則岡麻里絵
(更新)
みなさんは日頃運動をしていますか?
体力の維持、ストレス解消、ダイエットなど…さまざまな理由で運動されている方がいらっしゃるかと思います。
その中でも英語を学習されている方は、ジムにいる人と英語でしゃべってみたい!運動していることをスクールの先生に伝えてみたい!海外のエクササイズ動画を英語で観たい!などと思ったことがあるのではないでしょうか。
この記事では、そんな方々に向けて、運動に関する英語フレーズをまとめてみました。
英語にしにくい単語をフレーズの中に散りばめていますので、ぜひ合わせてご一読いただければと思います!
「運動」はいろいろな言葉で表すことができますが、代表的なのが ”workout” と “exercise” です。
ジムで行うような運動は ”workout”(名詞)と表現されることが多く、2単語の ”work out”(動詞)は「運動をする」、「筋トレをする」を意味します。
「運動」と聞くと “exercise” を思い浮かべる方も多いかと思いますが、”exercise” はより具体的な運動を指して使われる言葉です。また、”workout” よりも軽めの運動を指しても使われます。
My workout routine consists of exercises like sit-ups and push-ups.
「私がいつもやる運動は、腹筋や腕立て伏せのような運動です」
My grandma exercises every morning.
「私のおばあちゃんは毎朝運動している」
英語では非常によく使われるものの日本語にしにくいのが、この ”shape” を使った表現です。
「外見」について話していると思われがちですが、「体調」や「健康状態」について話していることに注目です。
I need to work out because I’m so out of shape.
「すごく運動不足だから運動しなきゃ」
I work out everyday to stay in shape.
「体調を保つために毎日運動している」
I’ve been busy but I have to get back in shape.
「忙しかったんだけど、体調を元に戻さなきゃ」
「体重を減らす」は “lose weight”、「体重を増やす」は ”gain weight” や ”put on weight” と表現できます。
会話での「痩せた」あるいは「太った」も、このように表現されることが多いです。”my” などの所有格は必要ないことに注意しましょう(”lose my weight” とは言えません)。
「有酸素運動」は、”cardiovascular”(心血管の)を略した ”cardio (exercise)”、あるいは “aerobic exercise” といいます。
「筋トレする」は ”lift weights”、「筋トレ」全般は ”weight training” や ”strength training” などと呼ばれることが一般的。
固定マシンを使わない筋トレ(ダンベルやバーベルなど)は ”free weights” と呼ばれています。
筋トレの他に短距離走なども含む「無酸素運動」は ”aerobic exercise” の対義語で ”anaerobic exercise” といいます。
普段の会話ではあまり聞かないかもしれませんが、動きの指示の中でよく使われるので知っておきたい動詞です。
関節を伸ばすことを “extend”、関節を曲げることを ”flex” と表現します。”extend” の代わりに ”straighten”(真っすぐにする)、”flex” の代わりに ”bend”(曲げる)とも言います。
「息を吸う」は ”breathe in” の他に ”inhale”、「息を吐く」は ”breathe out” の他に ”exhale” と言うこともできます。筋トレやヨガのクラスでよく使われますね。
"hold one's breath" は「息を止める」です。
ジムで使われる “spot” には「補助をする」という意味があります。
補助する人のことは ”spotter” といいます。
I want to do bench press but I need a spotter.
「ベンチプレスをしたいけど、補助してくれる人が必要です」
「力を入れる」は ”squeeze”、「力を抜く」は ”relax” と表現できます。
日本語を直訳しようとするとややこしいことになりそうですが、一語で表せるので簡単ですね。
Relax your shoulders.
「肩の力を抜いて」
筋トレが好きな人はこれを知っておくといいですね。
“reps” は ”repetitions”(反復)の略です。「何回を何セット」というときには、逆から ”3 sets of 10 (reps)” のように表します。
I’m going to do 3 sets of 10 (reps).
「10回を3セットだよ」
”sore” には「痛い」という意味がありますが、運動に関する話題では”muscle soreness”(筋肉痛)を指していることが多いです。
頑張って鍛えた身体や努力を褒められたらうれしいですよね。
「無駄な肉がなく引き締まっていること」は ”toned”、「柔軟」は ”flexible” と表現できます。
How can you be so flexible?
「どうしたらそんなに身体がやわらかくなるの?」
“work on~” は「~に取り組む」と訳されますが、運動の話では「~を鍛える」を意味して使われます。
「腹筋」は ”abdominal muscles” の略で ”abs” と呼ばれます。”a six-pack” は元々、缶ビールなどが6缶まとめて売られているものを指した言葉ですが、割れた腹筋を指して使われる言葉です。
ちなみに日本語の「三段腹」にあたるものは ”a three-pack” といいます。
“I’m done with~” は、何かを終えたことを表すときによく使われます。
順番待ちしている人がいたら、一言声をかけてあげられるといいですよね。
ジムでは「~してもいいですか?」と聞いた方がいい状況がありますよね。
そんな時に使えるのが、”Can I~?” や ”Do you mind~?” です。 ”Do you mind~?” のほうが丁寧な印象です。
Do you mind if I use this mat?
「このマットを使ってもいいですか?」
わからないことを聞くことは、ケガなどを防ぐ上で重要ですよね。
方法がわからないときは、“how” を使って聞きましょう。
やり方を見せてもらいたいときには、”Could you show me~?” と尋ねることができます。
Could you show me how to operate the treadmill?
「ランニングマシンの使い方を教えてもらえますか?」
ランニングマシンは ”running machine” よりも ”treadmill” と呼ばれることが多いです。
運動に関連した話題は、国を問わず大勢の人とシェアできるものかと思います。
ここでご紹介したフレーズの他に、筋肉やエクササイズの名称を英語で覚えておくと会話がスムーズに進むかもしれません。
周りの人とうまくコミュニケーションを取ることで、ケガや事故を避けて気持ちよく運動できるといいですよね。
国内外のジムでの会話、練習トピック、英語でしか見られないエクササイズ動画の視聴などに、今回ご紹介したフレーズを役立てていただければ幸いです。
それでは、Have a good workout!