイ」と言ったりしますよね。それを英語で表現すると" Don’t worry!" や “No worries!"となります。
ちなみにドンマイを"Don’t mind"と言ってもネイティブの人には通じませんので、気を付けましょう。
"Don’t worry"と"No worries"の違いは、アメリカ英語かイギリス英語かの違いです。このフレーズもこれ単体で使うよりも、"Don’t worry, everyone has their bad days"とか、後ろに別のフレーズを付けてあげると、より相手に気持ちが伝わります。
済んでしまったことにクヨクヨしている人がいたら、このフレーズを使ってあげてください。意味は「済んだことを悔いてもしょうがないよ」と言う意味で使われます。
落ち込んでしまうと、その日が世界の終わりみたいになることありますよね。
そんな友だちがいたら「そんなことないよ」と言う意味で"Tomorrow is another day"と言ってあげると、気持ちが少し楽になってくれるかもしれません。
「相手を励ます」というのは日本語でも意外と難しいですよね。そして母国語でない英語なら、なおさら。だけども友だちが落ち込んでいるときは、今回紹介したフレーズを思い出して励ましてあげてください。
多少間違えたって大丈夫です。相手に自分が励まそうとしていることが伝わること、それが一番大切ですから。
今回は「友だちを励ますフレーズ」を中心に、カジュアルで覚えやすい励ましのフレーズを紹介しました。これらのフレーズを使って、友だちとの関係をより深めてください!