奈都香
(更新)
セットしたはずのスマホがサイレントになっててアラームがならなかった!
家出ようとしたら家の鍵が見当たらなくて電車数本分遅れちゃった!
悪気はなくても学校や職場に遅刻してしまうことは誰にでもありますよね。みなさんはそんなときどんな言い訳をしますか?
もちろん、正直に謝るのは基本中の基本ですが、あまりに正直に理由を言うと逆に相手を怒らせてしまうこともあるので、嘘も方便と割り切り、納得してもらえる言い訳や、場を和ませるような言い訳を使うことも大切。
今回は基本の謝罪から「そう来たか!」と相手をうならせるような遅刻の言い訳英語フレーズをご紹介したいと思います。
まずは基本の謝罪から。しっかり謝ったうえで理由を述べましょう。
I apologize for being late to work/ class.
「遅刻をしてしまい申し訳ありません」I’m sorry for being late. Please accept my apology.
「遅刻をしてしまい申し訳ありません。どうかご容赦ください」
「ごめんなさい」は ”Sorry” ですが、日本語でも丁寧な謝罪の際に「ごめんなさい」と言わずに、「申し訳ありません」や「お詫びいたします」といいますよね?
英語でも同じように、”I apologize” の方が重みを感じます。ですので、取引先や目上の方との待ち合わせに遅刻してしまった場合はまずはこのちょっと固めなフレーズを使うといいでしょう。
I’m sorry.
「ごめんなさい」I apologize.
「謝罪します」I'm sorry for being late.
I'm sorry I'm late.
「送れてしまいごめんなさい」
これらは一般的な謝罪です。友達、家族、親しい職場の仲間ならばこのようなフレーズで問題ありません。
It won’t happen again.
「二度と起こらないよう気を付けます」
謝るだけでなく反省の意を伝えるのに一番効果的なのは「二度と遅刻をしません」という言葉でしょう。
ただし、遅刻常習犯が言ってもあまり説得力がないのでここぞの場面でつかうようにしたいですね。
次は本当にありがちでまじめな遅刻の理由を勉強していきましょう。
まず一番起こりがちでどうにもならないのが交通状況のトラブル。
I was caught in traffic.
「車が渋滞に巻き込まれてしまった」The bus was caught in traffic.
「バスが渋滞に巻き込まれてしまった」The train was delayed.
「電車が遅延した」The train stopped.
「電車がとまった」
次にありがちなのは、乗り換えの失敗や歩く距離が思ったよりも長かったなど、慣れない場所へ行く際のルートにかかる時間の計算ミスですね。
マップで見ると近いのに実は通り抜けできなかったり、「駅から10分」って書いてある駅構内を抜けるのに10分かかってしまったなど、実際に行ってみないことにはわからないことはたくさんあります。
そんな時は次のように説明しましょう。
The route here took longer than I expected.
「ここへのルートが思った以上に時間がかかった」It took longer than I estimated to get here.
「予想していた以上に長い時間がかかってしまった」I got lost.
「迷子になった」
同じく、しっかりと準備していたにもかかわらず乗る電車をまちがえて思わぬタイムロスを出すこともあります。
I took the wrong train/bus.
「バス・電車を間違えた」
出かけようと思っても鍵、財布、スマホが見つからないと家を出られないですよね。いくら定位置に戻したつもりでも見つからない日って誰にでもあると思います。
そういう日はこのように説明しましょう。
I forgot my wallet/ keys/ smartphone.
「財布・鍵・スマホを忘れた」I couldn’t find my wallet/ keys/ smartphone.
「財布・鍵・スマホが見当たらなかった」I lost my wallet/ keys/ smartphone.
「財布・鍵・スマホをなくした」
予定を大幅に狂わせるものの一つはなによりも、起きるべき時間に起きられないことですよね。そんなときはシンプルに潔く白状してしまいましょう。
I overslept.
「寝坊した」I couldn’t get up.
「起きられなかった」
最後に子供がいる人なら誰もが納得せざるを得ない理由を一つ。
My child was throwing a tantrum.
「子供がぐずった」
これは駄々をこねたり、ぐずっているときのフレーズです。泣いてる子供をそのまま置いて出てくるのは難しいですよね。せめて泣き止むまではと思っているうちにしっかり遅刻なんてありがちなシナリオです。
お子さんが体調を崩したなどの場合はこのように説明しましょう。
My child was not feeling well.
「子供の体調がわるかった」I had to take my child to the doctor.
「子供を病院に連れて行った」I had to take care of my child.
「子供の面倒を見なければならなかった」
続いてはちょっとユーモアを交えた言い訳集です。
冗談の通じる相手にはこのような言い訳のほうが許してもらえるかもしれません。シチュエーションに注意して自己責任で使ってみてくださいね。
I was up until late watching the world cup and could not get up in the morning.
「夜遅くまでワールドカップ観戦していたので朝起きられませんでした」
My dog made a mess and I had to clean it up.
「犬が家を汚したので掃除をしなければならなったんです」
My coffee was too hot and I couldn’t leave until it cooled off.
「コーヒーが熱すぎたので、冷めるのを待っていました」
My fake eyelashes were stuck together.
「つけまつげがくっついてしまったんです」
My cat got stuck in the toilet.
「ペットの猫がトイレにはまったので助けなければいけなかった」
I thought Halloween was a work holiday.
「ハロウィンは休日だと思ってました」
I was watching something on TV and really wanted to see the end.
「テレビでやっていた続きが気になって最後まで見てしまいました」
I forgot that the company had changed locations.
「オフィスの場所が変わったことを忘れて前のオフィスに向かってしまいました」
I discovered that my significant other was cheating on me, so I followed them to confirm it.
「夫・妻が浮気をしていること知ったので、本当かどうか尾行したんです」
My clothes were too dirty so I had to clean them first.
「服が全部汚れていたので洗濯しなければならかったんです」
My dog chewed my shoes and I had to buy new ones.
「犬が靴を噛んでダメにしてしまったので新しいものを買いに行ってきました」
まじめなものからちょっと笑えるものまで遅刻の言い訳をお届けしました。
日本人は世界的にみても時間にきっちりした文化をもっていると言われますが、どんなに気を付けていてもたまに起こってしまうのが遅刻です。
真摯に謝ったうえで、時には正直に、時にはユーモラスに遅刻について説明して場を和ませるコミュニケーション能力を身に着けたいですね。
ちなみに私が家を出ようとする時に限って犬がトイレをしだしたり、犬がスマホのうえに乗っかっていてアラーム音が聞こえないということがよくあります。本当ですよ!