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“How are you?”への返事でコミュニケーションは劇的に変わる!自然な返事の英語フレーズ20選

“How are you?”への返事でコミュニケーションは劇的に変わる!自然な返事の英語フレーズ20選
How are you?
Fine, thank you. And you?

このような例文を教科書や参考書で目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

「元気ですか?」「元気です、ありがとうございます。では、あなたは?」という意味を表す、礼儀正しく、丁寧な印象を与える回答ですね。

しかし、実際のコミュニケーションのなかでネイティブがこの表現を使うことはあまりありません。昔は広く使われていたこともあったのでしょうが、現代では少し古臭い印象を与える形式ばった表現というのが一般的な認識です。

それでは、どう返答すればいいのでしょう? 今回の記事ではスムーズな返答フレーズをご紹介します! 挨拶としての「How are you?」だけでなく、相手の調子を気遣う文脈で使われた場合の例文も紹介します。

知らない表現もあるかもしれませんので、使い方や文脈とあわせて確認していきましょう。

一般的な返答フレーズ12選

さて、「How are you?」と聞かれた場合の返答ですが、適切な返答は相手との関係や状況によって異なります。今回は一般的な表現を状況別に紹介していきますね。

元気なとき

挨拶として無難に返答したいときや、実際に元気で調子のいいときに使える表現です。特に詳しく状況を話したくないとき、話す必要がないと感じたときにも簡単に使えます。

I’m good.
「調子良いよ」

一般的で無難な回答ですね。誰に対しても使うことのできる、ニュートラルな表現です。

I'm doing well, thanks. How about yourself?
「元気です、ありがとう。あなたはどうですか?」

こちらは少し丁寧になりました。自分の状況を表現し、相手に同じ質問を返すことで、会話をスムーズに続けることができます。

Great, thanks for asking.
「すごく元気です、聞いてくれてありがとう」

シンプルですが、相手に感謝を示しながらポジティブな回答を返しています。友人間でもビジネスシーンでも使えそうですね。

Pretty good, thanks.
「結構調子良いです、ありがとう」

状況が良好であることを示し、相手に感謝を伝えています。

Never better.
「今までで一番です」

今までで最高の状態であることを表現します。少しカジュアルな表現です。

まあまあなとき

調子が良くも悪くもないときの返答例です。

So-so.
「まあまあです」

よく使われるシンプルな表現で、特に良くも悪くもないことを表します。

I’m alright.
「まあまあだね」 

特筆すべきことがない場合に使います。状況が普通で、特に不満や不安がないことを表す表現です。

Not too bad, thanks.
「悪くないです、ありがとう」

まあまあの状況を表現していますが、礼儀正しく返答しています。

Busy, but good.
「忙しいですが、良いです」

自分の状況を述べつつ、ポジティブな態度を示しています。

あまり良くないとき

最後はあまり調子が良くないときの返答です。ビジネスシーンでは、最初から個人の不調について話すことはあまりないので、使わないほうが無難かもしれません。親しい間柄ではよく使われる表現を紹介します。

Not so good.
「あんまり良くない」

シンプルに不調を伝える表現です。おそらく、こう言われた相手は「どうしたの?」と反応してくれるので、そこから会話が始まるでしょう。

Not great, to be honest.
「正直、あまり良くありません」

状況が良くないことを正直に表現しますが、具体的な問題には触れません。

Under the weather.
「調子が良くない」

体調が良くないことを表す表現です。この表現は主に健康や体調に関する話題で使われます。

I've been better.
「もっと良いときがありました」

以前はもっと良い状態だったことを示し、現在の状況に不満を表現しています。

これらの返答は、相手との関係や状況に応じて使い分けることが重要です。例えば、親しい友人との会話ではよりリラックスした返答が適切ですが、ビジネスの場面では丁寧で礼儀正しい返答が求められるでしょう。その場の状況に応じた返答を心がけましょう。

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挨拶だけじゃない「How are you?」

相手の感情や健康状態を尋ねる際にも使われます。特に親しい関係の人や心配している人に対して使われることがあります。

How are you today?
「今日は調子どう?」
I'm feeling a bit tired, but otherwise OK. Thanks for asking.
「ちょっと疲れてるけど、他は大丈夫。気にかけてくれてありがとう」

この会話では、挨拶としてだけではなく、「How are you?」で感情や健康状態を尋ねています。返答では少し疲れていることを伝えつつも、他は大丈夫であることを述べています。

Hey, how are you? You don't seem like yourself lately.
「元気にしてる? 最近、いつものあなたじゃないような気がするんだけど」
Thanks for asking. Yeah, I've been a bit stressed with work, but I'll manage.
「気にかけてくれてありがとう。うん、仕事でちょっとストレスがあるんだけど、何とかやってるよ」

こちらも同様に相手を気にかけた発言ですね。聞いてくれたことに感謝を伝えるのが一般的です。

「How have you been?」はどう使う?

「How are you?」の変化形の「How have you been?」にも触れておきましょう。

こちらの表現では「have been」で現在形の代わりに現在完了が使われています。このことから、現在のことだけではなく、相手の最近の状況や過ごし方を尋ねる表現だとわかりますね。これも日常会話や友人、知人との挨拶でよく使われる表現です。

返答には、以下のような表現がよく使われます。

Lately, I've been...
「最近は、私は...」

Lately を使うことで最近の状況や感情について、スムーズに話し始めることができます。そして、その後に続けて具体的な話題や感情を述べることができます。

Hi, how have you been lately? You seemed a bit down the last time we talked.
「こんにちは、最近はどうしてた? 前回話したとき、ちょっと元気がなさそうだったけど」
Thanks for asking. Yeah, I've been dealing with some personal stuff, but I'm managing.
「気にかけてくれてありがとう。うん、個人的なことで悩んでたんだけど、なんとかやってるよ」

この会話では、話し手が前回の会話を思い出し、相手の感情や状況について尋ねています。このように、「How have you been?」を使うことで相手の最近の状態や経験に関心を示し、その人の近況を知りたいという気持ちを表せます。失礼でぶしつけな印象を与えず、親しみやすい関係性を維持するために使われることが多いです。

スムーズな挨拶で会話を楽しもう!

必ずと言っていいほど英会話で聞くことの多い「How are you?」ですが、返答方法は多岐に渡ります。

場面や状況、相手との間柄によっても適切な表現は変わってきますが、まずは自分の言いやすい表現を見つけてみてくださいね。

挨拶や会話のきっかけとなる「How are you?」への返答を覚えて、スムーズな英会話を楽しみましょう!

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