DMM英会話ブログ編集部
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私はアメリカ人の夫と結婚してアメリカに住んで7年たちますが、夫が会う度に私のことをいろいろと褒めてくれて、戸惑ったことがありました。どうも日本人は褒められ慣れていないのか、褒められるとお世辞に受けとってしまうところがあるようです。
せっかく褒めてもらっているのにうまく好意を受け取れなかったり、また私自身も相手をあまりうまく褒められなかったりで、意外と悩んだ経験があります。
そこで今回は、恋人同士でのちょっとした褒めるフレーズと、褒めたり褒められたりするときの心がけについてご紹介します!
女性の場合、まずは何と言っても外見を褒められると嬉しいもの。「かわいいね」と言う場合は “cute” だとやや子どもっぽいニュアンスが感じられるので、 “beautiful” 以外では ”You look so pretty.” や “You look so lovely.” などと言いましょう。
外見を褒める場合も、アメリカ人はけっこう具体的に褒めます。特に女性に対しては、瞳や髪を褒める人が多いです。私は黒髪だったので、”I love your black hair.”(君の黒髪が好き)とよく言われていました。
アメリカ人は、服装や髪形を褒めることも忘れません。デートの時に女性はやっぱり服や髪に気を遣うので、そこをきちんと褒めてもらうと嬉しくなります。髪型を褒める場合は、“I like your hair today.”(今日の髪型良いね)などと言いましょう。
外見はもちろん、内面も褒められると嬉しいものです。会話をしていて、うまく内面を褒めてくれる男性は、聞き上手でもあります。夫と話しているとよく “I’m so proud of you.”(君のことを本当に誇りに思うよ)と言ってくれます。
男性も、見た目を褒められるとやっぱり嬉しいもの。“cool” には雰囲気も含めた外見の良さを褒めるニュアンスがあり、男性に喜ばれやすいです。
女性も、けっこう具体的に褒めます。特に髭や筋肉など、男性ならではのパーツを褒めると、男性は嬉しく思うようです。また、おしゃれに気を遣っている男性に対しては、“I love your watch.(あなたの時計、素敵)” など、服や持ち物に注目しても喜ばれます。
男性は女性の頼りになりたいと思っているので、知性を褒められると嬉しいもの。アイデアやアドバイスをもらった時、自分の知らない話を教えてもらった時など、「ふーん」と聞き流さずにぜひ褒めましょう。ユーモアのある男性には、“Your sense of humor is wicked!(本当おもしろくて最高!)” と褒めると喜ばれます。
男性は体を鍛えている人も多いです。それも女性の頼りになりたいという思いゆえだったりするので、重い荷物を持ってもらった時などは “Thank you.(ありがとう)” だけでなく、ぜひ気の利いた一言を添えてみましょう。
アメリカにはレディー・ファーストの文化があり、男性はとにかく女性を優しくエスコートしてくれます。それを当たり前に受け取らずに、親切心を褒めると喜んでくれます。日本人からすると褒め方が大げさに感じるかもしれませんが、アメリカ人はこれぐらい褒めますよ!
外国人の恋人は、とにかく褒めてくれます。でも、そこで「自分はそんなにたいしたことがない」と謙遜してしまうと、自分の価値を落としてしまう可能性があるので少し注意です。
基本的に、褒めてもらったら「ありがとう」とお礼を言うのがベストです。一方的に褒めてもらって気恥ずかしい場合は、自分も相手の良いところを見つけて褒め返すと良いでしょう。
アメリカ人はお世辞ではなく本当に好意を持って褒めてくれていることがほとんどなので、ぜひ素直に受け取りましょう。
私がアメリカに来て最も戸惑ったのは、この「人前で褒める」文化です。日本だと、パートナーや家族のことをついへりくだって話しがちですが、アメリカでそれをしてしまうと、相手に悪い印象を与えてしまうので要注意です。
例文を見てみましょう。
ここで、たとえば “Yuki doesn’t speak English very well.(ユキは英語ができません)”などとネガティブな情報を入れて紹介してしまうと、相手に対する自分の価値も下げかねません。
また、人前で褒められた時も、“No, I am not a good cook.(いえ、私はそんな料理上手ではありません)”と返すより、“I am a lucky girl to have a boyfriend who loves my food!(私のごはんを大好きと言ってくれる恋人が持ててラッキーです)” などと答えた方が、相手に良い印象を与えます。
私の実体験なども交えていろいろと紹介しましたが、一口に「褒める」と言っても日米の文化の違いもあるので、ぜひ違いを踏まえた上でフレーズを覚えてみてください。
アメリカでは「褒めすぎる」くらいがちょうどいいですよ!
【恋愛にまつわる英語表現】