さな
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Shame という単語を聞くと、多くの人はまず「恥」という意味を思い浮かべるでしょう。
しかし、この単語にはそれだけではない、さまざまなニュアンスや使い方があるのをご存知ですか? 英語の日常会話において shame は、ときには残念な気持ちを表したり、共感を示すために使われることもあります。
この記事では、shame の多様な意味と、その効果的な使い方についてご紹介します。
これを理解すれば、さらに自然で豊かな英会話が楽しめること間違いなしです。早速、具体的な例を見ていきましょう!
英語の shame という単語を聞いたことがある人は多いと思いますが、その意味を完全に理解しているでしょうか? 実は、shame にはいくつかの異なる意味があり、文脈によって使い方が変わるんです。
まずは、名詞としての shame の意味を見てみましょう。Cambridge Dictionaryによれば、shame は以下のように定義されています。
if something is described as a shame, it is disappointing or not satisfactory
「何かを shame と表現する場合、それは期待はずれであったり、満足のいくものでなかったりする」
この定義からもわかるように、この場合の shame には「残念な〜」というニュアンスが含まれています。たとえば、友達が旅行に行けなくなったとき、「What a shame!」と言えば、「それは残念だね!」という意味になります。
他にも、shame には以下のような定義があります。
an uncomfortable feeling of guilt or of being ashamed because of your own or someone else's bad behaviour
「自分や他人の悪い行いのせいで、罪悪感や恥ずかしさを感じる不快感」
ここでは、shame が「恥じらい」や「罪悪感」に近い意味で使われています。また、「loss of honour and respect(名誉と尊敬の喪失)」という定義もあり、shame は社会的な評価や自尊心に関わる言葉であることがわかります。
では、名詞としての shame が使われている英語の例文を見てみましょう。
文脈によって、「残念」という意味で使われていたり、「恥」という意味で使われていることがわかりますね。
次に、shame は動詞としても使われることがあります。動詞としての shame の定義は以下の通りです。
to make someone feel ashamed, or to make someone or something lose honour and respect
「誰かに恥をかかせる、または誰かや何かの名誉や敬意を失わせる」
to publicly criticize and draw attention to something someone has done, especially on the internet
「特にインターネット上で、誰かが行ったことを公に批判し、注目を集めること」
to be so much better than something else that the other thing seems of a low standard by comparison
「他のものよりもずっと優れていて、それに比べると他のものが低水準に思えること」
つまり、shame は単に「恥」という意味だけではなく、人を批判したり、他と比較して劣っていることを強調する際にも使われることがあるのです。特に最近では、SNSやインターネット上で誰かの行動を公に批判する shaming という行為も一般的になっています。
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では、動詞としての shame はどのように使われるのでしょうか? 例文を見てみましょう。
ちなみに、形容詞として使いたい場合は shameful になります。
「恥」や「残念」を表す shame ですが、似たような単語もたくさんあります。あわせて覚えておきましょう!
Humiliate は、誰かに屈辱を感じさせる、または恥をかかせるという意味です。
Embarrass は、誰かを恥ずかしい思いにさせる、困惑させるという意味です。
自分の行動や選択について後悔するという意味です。
Disgrace は、名誉を失う、または恥ずべき行為として批判されるという意味です。
何か悪いことをした後の罪悪感や後ろめたさを表します。
動詞の pity は、誰かに同情したり、哀れみを感じることを言います。
しかし「残念」に意味が近いのは名詞形です。
ここまでは、shame の基本的な使い方や似たような単語を見てきました。次は、shame を含む一般的な英語フレーズを見てみましょう。
上記でも出てきたフレーズですね。何かがうまくいかなかったり、残念なことが起きたときに使われます。
誰かが不適切な行動をしたときに、その人を非難するために使うフレーズです。「恥を知れ」という意味です。
恥を感じながら、または恥ずかしい思いをしながら何かをすることを表すフレーズです。
誰かを圧倒的に上回ることで、その人に恥をかかせるという意味のフレーズです。
これは、非常に恥ずかしい思いをして、まるで恥ずかしさで死んでしまいそうだという意味を持ちます。
最後に、shame と関連する表現やイディオムを5つ紹介します。どれも知っておいて損はありませんよ!
面目を失う、恥をかくという意味です。
To lose face とは逆で、これは恥をかかないように体裁を保つ、面目を保つという意味の表現です。
自分の行動の結果や、それに伴う非難や罰に直面するという意味のイディオムです。
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Humble は「謙虚な」という意味の単語です。「謙虚なパイを食べる」というのは、自分の間違いや失敗を認め、屈辱を受け入れるという意味です!
「誰かに泥を投げつける」というのは、誰かを悪く言ったり、評判を傷つけることを意味するイディオムです。
Shame という言葉には「恥」の意味だけでなく、さまざまなニュアンスがあることがわかりましたね。適切な文脈で使いこなすことで、より自然な英語の表現が可能になるはずです。
他にも関連するイディオムやフレーズを紹介しました。すぐに使えそうなものも多かったのではないでしょうか?
今回の記事を参考に、shame のニュアンスをしっかりと把握して、実際の会話で自信を持って使ってみてください!