DMM英会話ブログ編集部
(更新)
アメリカでは皆、お互いを本当によく褒めます。友だち、恋人、家族、部下や同僚はもちろん、上司、自分よりはるかに年長の人を気軽に褒め、ときには通りすがりの人にまで「あら、ビューティフルなスカーフね」などと称賛のフレーズを送ってしまうのです。
理由は、「褒める」文化の中で育ってきたから。大人は子どもの長所をうまく見つけ、とにかく褒めて育てます。そんな環境の中で成長した人たちは、自然と相手の良いところに着目し、躊躇なく褒める習慣が身に着いているのです。
ということは、逆に全く褒めてくれない相手とはぎこちない関係になってしまうのかもしれません。ただし幸いにも、英語には人を褒めるシンプルで言いやすいフレーズがたくさんあります。
今回は、シチュエーション別によく使われる「褒める」英語フレーズをご紹介します。
誰かがステキな服を着ていたら「いいね!」を心の中にしまっておかず、その場で口に出し、直接相手に伝えてみましょう。
これはとても便利なフレーズです。「あなたの服が好き」=「ステキな服ね」となるのです。“outfit” で相手が着ているもの全体を褒めることになります。もちろんアイテムを特定して、
などとしてもOK。他にも次の単語を覚えておくと良いでしょう。
英語 | 日本語 |
---|---|
bag | かばん |
sneakers | スニーカー |
earrings | イヤリング |
watch | 腕時計 |
hairdo | 髪型 |
また、
と付け加えるとさらに称賛度がアップし、相手の答えによって話が盛り上がること必至です。
相手の外観、もしくは活き活きとした様子などを褒める場合に使えるシンプルなフレーズです。病欠していた同僚が出勤してきた日に「もうすっかり大丈夫そうに見えるよ」という意味や、入院している人のお見舞いで相手を励ますために使うこともできます。
《その他の表現》
直訳すると単に「(歌を)歌える」「料理ができる」になってしまいますが、“can/could” をこのように使う場合は褒め言葉になります。
特技やスキルの具体的な方法を聞いているというよりは、「すごい!」の言い換えです。
特技やスキルに対しても、前述の外観を褒めるときのキーワードと同じものを使うことができます。
「(あなたの特技が)すばらしい/すごい!」
「(そんな特技を持つあなたが)すばらしい/すごい!」
「とてもすばらしい/すごい!」
“Pretty「とても」” を付け加えるとアメリカ的な強調の表現になります。
“Great!” は「美味しい」という意味でも使います。“Your 〜” とすることで、相手が料理したものであることが強調されます。
「あなたのミートローフ、美味しい!」
他人に親切・優しい・思いやりのある人は “sweet” という単語を使って褒めることができます。
ボランティア活動に熱心な人や地域のリーダーとして活躍する人など、人徳者・人格者を称賛するときに使えます。
いわゆる「性格が良い」と伝える場合は、次のように表現します。
なお、アメリカでは、外交的・社交的であることも「優れたパーソナリティ」の条件になります。
上司が部下を褒めるだけでなく、同僚同士であってもお互いの仕事ぶりに感嘆したり、学生同士が論文を褒め称えることがあります。そんな場合にもシンプルに “Great!” や “Wonderful!” は使えますが、もう少しフォーマルな褒め方も覚えておきましょう。
他にも次のような表現は、卒業や学位を取得した学生に対しても使えます。
このようなフレーズを使ってうまく相手の仕事ぶり/能力を褒めるようにしましょう。
他にも、新しい仕事や現在進行中の仕事を励ますときには、
相手が素晴らしい仕事を完了させたときには、
というように声をかけてみましょう。
自分のファッションでも業績でも、褒められたときは “Thank you.” と返します。「いいえ、たいしたことはありません」などといった謙遜は、実はアメリカではあまり歓迎されません。称賛を素直に受け取ることが、褒めてくれた人を喜ばせることにもなりそこから会話も発展するのです。
他にも、次のようにお礼を伝えるのも良いでしょう。
《丁寧なお礼》
《褒められた内容に相手の支援があった場合》
※ 本当に相手の支援があった場合のみ。社交辞令的な「お陰さまで」に当たるフレーズはありません。
「ありがとう」にも、いろいろな表現の仕方があります。合わせて下記の記事もご覧ください。
(参考記事:“Thank you” だけで済ませちゃダメ!プラスαでもっと伝わる感謝フレーズまとめ)
褒められて嫌な人はいませんよね。嬉しくて笑顔になり「ありがとう」と言う。すると相手も嬉しくなって、さらに好印象を持ってくれます。
褒められた内容について自慢にならない程度に説明するのも、良いコミュニケーション方法の1つ。
褒めて損をすることは何もありません。きっと良いことばかりですので、ぜひトライしてみてください!
【 豊かな表現で人間関係をよりスムーズに! 】