DMM英会話ブログ編集部
(更新)
「Do you speak Japanese?」
「Yes, sushi, tempura, geisha, Fujiyama!」
寿司、天ぷら、芸者、富士山は、海外の人でも知っている日本語の代表格と言えますが、このように、英語にしなくても通じる日本語は結構あります。例えば「すき焼き」もその一つで、“Sukiyaki is hot pot dishes in Japan. It has a sweet and salty flavor‥‥” などと頭を悩ませながら説明しなくても、「SUKIYAKI!」と言えば伝わります。
今回は、そういった「そのままでも通じる日本語」を集めてご紹介したいと思います。
名曲「上を向いて歩こう」は、イギリスで「SUKIYAKI」としてカバーされ有名になりました。なぜ「SUKIYAKI」になったかには諸説ありますが、一説には、「上を向いて歩こう」を気に入った某レコード会社の社長が、帰国後にカバーレコードのリリースを決めたものの、日本語タイトルがどうしても読めなかったため、代わりに日本で食べた思い出の料理「すき焼き」の名をつけたとあります。ちなみに、ベルギーやオランダでは「忘れ得ぬ芸者ベイビー」として発売されたそうです。
カラオケは日本で発明されたもので、後に世界へ広まっていきました。"Yesterday I karaoked all night long." といったように、動詞としても使われるのだそうです。
浮世絵は西洋絵画にも影響を与えており、世界的に有名です。ゴッホの「タンギー爺さん」という作品の背景には、浮世絵が描かれています。
"otaku" は、「特にアニメや漫画などを熱烈に愛する人。ただし、日本では、西洋よりもネガティブな言葉として使用されている」と定義されています。海外の人にとって "otaku" という言葉は、よりポジティブな響きを持った言葉のようです。
"kanban" はトヨタが誇る生産システム「カンバン方式」が世界に広まったものです。
過労死や残業が海外で通じるというのは何とも残念です。働きすぎと言われる日本人を象徴するような言葉です。
地震大国かつ海に囲まれた日本ならではの災害。東日本大震災で改めて"tsunami"の名前が世界に知れ渡りました。何かが一気に押し寄せる比喩表現にも使われています。
日本だけでなく先進諸国で問題となっている社会現象ですが、オックスフォード英語辞典には "hikikomori" の表記で収録されています。
日本語での意味(神が起こす風)で使われることは滅多に無く、神風攻撃や無謀な試みの意味で使われます。
漫画やアニメが輸出されるにつれて広まったと考えられ、「21世紀に入って世界に最も広まった日本語」とする意見もあります。
有名な指圧師、浪越徳治郎がマリリン・モンローやモハメド・アリ、A級戦犯を裁いた東京裁判のジョセフ・キーナン首席検事などの著名人を治療したことにより、 "SHIATSU" は海外に普及したそうです。
「スコーシ」という発音で通じるそうで驚きです。 "We need just a skosh more room." (もう少し場所が必要だ)というように使うようで、かなりカジュアルな表現です。
意外にも外人という言葉を理解する人は多いようです。旅行中によく耳にすることが多いからかもしれません。
忍者好きの人はかなり多いようです。最近では、漫画「NARUTO」の影響も大きいようです。
数独自体は日本で発明されたものではありませんが、日本人が名付けた数独で世界に普及しました。
「外国人が好きな日本のモノ、コト20選」
ナショナルジオグラフィックに旅行記を寄稿している旅行者のアンドリュー・エヴァンス氏が日本の好きな事を紹介しています。その中から意外なものを20個ピックアップしてみました。外からの視点で日本の美徳を再発見してみましょう。1.タクシー運転手が白い手袋をしてる事
2. "Cold Water"と "Hot Water" がそれぞれ別の単語である事
3.ライトセーバーの様に暗闇で光る警察(警備員?)のバトン
4.日本の楓(紅葉)
5.ハイピッチで喋るエスカレーター
6.畳
7.チェック柄に対する日本人の偏愛っぷり
8.完璧に四角な氷
9.電車が常に時間通りな事
10.グミみたいな見た目の山々
11.食事の前の熱いおしぼり
12.ウォシュレットトイレ
13.柴犬
14.五本指ソックス
15.携帯ストラップ
16.電車で流れるメロディックな電子音
17.自動販売機
18.日本の規律正しい小学校
19.コンビニ
20.朝にテレビで放送している体操
私たちの生活を眺めてみると、当たり前のように外国語を使っていることに気づきます。アルバイトはドイツ語、イクラはロシア語、コックはオランダ語です。英語に至っては、それこそ数えきれないほど私たちの生活に溶け込んでいます。当然、日本由来の言葉も海外でそのまま使用されることはあるわけです。
国境を越えて伝わっていった日本語を知ることは、日本が世界からどう見られているのかを知ることにもつながるのです。